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ロングライダース vol3.0について

既に色々な所で告知されていますが、こちらでも。


私がライターとして参加させていただいている同人誌「ロングライダース Vol3.0」が2月3日より頒布開始となります。今回は過去最も厚い194ページ。臨場感あふれるレポートだけではなく、漫画家の先生による自転車マンガや、イラストレーターの方による美麗イラストも。

今回、私は昨年10月に走った「TOT(Tokyo-Osaka-Tokyo)」の記事を書かせて頂きました。
http://blog.livedoor.jp/akibaxjapan/archives/4353866.html

なんと巻頭で24ページという、身に余る待遇で載せて頂いております。サイクルスポーツにもTOTのレポートを掲載させて頂きましたが、ページの関係でかなりコンパクトな表現となってしまいました。しかし、ロングライダースでは完全版と言っていいほど色々書いております。本文では書ききれなかった全参加者の一言も掲載させて頂きました。

そんなレポートに更なる彩りを添えてくれているのが、武蔵屋長元坊先生のイラストです。vol1.0から一貫してイラストを担当して頂いております。いつもありがとうございます。今回は5枚のイラスト+4コママンガを描いて頂きました。

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おや、左側に居るのは……!?


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ロングライダース vol3.0を手に入れる方法は大きく3種類あります。「会場」「委託店舗」「通販」です。


①コミティア会場で購入する
2/3(日)に行われる同人イベント「コミティア103」にて、ロングライダースがスペースを出展します。場所は「展示スペース13」です。

最も速く手に入るのが、この方法です。なお、値段も会場限定で2000円となっております。入場には「ティアズマガジン」というカタログが必要となります。

コミティアは通常の同人イベントと異なり「創作」に限ったイベントです(一般に連想される二次創作の同人は一切ありません)。ロングライダースは毎回、同人誌の頒布の他に、自転車本体やグッズの紹介などの展示を行なっています。そして今回は私の自転車(TOT仕様)を展示して頂けることに(!)。私も終日、会場に詰めておりますので皆様とお話できるのを楽しみにしております。

なお、会場へ自走でのご来場はお控えください。


②委託店舗で購入する
コミックZINを始めとした委託店舗で購入する方法です。

通常、マキノサイクルファクトリーカフェサコッシュ木崎湖キャンプ場などでも頒布されますが、今回はまだどへ委託されるかは未定です。確実なのはコミックZINです。

トラブルがなければ、2/3(日)の14時前後から店舗(秋葉原・新宿)に並ぶはずです。お値段は2625円(税込)となります。


③通販で購入する
コミックZINの通販で購入する方法です。

送料は掛かりますが、遠方の方はこちらをご利用ください。こちらもトラブルがなければ2/3(日)の夕方~夜には通販が可能となる予定です。お値段は2625円(税込)となります。


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今回の「3.0」は過去最大のページ数となりましたが、量だけではなく中身もかなり良い物になっていると手前味噌ながら思っております。お時間ある方、手にとって頂ければ嬉しく思います。宜しくお願い致します。


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「雨天ライド攻略本」電子書籍化のお知らせ

昨年の冬コミで頒布した同人誌「雨天ライド攻略本」が、BOOK☆WALKERにて電子書籍化されました。

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 文章・監修: baru
 漫画・イラスト: 絹山サメハル


本のテーマ


「雨のロングライドをどう走るか?」をテーマにしています。雨レースについては著者の経験があまり無いので対象外としています。

晴れた日を選べるキャノボとは異なり、ブルベやセンチュリーライドと言ったロングライドイベントは開催日時が決まっています。待ちに待ったイベントの天気が雨……「それでも走りたい!」という時もあるものです。

そんな時に、ちょっとしたノウハウや事前知識があると、より安全に走行することが可能となります。本書では、そういった内容を体系立てて纏めることを心がけました。文章だけで分かりにくい話題は、漫画とイラストで理解しやすくなっていると思います。

