SR600福島 本編① START:郡山~PC4:浄土平

ばる

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5:10、起床。スタートは6:00だが、ギリギリまで寝ていた。前日入りプランはこれが出来るのが良い。確かにキューピーコーワヒーリングの効果なのか目覚めは良かったが、イマイチ眠れた感じがしない。眠りが浅かったような気もする。

外を見ると、若干の曇り空だが雨は降りそうにない。昨日買っておいたカップ麺にお湯を入れ、着替え。着替えが終わったらカップ麺を食べる。トイレ、歯磨きを済ませて5:45にはホテルをチェックアウトした。


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5:55、郡山駅前にあるスタート地点のローソンに到着。店内で商品を見ながら時間を待つ。


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6:00ちょうどになった所でレジに行き、会計を済ませる。レシートの印字は6:00ぴったり。狙い通りだ。

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準備をして、6:02にスタート。ここからまずは北西の母成峠を目指す。


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一発目の登りである「母成グリーンライン」にはキツい場所は無し。日も登ってきて、気持ちの良い早朝のヒルクライムを楽しめた。



最初の登りで驚いたのが、Edge530の新機能「クライムプロ」。ルートを入れておくと、その中のヒルクライム区間を自動的に抽出し、近づくとその区間の斜度が視覚的に表示される。残り距離と標高も表示されるので、あとどれくらいで登りが終わるのかが一目瞭然。

更に、「ルート上にあといくつの登りがあるか」も分かるようになっている。今回はルートを1日走る分ごとに分割したので、その日にあといくつ登りをこなせば終わりかが分かる。これは便利だ。

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7:56、PC2:母成峠。SR600福島ではスタート地点をPC1とカウントするらしく、最初のPCが「PC2」ということになる。

標高970mに位置するこの峠は、戊辰戦争で主要な戦いの一つが繰り広げられた場。その慰霊碑がチェックポイントとなっている。平日の早朝では観光に来ている人も少なく、風景を独占する事ができた。

ここから短いダウンヒル。ここでもまたEdge530の新機能に驚く。急カーブが近づくと、カーブの形状と共に警告が表示されるのだ。これは覚悟が出来て下りの安全度が上がる。

その前に使っていたのは、2011年購入のEDGE800。それに比べると、正に隔世の感がある。しばらく登山用GPSを使っている間に、自転車用GPSは相当進化を遂げていたらしい。

中ノ沢温泉まで再度上りに突入。標高700mから1240mの名も無き峠まで駆け上がることになる。こちらも母成峠と同じく、特段のキツイ場所はなく、気持ちよく登ることが出来た。


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ピークは二股の分かれ道。左手の道は、浄土平まで登って降りてくる道。直進方向が正しいルートだ。なお、ここは道が重複する区間なので、GPSで走る人は浄土平でルートデータを分割したほうが良いだろう。

この分かれ道から先は約25kmのダイナミックなダウンヒル。一気に標高差1000mを駆け下りる。せっかく登ったのにまた標高を下げてしまう、この感じ。以前やった「富士3Peaks」以来の感覚だ。ここでもEdge530のカーブ警告のおかげで実に気楽にダウンヒルのカーブをこなすことが出来た。

下りきった所で最初の休憩。セブンイレブンで小休止。補給食を買うのと同時に、アロンアルファを購入した。愛用の泥除けであるBBBのスリムガードの金属ステーが樹脂パーツから若干抜けかけており、タイヤに擦っていたため。どうも加水分解が進むとこうなるらしい。しっかりと固定できたようで、以後は泥除けがタイヤに擦ることはなかった。

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9:53、PC3: 義民 佐藤太郎右衛門 終焉の地。あづま球場という野球場の隣にひっそりと佇む石碑がチェックポイント。享保年間に佐藤太郎右衛門という人物が年貢の増徴に対して一揆を起こしたものの、捕らえられて処罰。この地で打ち首獄門となったらしい。……前のPCといい、なんだか物騒な場所が多い気がする。

さて、ついにここからは本日のメインディッシュ・浄土平への登りが始まる。この道の名前は「磐梯吾妻スカイライン」。過去に登ったような気がしていたが、行く直前で火山活動が活発になって閉鎖になってしまったのだった。

浄土平までのヒルクライムは、22kmで1400mを登る。平均斜度は6.4%と大したことがなさそうだと思ったが、これがなかなかキツい。特に前半の高湯温泉までは10%近い斜度が頻発する。そしてこの高湯温泉、硫黄臭が凄い。最近は火山活動が活発で登ることが出来ない渋峠を思い出す香りだ。きっといい温泉が出ているはず。足湯にも惹かれたが、9月終盤にしては気温が高く暑かったのでやめておくことにした。自販機で飲み物を買ってヒルクライム再開。

期末ということもあり、ところどころで道路工事も行われていた。ヒルクライム中に工事信号で止められること多数。休憩の機会として有効活用することにした。


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標高が上がってくると、徐々に絶景に目を奪われる機会が多くなる。天気は快晴。素晴らしいヒルクライム日和だ。


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福島市を見下ろす展望台で1枚。ここまでダイナミックな風景は久しぶりである。


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そして森林限界を超え、浄土平が近づいてくる。この辺りでは脳内麻薬が出ていたのか頑張りすぎてしまい、久々に足を攣りかけた。芍薬甘草湯は相変わらず怖いくらいに速攻で効く。


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厳しい山道を歩んできた登山者にとって極楽浄土のように思えたことから名付けられた「浄土平」。いやぁ、本当に今日をスタート日に選んでよかった。この風景が見られただけで出走した甲斐がある。

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12:23、PC4: 浄土平レストハウス。大休憩を取ろうかと思ったが、残念ながら工事中。自販機でファンタを買い、そこまで休まずに次へ進むことにした。

ここまでちょうど100kmで獲得標高3000m。経過時間は6時間50分。あまり休んではいないはずだが、グロス速度は14.7km/h。前週に開催された日本橋の山岳ブルベは200kmで6000m以上を登る。これより速いペースでもう一度同じだけ登ることを考えると、やはり自分には完走は難しそうである。


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磐梯吾妻スカイラインのピークは、浄土平レストハウスより少しだけ先にある。標高1622mの最高点から、長い下りへと突入した。


(つづく)
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