サコライド釜飯16h 【承】

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日曜、午前3時半。携帯のアラームで目を覚ます。

・・・アレ、3時にセットしたはずなのに。4時半にサコッシュスタート想定で予定を立てていたのに、早速予定が狂う。急いで準備をして家を出発するも、途中で心拍センサーを忘れたことが発覚。

私の場合、ロングライドのペース管理は心拍数でやることにしています。400km以下を走るなら、平均心拍150bpm。400km以上を走るなら平均心拍140bpmになるように走ると、最後までタレずに走ることが出来ることが経験的に解っているからです。

指針となる心拍センサーが無いのは不味い。スタート予定時間が更に遅れるけれども、家に戻ってセンサーを回収したのでした。

午前5時20分。サコッシュ前到着。元々4時半スタートでタイムテーブルを切っていたため、ちょうど1時間ずらして5時半にスタートとすることにしました。

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05:30(0km)、サコッシュスタート。下北沢から井の頭通り、環八とつないで笹目橋へ。R17で高崎を目指します。

実はここから埼玉県本庄市までは10回以上通ったルートだったり。実家が群馬の私の帰省ルートが、このR17。元々ロングライドに目覚めたのもこのルートを走ったことがキッカケでした。

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2007年夏。

奇しくも熊谷市が歴代最高気温40.9度を記録した前日、当時体重130kgの自分はママチャリで実家を目指していました。

友達と共に「学生最後の夏の馬鹿企画」としてやったこの100kmロングライド。
もちろんそれまでまともに長距離乗った経験がない巨デブの自分には過酷すぎるチャレンジでした。

しかし、何とか片道10時間をかけて、群馬の実家に到着。
その時の感動が忘れられず、MTBを購入して今に至る・・・

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というわけで、環八に出て以降は何も特筆すべきこともなくw 淡々と群馬に向けて北上するのみ。

ただ、この日厄介だったのは風向き。午前:北風、午後:南風という、往路・復路共に向かい風になる最悪の気圧配置でした。これがキャノボなら「延期!」となるのですが。しかし糸魚川の前哨戦ということを考えると、今やらないと仕方ないわけで。向かい風も練習だと思って臨む事にしたのでした。

・・・しかし、全編向かい風というのは予想以上に堪えるもので。踏んでも30km/h以上出ないというのは地味にストレスが溜まります。でも考えてみれば東京⇒大阪キャノボの時は日本橋から浜名湖まで向かい風に耐え切ったんですよね。そして日本橋から浜名湖までの距離は今回のサコライドの距離とほぼ同じ。ならば耐え切れるはずだ!

08:15(74km)、最初の休憩・ローソン熊谷新島店に到着。向かい風に晒されているものの、ほぼ予定通りの時間。12時間以内はキツいかと思ったが、コレはもしかしたら行けるかも??

・・・と思った直後、Edgeさんが恒例のダウン。今までもロングではログ吹っ飛ぶことがあったけれど、この日はたった80kmで吹っ飛びました。ほんと、耐久テストしてんのかな、これ。

また淡々とR17を走り、本庄を通過。実家のすぐ近くを通り過ぎるというのはなんとも侘しいものです。ここから先は帰省ルートではないんですが、去年の「東京⇒直江津(ロングライダースvol2.0収録)」で走ったので、これまた知っているルート。高崎を過ぎ、安中を過ぎ、松井田を過ぎれば、そこは横川。

11:05(137km)、予定より5分早く折り返し地点・「おぎのや」に到着。休日のお昼時、ということでドライブインは大混雑。座る席を確保するのも一苦労でした。とりあえず席を確保して、釜飯(900円)を購入。

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ここからは「鋼鉄の胃袋」と言われた自分の食べっぷりを見せ付けるッ!・・・と思ったのですが、結構この日は胃をやられてました。まだ熱中症の後遺症が後を引いている感じ。しかし、エネルギーをとらないと帰り道が不安なので何とか完食。

そそくさとトイレを済まし、滞在時間15分で「おぎのや」離脱。慌しく復路へと突入したのでした。

(つづく)

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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