元々、キャノボのような自分で日時を選べるライドばかりしていた私が、日時の決まったブルベに出るようになって直面したのが、「雨の中をどう走るか?」という問題でした。開始から100kmに及ぶ雨を浴び続けたブルベでは、初めての自分からのDNF(リタイヤ)を経験。これはどうにかしないといけない……そこから試行錯誤を繰り返した内容が本書のベースになっています。


内容


本書の目標は「雨天でも完走(または安全地帯に辿り着く)こと」としています。この目的を達するために必要な情報を「安全性」「快適性」「装備例&走行後のメンテ」の内容に分けて解説しています。その他、豆知識的な内容は「コラム」に纏めています。

以下、目次です。

 ■本文
  1. 安全性の確保
   1.1 スリップ
   1.2 制動力の低下
   1.3 視界不良
   1.4 被視認性
   1.5 低体温
   1.6 パンク
   1.7 電子機器の故障

  2. 快適性の確保
   2.1 「濡れ」への対策
   2.2 濡れた後の対策
   2.3 チェーンオイル

  3. 装備例と走行後メンテ
   3.1 自転車
   3.2 ウェア

 ■コラム
  ・防水/耐水/撥水の違い
  ・レインウェアのスペック
  ・グローブの耐水圧
  ・雨天時の集団走行
  ・雨対策アプリ
  ・おすすめアイテム


頒布先


以下のサイトにて頒布させていただいております。

 ・COMIC ZIN (紙媒体)
 ・BOOK☆WALKER (電子書籍)

どうぞ宜しくお願いいたします。

(完)


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PBP2019 準備のための情報源紹介


次回、2019年のPBPまで1年を切りました。

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「来年の参加に向けて準備をしたいけど、何をしたら良いか分からない!」という方に向けて、一応前回参加者の立場から参考になりそうな情報源を貼っていきます。


AJのPBPサイト


 ・PBP 2019 - Audax Japan
 
まずは、日本のブルベを統括するAudax Japanが作成しているサイト。2019年のPBPについて、公式に近い情報が発信されるはずです。参加を考えているなら要チェック。


CBNレビュー


 ・[Race & Event] PBP(Paris-Brest-Paris) 2015 - CBN
 
私が前回(2015年)のPBP参加後に書いた参加レポートです。準備から参加までの流れや、現地の様子など、一通り網羅的に書いたつもりです。自分が次回参加するときに困らないように備忘録として書いた感じ。


書籍


『ろんぐらいだぁす!』ツーリングガイド: 4 (REXコミックス)
一迅社 (2017-03-27)
売り上げランキング: 102,081


アニメにもなった「ろんぐらいだぁす!」に登場するルートを紹介するムック本ですが、縁あってPBPの参加レポートを書かせていただきました。「将来、参加したい人のための情報を網羅する」というスタンスで書いたので、参加前の準備や現地で必要なこと等についてはCBNのレビューより詳細に纏めています。PBPだけで40ページ。電子書籍(Kindle)版もあります。


過去の参加者のブログ


PBPには、日本からも200人以上のランドヌールが参加しています。本サイトにも参加レポートあり(内容はCBNのものとほぼ同じ)。ネットを探せば様々なレポートが見つかりますが、中でも情報源になると思われるブログを紹介します。


 ・PBPで注意すべき10の事柄 - パリまであとなんコギ?
  →2011年参加のtakeさんの記事。私も2015年の参加時に参考にしました。
  
 ・PBP2015 - Wandering Days
  →2015年参加のYO-TAさんの記事。色々なことがかなり詳しく書かれています。
  
 ・【自転車】PBP初見プレイ攻略法。 - 自転車で出かけよう。
  →2015年参加のartsさんの記事。初見でクリアするためのポイントが纏まっています。
  
 ・普通脚力のランドヌールによるPBP入門、あるいは4年後の挑戦者への手紙
  →2015年参加の白川さんの記事。プロマネ視点の攻略法です。

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なお、現時点では本決まりではないようですが、前回までとはスタート/ゴール地点が変更される可能性があるとのことです。主催であるACPのサイトもそろそろ開設される……はず(現時点では2015年のまま)。次回の参加を考えている方は、情報収集をそろそろ開始しておくと良いと思います。


