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サコライド伊豆430 ②トラブル発生!
そんなわけで、更に明るい発光体と化した変態四人組が伊豆の夜を往く。
先頭は相変わらず将軍さんですが、登りでも全くペースが緩みません。やはりキャノボ史上3人しか居ない21時間代保持者はケタが違う・・・!しかもこれで乗ってるのが20万円もしないGIANT Defyだというのがまた怖い。やはり自転車はエンジンである。
時折、自分も前に出てペースを落ち着かせようと思うものの、先頭に出るとついつい頑張ってしまう。ロングライドなのに、登りの心拍数は170bpm。「こんな序盤で脚使ってどーすんだよ?ゴールは300km彼方だぜェ」と自嘲気味に坂を登っていると、後ろから
「脚攣った!」
の声が。
声の主はMiagiさんでした。このペースはヤバいよな・・・と思っていた矢先の出来事。チーム内に緊張が走ります。幸い、軽い攣り方だったようで、塩飴+アミノバイタル+マッサージでなんとか回復した様子。良かった。ふと、261さんが空を見上げて「うぉっ、星が凄い!」と叫ぶ。つられて空を見ると、満天の星空が広がっていました。キャノボ中に鈴鹿峠で見た星空を思い出す光景。チーム内の緊張もいつの間にかほぐれていました。
とりあえず「将軍さんは暫く先頭禁止!」という理不尽な法案が可決され、ここからはペースを落として進むことになりました。
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野犬の鳴き声なんかも聞こえる一帯を越えて、CP2の城ヶ崎海岸駅に到着。ちょうど終電っぽい電車が来ており、駅員さんがいぶかしげに「乗るの?」と訪ねてくる。「いや、乗りません!ここがチェックポイントなので!」「はぁ・・・」何してんだコイツら?みたいな駅員さんの刺すような視線が忘れられません。
次のCP・石廊崎までは40km弱あるはずなのですが、正直記憶がほとんどありません。微妙に覚えてるのは、将軍さんの「いやー、新月じゃなくて良かったよ。前にブルベで走った時は真っ暗だったからね。今日は月が出てる分まだ明るい」という一言。今回のキューシートは将軍さんが作成してくださったのですが、その中でひときわ目を引いたのが「月齢」という項目。なんだコレ?と思ってたのですが、経験に基づく必須項目だったわけですね。こりゃー、ブルベ人じゃないと分からない。
CP3・石廊崎には深夜1時到着。ランドマーク的なものが無かったので、土産物屋の看板を全員のライトで照射照射照射!(c筋肉少女帯)して撮影。そして、土産物屋から石廊崎の灯台までには平均斜度15%の激坂があるのですが・・・261さんがその坂を見てポツリ。
「オレ、いつもはここ登るんだけど今日はどうしようかなぁ?」
どうぞご勝手にw