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サコライドW善光寺 ②甲府~大岡物産センター
竜王立体から、R20に合流。糸魚川ファストランでは陸橋地獄で知られるこの区間であるが、竜王立体から先は自転車進入不可の陸橋は存在しない。
竜王立体は甲府盆地の「谷底」的な部分であり、ここからは富士見峠に向けてダラダラ登る区間だ。時間は12時を過ぎ、かなりいい天気だ。いや、良すぎる。日陰の無い甲府盆地で暑さがかなりヤバい。熱中症になった去年の糸魚川を思い出す。
セブンイレブン韮崎円野店で3度目の休憩を入れて水分を補給したものの、富士見峠への登り区間で見る見るボトルが軽くなっていく。それにしても今回ここで初めて購入した「ソルティライチ」はかなり美味い。結局、今回の道のりで5本もソルティライチを飲んでしまったほどだw
後もう少しで富士見峠という所で、ボトルの中身が底を突く。そんな時目に入る「ハッピードリンクショップ」の文字。道の右側だったが、迷わず渡って補給を入れる。あってよかったハッピードリンクショップ。誰かGPSで近くのハッピードリンクショップを検索できるサイトを作ってくれないだろうか・・・山梨・長野・静岡でしか使えないけど。
ボトルの中身を満たしたところで富士見峠(標高952m)到着。30kmの登りはやはり長い。糸魚川でも必ず引っかかる富士見峠交差点で一休みしてダウンヒルに入る。が、向かい風であまりスピードは乗らない。
茅野を抜けると左折するのが糸魚川FRのルートである。しかし、今回のサコライドでは上諏訪駅がチェックポイントとなっているため、そのままR20を直進となる。あまり諏訪の街中は走りたくないのだが・・・順路ならば仕方ない。
14:28、CP3:上諏訪駅に到着。予定からは11分遅れ。写真だけとって早々に出発。その後は諏訪湖周りを走ることになるのだが、こちら側を走るのは初めてだ。諏訪を抜けると岡谷の街に入る。
塩尻峠を前に、ここで大休憩を決断。残念ながら、甲府~長野善光寺までのペースは見積では無理が合ったことにここで気づいたためである。予定表を作る段階では、糸魚川FRのタイムを元に90%のスピードで走る予定で見積を立てた。しかし、糸魚川は「集団」「それなりにサラ足」「残り距離は150km」という条件で走っている。「単独」「柳沢峠を越えてきた」「残り距離は300km」ということを考えると、90%で走れないことは明らか。実測は糸魚川の80%程度であった。
岡谷のセブンイレブンについた時点で20分遅れ。塩尻峠は過去の糸魚川FRで「熱中症で足を攣った」「ダンシングしたら膝が死んだ」等、自分にとっては縁起の悪い場所。ここで遅れを取り戻そうと無理をしても自滅するだけ。ならば完走狙いに切り替えて一旦大休憩を入れたほうが得策であろうとの判断である。冷やしラーメン、アイス、飲むヨーグルト等々カロリーを大量摂取。20分ほどたっぷりと休み、塩尻峠に出発した。
今回の塩尻峠は過去の反省を生かして、ダンシングは封印してシッティングのみで回していく。塩尻峠は標高こそ1000mを超えているが、高低差はたかだか200m程度しかない。無理をしなければ楽勝であった。
塩尻峠からは爽快ダウンヒル。いつも通り高出交差点を右折し、松本方面へ向かう。この辺りから松本ナンバーの車が目に入る。「松本ナンバーの車を見かけたら注意しろ!」というのは、糸魚川FRを走る人にとっては常識。「松本走り」と呼ばれる荒い走りで有名だからである。巡航速度を30km/h以下に落として、集中力をあげて街中を突破した。
16:25、CP4:松本城に到着。予定からは30分遅れ。もう気にしないことにした。松本城から明科の辺りまでは、犀川の脇を走る快走路。いつもなら40km/h巡航で行くところだが、単独で向かい風ということもあってスピードは出ない。前を引いてくれるGさん(糸魚川2012の記事参照)は居ないのだ。
明科を過ぎると山間を抜けるアップダウン区間に突入する。一ヶ月前はここでGさんに引き回されてかなり辛かったが、マイペースで走ればそんなに辛くは無い道だ。ただ、補給が尽きかけているのが気がかりであるが・・・。日も傾いてきて、夜が近づいてきた。スタート時点から前のEL-135と後のTL-LD150-Rはスタートから付けっぱなしであるが、追加でGENTOS SG-135を点灯。完全に日が暮れたら最終兵器を点火だ。
何度目かのアップダウンを超えて280km地点の「道の駅 大岡物産センター」に到着。ここは糸魚川FRのチェックポイントでもある。補給が完全に底を突いたため、食堂でおやきでも食べようかと思っていたのだが、18時を過ぎてしまい閉まっていた。近くの商店でそば粉を使ったアンパンがあったので購入。これがかなり美味かった。次に来た時も寄るとしよう。
さて、サコライド釜飯(275km)ならもうゴールしている距離であるが、残念ながら今回はまだ折り返し地点に過ぎない。初の長野夜間走行に突入する。