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TOT2012(Tokyo-Osaka-Tokyo) ⑤折り返し地点:梅田新道
さて、大阪についた。とりあえずドロドロの体を何とかするため、荷物を持って近くのトイレに向かう。東京→大阪キャノボでも着替えた思い出のトイレ(笑)で着替えタイム。全身用のデオドラントペーパーで体中をフキフキ。そして片道お世話になったReskinを処分。まだ使えそうだったけど・・・。
コンビニで買った歯ブラシで歯磨きも。しかしトイレの鏡に映る自分の顔は出発時より大分やつれている。キャノボよりは遅いけれど、走行時間は変わらない。消費カロリーは似たようなもんだろう。本当にあと半分、走れるのか・・・?
Twitterでも書いたが、これまでせっかく走ってきた道を帰るのである。穴を掘らせ、その穴を埋めさせるという拷問があるが、正にソレだ。やる気はどんどん無くなっていく。
とりあえずお色直し完了!往路はニコ生ジャージだったが、復路はキャノボジャージである。元標前で@cha_kazukiさん、@Syokutwoさんと記念撮影。ポーズは「これから東京行くで!」って感じで。お二人とはここでお別れし、サポートカーへと向かう。当初の予定ではすぐに折り返すつもりだったが、とてもそんな気力は起きない。恐らくキクミミさんご一行が到着するまであと2時間はあるはず。それまでは睡眠時間とすることにした。
梅田新道のファミリーマートで幕の内弁当とお菓子をいくつか購入して貪り喰う。食欲はまだある。それが救いだ。食べ終わってアミノバイタルを飲むと、ほぼすぐに寝落ちした。
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10時半、仕掛けておいたアラームが鳴って目覚める。携帯を広げてTwitterを見ると、どうやら既にキクミミさんご一行は到着している模様だ。駐車場からヨボヨボと梅田新道に向かう。不思議な事に脚の疲れが結構取れている。アミノバイタルを飲んだのもあるだろうが、復路用のレーパンに選んだ2XUのコンプレッションタイツが寝ている間に脚を回復させてくれたのかもしれない。
梅田新道には見覚えのある2人が。@Suna_君とpa4fik0君であった。pa4fik0君はなんばの健康ランドでリフレッシュしてからこちらに来たらしい。彼の記録は26時間50分。初挑戦でこのタイムは見事。次はやってくれることだろう。
2人によると、既に到着した3人は梅田の地下街でカレーを食べてるらしい。550km走ってきてカレーが食べられるのは、流石ここまで残った猛者たちである。食べ終わって上がってくるまでしばらく梅田新道でボーっとする。そして彼ら3人はこのまま続ける気なのだろうか?その選択次第では・・・
10時40分頃、3人が地上に戻ってきた。なんだか皆ハイである。
せっかくなので、往路完走メンバー5人で撮影。左からチャリモさん、キクミミさん、ふぃりっぷさん、私、pa4fik0君。皆いい顔してる。なお、キクミミさんは世を忍ぶ仮の姿であるため顔出しNGw
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「僕はここでリタイアしようと思います。ちょっと暗峠に観光に行こうかと・・・」
百戦錬磨のふぃりっぷさん、まさかの片道でのリタイア宣言。1200kmを知る男ですらこのコースは嫌になるということか。でもそこで暗峠って所が流石である。となると他の二人も・・・と思ったら。後の二人はやる気満々であった。
片や、「ロングライドは1000kmから」と言い切る男。
片や、初音ミクの姿でレース常勝の男(?)。
常識では測れない2人がまだファイティングポーズを取っている。となれば、主催である自分がやめる訳にはいかないだろう。それに、ここでやめたらタダのキャノボを7時間オーバーして完走しただけになってしまう。もしいつかリベンジするにしてもまた550km走らねばならないのだ。こんな機会はそうそう無い。
まず走りだせ、考えるのはそれからだ。
「じゃぁ、僕はそろそろ行きます。」
口から自然と言葉が出ていた。
10:48、復路スタート。・・・せめて名古屋までは行こうじゃないか。
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