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「東京~大阪間を自転車で走る」年表

「東京~大阪間を自転車で走る」ことに関する年表です。ファストラン周りの話が主ですが、一部レースの話も入っています。

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■1947年
 ・「東海道自転車競走」開催。スポーツ用では無く、実用車による618㎞のチームレースだった。
  https://cgi2.nhk.or.jp/archives/tv60bin/detail/index.cgi?das_id=D0009100052_00000

■1957年
 ・「東京-大阪間 全日本学生自転車ロードレース大会」開催。第三回まで開催された。
  http://jicf.info/about_jicf/jicf_history/

■1962年
 ・国道1号線が全面舗装される。
  http://www.dc.ogb.go.jp/road/michiarekore/kurashimichi/zatugaku/rekisi/rekisi00.html

■1969年
 ・藤田照夫氏が、大阪→東京を23:40で走破。自転車で24時間を切った最初の記録と思われる。
  http://cannonball24.com/blog-entry-289.html

■1970年
 ・藤田照夫氏が、東京→大阪を23:07で走破(藤田氏の自己記録を更新)。
  http://cannonball24.com/blog-entry-289.html

■1973年
 ・当時の国体ロード王者・橋本治氏が、東京→大阪を20:50で走破(藤田氏の記録を更新)。
  http://cannonball24.com/blog-entry-290.html

■1982年
 ・5月、井手一仁氏が、大阪→東京を19:59で走破(橋本氏の記録を更新)。
  http://cannonball24.com/blog-entry-292.html
 ・7月、大塚和平氏が、東京→大阪を19:45で走破(井手氏の記録を更新)。
  http://cannonball24.com/blog-entry-291.html
 ・9月、井手一仁氏が、大阪→東京を19:45で走破(大塚氏の記録と同タイム)。
  http://cannonball24.com/blog-entry-292.html
 ・10月、井手一仁氏が、大阪→東京→大阪を47:56で走破(往復の最速タイム)。
  http://cannonball24.com/blog-entry-292.html

■1990年ごろ
 ・トレックのMTBチームのマイク・シュルツ氏が東京→大阪を19:28で走破?
  (サイスポの広告にのみ記載があり、その他のソースは見つかっていない)

■2006年
 ・2chに「東京⇔大阪を1日で走る」スレッドが立つ。「キャノンボール」の呼称が生まれる。

■2007年
 ・やんぐちゃあはん氏が、大阪→東京を23:48で走破。キャノンボールとしての初達成。

■2009年
 ・薄軽筆入れ氏が、東京→大阪を23:47で走破。キャノンボールとしての2人目の達成。
 ・やんぐちゃあはん氏が、東京→大阪を21:00で走破(単独・ノーサポートでの最速記録を更新)。

■2012年
 ・4月、AZEさんが、東京→大阪を諏訪周り(甲州街道~中山道)ルートで走破。タイムは23:37。
  https://blogs.yahoo.co.jp/aze84678/9101542.html
 ・10月、TOT(東京→大阪→東京)イベント開催。完走者3名。
  http://cannonball24.com/blog-category24.html

■2014年
 ・Fleche神奈川にて、大阪→東京を24時間以内に走破(初のチームによる24時間切り?)。
  http://cannonball24.com/blog-category-33.html

■2015年
 ・Hideさんが、大阪→東京を20:53で走破(単独・ノーサポートでの最速記録を更新)。

■2017年
 ・5月、ひぎつねちゃんが、東京→大阪を20:48で走破(単独・ノーサポートでの最速記録を更新)
 ・12月、Hideさんが、大阪→東京を19:21で走破(サポートありも含め、最速記録を更新)。

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内容は随時追加していきます。追加すべき出来事がある場合、Twitter等で教えていただけると助かります。


