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サコライドW善光寺 ①下北沢~甲府
05:05、下北沢を出発。さすがに休日の早朝ということもあり、交通量は少ない。ガラガラの井の頭通りを一路西進する。
そして走り始めてから早速後悔したことがあった。今回導入した新規グッズ・ヒップバッグである。以前、一部の業界で有名なスク水さんことflare氏がキャノボをやったときに持って行くと書いてたのを見て、「腰痛くなるからやめときー」とコメントした覚えがある。しかし、本人曰く「特に邪魔にはならなかった」とのこと。その後のサコライド伊豆でも将軍さんが使ってたのを見て、「結構便利なのかなぁ」と思ったので、今回試験的導入を決めたのだった。
・・・確かにシッティングの時には邪魔にならない。収容能力も高い。背中も蒸れない。しかし、ダンシングの時に邪魔すぎる(笑)腰を上げるたびにユサユサゆれるバッグ。こいつは失敗だったなぁ・・・。その辺に捨て置くわけにも行かないので、諦めて前に進む。
拝島を抜けて奥多摩街道を北上。いつもはそのまま新奥多摩街道を進み、青梅駅前を抜けるのだが、今回は順路どおりにR411を使用。前回のニコ生自転車部「がんちょ練」でMiagi君と勝負をした道だw
曇っているためか想像よりも気温が低く、トイレに行きたくなってしまったので古里駅前のセブンイレブンで一度目の休憩を入れる。なお、今回は大体60kmに1回の休憩でプランニングを行った。大体キャノボでもこのくらいである。
Twitterをチェックすると、同日出発の二人(@Gensuke_Hinoさん、@tourde4453さん)も自分から1時間10分遅れてスタート。一緒に走ろうと誘われていたのだが、向こうは30時間狙いとのことだったので、別々に走ることに。また今度一緒に走りましょう。>お二人
奥多摩湖を過ぎ、奥多摩周遊導路への分岐を過ぎると知らない道に突入する。道の脇の看板を見ると「大菩薩ライン」とある。なるほど、これが噂の・・・。ここから第一の峠・柳沢峠までは25kmで約1000mの高低差。富士や赤城ほどではないが、結構キツい。まぁ、塩山側から登るよりは大分マシなのだが。
登り始めこそ気温も低かったが、徐々に日が出てきて暑くなって来た。所々10%近い傾斜も出てきて、なかなかにキツい峠だ。膝に負担が掛かったら、恐らくは終わり。インナーローを意識的に使うようにして、負荷を掛けないように登る。
9:56、CP1:柳沢峠到着。奥多摩周遊道路の分岐から約1時間半で標高1500mまで登りきった。峠部分はちょうど最高地点より向こうが見えなくなっており、「ここから先は下りだぜ!」という事が一目でわかる「峠らしい峠」であった。
峠で写真を撮影していると、バイク乗りの人に声をかけられる。
「結構このくらいの山でも登れるものですか?」
「マイペースならば何とか登れますよ!」
・・・もちろんその人のレベルにもよりけりであるが。
Twitterを見ると、後発の二人組は奥多摩に到着しているようだ。何故かノンアルコールビールを飲んでいるw 時間はちょうど自分と同じくらいのペースである。追いつかれないように頑張らなくては。
柳沢峠の下りはテクニカルだが爽快なダウンヒル。ループ橋が何度も出てきて、コーナーもキツいが、風景は最高だった。多分東京側は風景がこんなに良くないはず。山梨側を下れてよかった。それにしてもチューブレスタイヤはこういう峠での安定感が段違いである。パンク時のリスクは高いが、今回はこれを選んで正解だった。
塩山まで下ってきて2度目の休憩。ここで第二の新規グッズを導入する。
先日の糸魚川ファストランで小耳に挟んだ、熱中症対策グッズである。今回は気温が高くなることが予想されたので、塩飴とこのスカーフを持参した。このスカーフ、水を吸水して逃がさない・・・恐らくおむつとかに使われるのと同じ類の素材を使用している。少しずつ中の水が蒸発して気化熱で首を冷やしてくれる仕組みである。
結論から言えばこれはかなり効果的であった。今回熱中症にならなかったのはこれの影響も大きかったと思う。コンビニに入るたびにトイレの洗面所でこいつに水分を補給。多少のタイムロスはあったが、持ってきて良かったグッズであった。
コンビニを出発し、万力公園の脇を通ってR140に入る。この万力公園、今年の糸魚川ファストランのスタート地点であった。ここから長野善光寺までは、ほぼ糸魚川ファストランのコースをトレースすることになる。頭の中はすっかり糸魚川モードに変わった。
糸魚川ファストランであれば石和温泉を過ぎた辺りでR20へと合流するのだが、今回はCP2の甲府善光寺を通らなければならない。そのままR140を直進して、甲府善光寺へ。
11:15、CP2:甲府善光寺に到着。日もいい具合に上がってきており、参拝客も多かった。Twitterを確認すると、どうやらもう一人サコライドW善光寺に挑戦していることが発覚。サコライド常連でもある@Suibyouanさんだ。自分と後発組の2人は逆周りだが、@Suibyouanさんは正規ルート。つまりどこかですれ違う可能性がある。キャノボ時の@two_six_oneさんとの邂逅を思い出し、今回もどこかで出会えることを期待した。
ここまでは予定通り。しかし、ココから計画は段々と崩れていくのであった。