TOT2012(Tokyo-Osaka-Tokyo) ③静岡:浜名湖~三重:四日市

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アイスさんとのエール交換を果たし、意気揚々と走りだす。実際に脚が軽くなるのが不思議だ。

弁天島を越える。非常に天気が良い。今度観光で訪れたいものだ・・・と何回思っただろう。今回はここで進路を変え、鷲津方面へ進む。TOT直前に聞いた@tsumuri_f5さんの潮見坂回避ルートを試すためだ。潮見坂を通らずに、豊橋の岩屋下でR1に合流する。潮見坂を超えた場合よりも2kmほどショートカットが可能。

結論から言うと、このルートは東京→大阪の向きでは失敗だった。途中にある鷲津→新所原への上りがかなりキツい。逆向きならメリットもありそうだが、今回はちょっと無駄に足を使ってしまった。でも走ってみないとそれも分からないので良かったかな。ルート開拓もキャノボの楽しみなので。

さて、岩屋下からR1に復帰。この辺りで道路の右側を気にしてソワソワ。そろそろ聖地があるはず・・・。

6001.jpg

あったー!!

キャノンボールルート上にあるボウリング場「キャノンボウル」である。全くの偶然なのだが、キャノボ参加者の間では、この前で写真を取るのが慣例になっている。ここを通るのは何回目か分からないが、実は認識したのは今回が初めて。毎回スルーしていた。やっと聖地を拝めて感動である。

因縁の豊橋で右折し、ここからは本宿までゆるい登りとなる。キャノボの時は勢いで片付けてしまうが、地味にキツイ。本宿駅までたどり着けば、あとはしばらくのダウンヒル。直線で何も考えずに下れる。そして何も考えずに下れるということは・・・眠くなるということだ。走行開始から15時間あまり。そろそろ眠気が出てくる時間である。更に、腹まで痛くなってきた。予定外のコンビニ休憩2本と仮眠を入れる。寄ったローソンがウォシュレット付きだったのは僥倖であった。

15:20、ローソン岡崎栄町店に到着(333km地点)。あれだけ休んだが、まだ予定より10分早い。この段階でコレなら、往路は予定通りに行けそうか?そそくさと準備をして先を急ぐ。

16:00、安田団長の大阪→東京DVDで登場した「コメダ」の前でTwiterに報告を入れる。

  「只今、東海道キャノボ列車ばる子号は定刻通りに三河安城を通過しました。」
  
新幹線に乗っていると流れるアレ。新幹線だとここから名古屋までは一瞬、しかし残念ながら自転車だと一時間以上掛かるのだがw

豊明の自転車通行不可?疑惑の交差点は初めて回避ルートを使ってみた。

橋の歩道からスロープを降りて「豊明駅東」で合流するというルート。これが意外にスムーズ。直進したほうが早いのは確かだが、標識が気になる人はこちらを使ってもいいだろう。

16:36、ようやく名古屋市に突入。渋滞が始まってきており、気を引き締める。後少しで名古屋の中心部・・・という所で、手前のコンビニに見覚えのあるジャージが見えた。メイドさんジャージ!Basso乗りの@Yug_Reefさんだった。これから飛騨高山へ走りに行くらしく、その前に見送りに来てくれたとのこと。ありがたい。松田橋を左折すると、伝馬町の自転車通行不可区間。もう慣れているので、何も考えずに回避ルートをGO。地元民でも無いのにこのスムーズさは我ながらおかしいw 

17:05、熱田神宮前に到着。以前、名古屋→東京をやった時と同タイム。まだ全体工程の1/3なのに、少し飛ばし過ぎか?ここで@Yug_Reefさんとはお別れ。ありがとうございました。

木曽川を越える辺りで日が暮れた。木曽川の歩道はデコボコが酷く、トップチューブバッグからエネループを川に落としてしまったことがあった。というわけで今回は車道を行く。橋の上はそれなりに流れていた。渡りきった所で三重県突入。揖斐川を突破すると道が細くなる。我慢の時間が始まった。三重県、特に桑名のあたりのR1は片側一車線で路肩も狭く嫌な区間だ。更にこの連休は鈴鹿サーキットでF1も行われている。普段よりも混雑は倍増してるのだろう。

信号で停まったタイミングでTwitterを見ると、どうやら逆方向スタートのAzeさんが近くまで来ているとのこと。暗峠を越えて(しかも小径車で脚を付かずに)もうここまで来ていることに驚いた。対向車線に注意をしていると・・・小径車なのにやたら速い人が来た!服はキャノボジャージ。間違いない!

  「お疲れ様です!!」
  「おーーーーう!!」

  
  
と、エール交換なんだかよく分からない格好となってしまったが、何とか2人目のすれ違い成功。ちなみにこの直後に@hana586SLさんが追走していたらしいのだが、会えずじまい。残念。

18:46、マンガ喫茶マリオ川越店に到着(397km地点)。岡崎時点で10分貯金があったはずだが、6分遅れでの到着となった。やはり渋滞の影響はそれなりにあったようだ。

さて、ようやく最初の仮眠地点に到着である。キャノボなら勿論途中で寝たりはしないのだが、今回はまだまだ先が長い。どこかでちゃんと寝ておかないと続かない。このマンガ喫茶は、かつて@Suibyouanさんがキャノボをリタイヤした場所である。その時のレポートに「シャワー付きで、寝られる個室スペースがある」という記述があったので、今回はここを選んだ。

さっさと会員登録をし、シャワーへGO。Reskinを貼ってはいたが、やはり尻はヒリヒリする。シャワー上がりにボルダースポーツを塗りこみ、回復を促進する。こういった摩擦防止のクリームは股ズレ防止の効果もあるが、回復促進の効果もある。ロングライドの途中に宿泊する際には、風呂あがりに是非塗っておきたい。

そして個室へ行き、携帯のアラームを2時間後にセット。そのままPCも付けずに即寝落ちした。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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