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2019年PBPの反射ベスト要件

2019年開催のPBPのパンフレットがAudaxJapanのサイトに掲載されています。

先日、これを眺めていた所、あることに気づきました。

  「反射ベストの規則が変わっている……」

2015年のパンフレットと見比べると、以下のように変わっていました。

 2015年: EN471 または EN1150 の規格を満たすこと。
 2018年: EN20471 の規格を満たすこと。


「EN20471」という聞きなれない規格。とはいえ、これを満たす反射ベストを用意しないことには出走が認められません。来年の出走の準備として、反射ベストの規格について調べてみました。

※ 以下は個人的な調査の結果となります。間違いなどを含む場合はコメント専用記事にてご指摘をお願いいたします。


反射ベスト着用の根拠


PBPでは反射ベストの着用が義務とされています。ただし、着用しなければならないのは夜(または霧などの視界不良)の時のみです。昼間は着る必要がありません。実際、2015年段階では昼間に着ている人は一握りでした。

実は、反射ベストの着用はブルベ特有の規則では無く、フランスの道路交通法を根拠としています。日本では夜間に反射ベストを着ずに自転車に乗っても、法律的には違反とはなりません(国内ブルベ的にはルール違反ですが)。しかし、フランスでは、夜間に反射ベストを着ずに自転車に乗ることが法律上の違反となるわけです。フランス国外からの参加者も多いため、あえてそこをPBPの規約として強調しているのだと思います。


反射ベストの規格


PBPで許可される反射ベストは何でも良いわけではなく、ある規格に則っている必要があります。規格では、「反射材の面積」「反射材を貼り付けるベース生地の色と面積」「反射材のパターン」等を規定しています。

調べてみると、PBPが関わる反射ベスト(高視認性衣服)の規格は以下の3つあることが分かりました。

 ①EN471(1994年発行)
  →職業用の高視認性衣服の規格。用途としては路上や空港での作業向け。
 ②EN1150(1999年発行)
  →非職業用の高視認性衣服の規格。用途としてはレジャー向け。
 ③EN20471(2013年発行)
  →対象は特に規定されない。ISO規格でもある。

前回のPBPでは①または②を満たしていれば良かったわけですが、次回のPBPでは③を満たす必要があります。


規格の違い


この3つの規格のどこが違うのか。調べてみた結果を以下に示します。

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規格は前述の通り3つですが、その中でも更にクラスが分かれています。

(1) EN1150
身長によってクラスが分かれます。子供や身長の小さい方はEN471で定める反射材・蛍光生地の最低面積を確保出来ないケースがあるため、このように身長別にクラスが分かれています。求められる反射材・蛍光生地の面積はEN471・EN20471に比べると小さくなっています。また、蛍光生地の色も8種類まで許可されます。

(2) EN471
使用環境に応じて3段階のクラスを定めています。クラスの数字が上がるほど、危険な場所で使用することが想定されます。使用可能な蛍光生地の色は、イエロー・オレンジ・レッドの3色のみです。

(3) EN20471
基本的にはEN471と同様ですが、反射材の配置パターンに制限が追加されています。EN471は50mm以上の反射材の線が1本以上入っていればよかったのですが、EN20471では、「縦横1本ずつ以上」または「横2本以上」が要求されます


PBPで使えるベストの要件


2018年11月現在ではPBP2019のサイトはまだ出来ておらず、詳細なルールについては不明です。現時点で確認出来るのはパンフレットに書かれた文字のみ。そこには

 「Riders must have an EN20471 high visibility reflective vest.」

とだけ記載があり、クラスまでは定められていません。

また、EN20471のクラス2となると、0.13㎡の反射材面積が求められますが、50mmの反射テープで2.6mの長さが必要になります。体の外周が1m弱だとすると、2本の反射材の線を引いてもまだ0.6m余る計算になります。袖付きのジャケットならまだしも、ベスト形状で0.13㎡の反射材を付けるのはなかなか厳しいと思われます。

