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BRM413 フラッと九十九里 【結】
15分ほど休んで、午前0:10に出発。停止して体が冷えたので、唯一の防寒具のウインドブレイカーを羽織る。気温は8度。家を出る直前に冬用のウインドブレークタイツに着替えてきて良かった。
真夜中の利根川を渡る。橋を渡り終えると、サイクリングロードへ。ここが完全に真っ暗。200ルーメンのDosun S1で地面を照らし、700ルーメンの中華ライトで遠方を照らす。とりあえずこれだけあれば真っ暗でも十分だということが実証できた。フレッシュもこの組合せかな?
淡々と暗闇の中を走っていると、バックミラーに明かりが。お、誰か追いついてきたのかな?と思って振り返ると……
誰も……いない……!?
そんなバカな。もうすぐ後ろまで来ている気配を感じていたのに。それに、ライトは少なくとも2灯見えていた。電池が切れたにしても、同時に2灯消えるのは考えにくい。……利根川には志半ばで倒れたランドヌールの幽霊でも出るのだろうか?
不気味さを感じつつも、サイクリングロードを降りてしばらく行くと、先ほどのLOOKの方に追いつく。先ほどの怪談を話していると、まもなくKHARMAの方が追いついてきた。そこで、ちょっと話を聞いてみると……
「ああ、さっき急にライトが消えましたね」
とのこと。良く見てみると、彼の付けているライトはMJ-816。このライトは一つの電池で3つのライトを同時点灯するもの。当然、電池にトラブルがあれば3灯一気に消えるわけだ。幽霊の正体見たり、ランドヌール。オチが付いた。
KHARMAの方はそのままぶっ飛んで行ってしまい、LOOKの方と連れ立って夜の埼玉の街を行く。先ほどまで8℃をk切っていた気温も、10℃前後まで上がっている。やはり人里は暖かい。しかし信号には引っかかりまくる。その度にする話が楽しい。
2:30、ゴール: 神根運動場に到着!受付で待っていてくださった布団教の教祖、takuya_aさんにブルベカードを提出する。認定タイムは17時間33分。予定より大分早い。……これは始発待ちが辛いな。ファミレスでも行こう。
ゴールで話をしていると、折り返しでお会いした将軍さんの師匠が戻ってきた。400km走って来てもまだまだ元気そうだ。
そして、そこで聞いた驚きの事実。
「この方、AudaxJapanの副会長ですよ」
ええっ!!日本のブルベを取り仕切る組織の重鎮、稲垣さんがこの人だったとは。全く知らず。確か、今回のブルベにはもう1人の副会長もスタッフとして参加しているはず。AJ副会長が二人とも参加していたことになる。
ご挨拶をして帰ろうとしたところ、なぜかホイールがロック。ライトで駆動部を照らすと、スプロケとプーリーが輪ゴムを噛みこんでいた。スタッフの方にナイフとラジオペンチを借りたが、中々外れない。その様子を見かねてスタッフの方が、
「ちょっと貸してください」
と言うと、ラジオペンチで綺麗に輪ゴムを取り切ってくださった。スタッフの方、ありがとうございます。しかしコレが走行中に起きなくて良かった。これからは十得ナイフをサドルバッグに忍ばせておくべきかもしれない。
改めて挨拶をして、南浦和駅へ。ファミレスで一息ついた後は京浜東北線の始発でウトウトしつつ帰宅。お疲れ様でした。
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とりあえず、フレッシュを前に400kmを走り切れたのは良かったです。落車の怪我でどうにもこうにも腕に力が入らず。300km以降は上体を支えるのがかなり辛かったので、暫くは上半身のトレーニングが必要そうです。あとは当日、雨が振らないことを祈るのみ。
そして最後に。復路の道中、ずーっと一緒だったKHARMAの方が、フォロワーのくまライダーさんだったことに帰ってきてから気づきました。AJ副会長2人が同じブルベに居た事と言い、ブルベの世界は狭いなぁ…。
【走行データ】
ルート: http://yahoo.jp/EXBG3t
通算距離: 397.4km
走行時間: 17時間33分(メーター読み: 14時間45分)
平均時速: 22.8km/h(メーター読み: 27.1km/h)
平均心拍: 135bpm
平均出力: 148W(往路176W, 復路115W)
獲得標高: 743m