となると、今の時点で推測されるPBPで使用出来る反射ベストの条件は「EN20471のクラス1を満たす」こととなります。

(1) EN20471を名乗る条件
若干悩ましいのは、「EN20471を名乗る条件」が分からないことです。数値基準を満たしていれば名乗ってよいのか。それとも、認定機関による承認が無いとダメなのか。前者ならば自作の反射ベストや、日本製の基準を満たしそうなベストを持って行けばよいのですが、後者だとかなりハードルが高いですね。

(2) 2015年のPBPにおける現場の扱い

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2015年のPBPの前日車検では、ウェアまではチェックされませんでした(普段着で来る人もいるし、そもそも車検は昼間に行われる)。となるとチェックが入るのは走行中です。

確かに前回のPBPではAudaxJapan作(製造:ONYONE)の反射ベストを着ていた所、PCにいたACPのスタッフに「反射ベストを着なさい」と注意されました。そのスタッフの方には、私が着ていたベストが反射ベストには見えなかったようです。そこは「既に着ている」ということで納得はしてもらえました。製品タグまで確認されることはありませんでした。同様に、オダックス埼玉の反射ベストでも注意を受けたケースがあったそうです。

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このONYONEの反射ベストは「EN1150に準拠した素材・デザインを採用した」とされていましたが、製品タグを見ても「EN1150」の文字はありません。

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一方、PBP公式の反射ベスト(L2S社製)は、製品タグに「CE EN1150」との記載があります。CEマークは自己宣言が可能なケースもあるので、認証機関によって認証されたものかは不明です。

恐らくはスタッフの方も走行中に厳密なチェックをすることは無く、反射材の大きさや位置で確認をしていたものと思われます。私が着ていたONYONEのベストは、仕様的にはEN1150を満たしていたはずですが、生地の色がEN1150で認められたピンク一色ではなく、赤・白・黒の入り混じったデザインであったので、単に防風ベストだと勘違いされてしまったのでしょう。

ただし、2019年のPBPではどうなるかは不明です。EN20471という厳しい規格が採用された以上、車検時にチェックが入る可能性もあります。

(3) 2019年のPBP公式反射ベスト
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前述のように、2015年以前にPBPに参加すると自動的に手に入ったPBP公式の反射ベスト(L2S社製)はEN1150準拠とタグに書かれています。もしEN471準拠ならば、より厳しいEN471準拠を宣言するはずで、そうなってはいない以上、EN20471にも準拠していないと推測されます。つまり、2015年以前のPBP公式反射ベストは、2019年以降は使えない可能性が高いです。

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ちなみに2015年のPBP公式反射ベストの反射材の面積を実測してみましたが、幅は5cmで、長さの合計は252cmでした。これに加えて背中に三角形の反射材が貼り付けられており、総面積は0.13㎡でEN20471の下限には達しています。クラス2でもギリギリ通用する面積です。反射材が洗濯に弱そうなので、もっと耐久性のある反射材に変えた上で、肩の反射材を横方向に一周するように配置すればEN20471にも準拠しそうです。

PBP側も毎回公式の反射ベストはを作成しているので、2019年も作成はされるでしょう。ただ、恐らく現行とは違うものになるはず。そして、その公式のベストを使うのが一番確実だと思います。車検や走行中に注意されることは無いはずです。だって公式だから。

なお、オダックス埼玉開発で日本国内ではデファクトスタンダードである「ADX-V」の新型の反射材の面積は0.04㎡でした。EN20471の下限の半分以下の反射材の面積となってしまい、残念ながら2019年のPBPではNGとなるはずです。


2019年PBPで使用可能と思われる反射ベスト


それでも公式以外の反射ベストを使いたい場合は、EN20471準拠と思われる反射ベストを持参する必要があります。

調べてみると現時点では「自転車用のEN20471準拠の反射ベスト」はほとんどありません。フランスを含むヨーロッパではEN1150に準拠していれば法律上の反射ベストとみなされることが多いようで(子供用に対応する意図と思われる)、フランスの道路交通法を読んだ限りでは、現時点でもEN1150準拠の反射ベストを着ていれば問題ないように思えます。となると、一般的にはレジャーである自転車用の反射ベストに、EN20471準拠の製品が無いのも納得出来ます。

そうなると、選択肢としては2つ。「数少ない自転車用のEN20471準拠製品を探す」か、「自転車用ではないEN20471準拠製品を探す」かです。ただ、自転車用の反射ベストメーカー(L2S, ProViz, Wowow)の製品を見てみましたが、いわゆる自転車用のスタイリッシュな反射ベストでEN20471に準拠したものは見つかりませんでした。セコいことに、「素材はEN20471に準拠してるよ!(ベスト全体が準拠してるとは言ってない)」という製品はあるのですが……。

ということで、現状は「自転車用ではないEN20471準拠製品を探す」しかありません。すなわち、現場用の反射ベストです。私も何度かワークマンで買える反射ベストでブルベを走ってみましたが、自転車用の製品に比べて以下のようなデメリットがあります。

 ・空気抵抗が大きい
 ・暑い
 ・生地が硬くて動きづらい


安全性には代えられないのですが、出来れば快適に走りたいのも実情。暑さに関しては、フランスの夜は寒いので問題は無いんですが、残り二つについては出来うる限り条件の良さそうなものを探してみました。


(1) Wowow MESH GILET ADULT
ベルギーのウェアメーカー「Wowow」のベスト。EN20471準拠。自転車用とされてはいますが、現場用デザインです。

ある程度フィット感の調整は可能に見えますが、空気抵抗は大きそうです。Bike24で取扱あり。


(2) アゼアス 高視認性防護服ベスト(ファスナー)
日本の現場用製品メーカー「アゼアス」のベスト。EN20471を元に作られたJIS規格「JIS T 8127」準拠です。EN20471の規格には準拠するはずですが、公的な認証があるわけではないので、もしタグ等を確認されたらアウトな可能性はあります。なお、EN20471のクラス2に相当する反射材面積を誇ります。

見た目も現場用にしてはスッキリしていますが、メッシュが細かいので暑そうではあります。


(3) アゼアス 高視認性防護服ベスト(面ファスナー)
同じくアゼアスのベスト。こちらはクラス1なので少し反射材の面積は減りますが、EN20471には準拠しているはずです。

「胸と背中の幅広いラッセルメッシュで、蒸れを軽減します。」と紹介されているので、前述の製品よりは暑くは無さそう。面ファスナーで調整できるので、空気抵抗も減らせるはずです。

ちなみにEN20471では生地の引張強度にも規定があるため、全面メッシュは難しい可能性があります。この製品もメッシュは一部にのみ使用しています。


まとめ


個人的な結論は、「PBP公式が作るであろう反射ベストを着るのが一番確実」です。残念ながら現状はEN20471を満たし、かつ自転車に向きそうな反射ベストの選択肢はほとんどありません。

一つ期待しているのが、AudaxJapanが作成するであろうPBP記念の反射ベストです。まだ特にアナウンスはありませんが、恐らくは2015年同様に日本チームの反射ベストやジャージが作られることが推測されます。今回の反射ベストの規格変更はAudaxJapanも認識しているはずなので、準拠した製品が出てくることになるでしょう。認証が取れるのかは不明ですが、規格に準拠したものなら出走は拒否されないのではないかな、と個人的には考えています。実用性の高い反射ベストを作ってくれれば有難いですね。

(完)


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プロフィール

ばる

Author:ばる
群馬産のキャノンボーラー。
普段はラーメンかカレーを食べに行くグルメライドばっかりやってます。

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【長距離自転車TT記録】
大阪→東京:23時間02分
東京→大阪:23時間18分
東京⇔大阪:67時間38分
青森→東京:36時間05分

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2005年に書かれた東京~大阪の自転車向けルートガイド。情報は古くなっているものの、今でも十分使えます。


拙著の「東京→大阪キャノンボール」レポート掲載。タイムテーブルや、戦略等を詳しく書いています。


シクロツーリストの田村編集長による長距離走行ガイド本。時短法やキャノンボール挑戦時のエピソードが掲載されています。

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