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東京→糸魚川ファストラン2013 プロローグ
東京→糸魚川ファストラン クラシック。今年で第42回を数える、日本最古のロングライドイベントである。
第40回までは、高尾山口→糸魚川の283kmであったが、昨年から山梨→糸魚川のコースに変更。直江津周りのコースとなることで、再び距離は300kmを越えた。
本イベントはレースではない。しかし、制限時間を一杯に使って走るイベントでもない。交通ルールを守って、自分の精一杯の速さで目的地にたどり着く「ファストラン」イベントである。
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昨年は靴の劣化に気づかず使い続けたことで膝を故障。150km地点で大失速し、目標である11時間を切ることが出来なかった。11時間01分という、かなりギリギリで悔しい記録。少なくとも、昨年の自分を超えたい。今回は最低限の目標は11時間を切ること。裏目標は10時間半を切ることである。
例年であれば時刻表を作って臨むのだが、今回はあえて何も作らなかった。
理由は、チームメイトのざくさん(旧名261さん)、Mさんと同じ時刻にスタートとなったため。事前の打合せで「もし同じウェーブでスタートすることになったら、協力して走ろう!」ということになっていた。これまでの傾向から、同じウェーブで同じチームの人がスタートすることは稀だったため、どうせ一人で走ることになるだろうと思っていたのだが……。
Flecheの時は、全員の力量の差はそこまで無いし、全力も出さなくて済むペース設定だった。しかし、糸魚川の方が負荷は全然高い。そして、今回の面子の中では残念ながら一番実力的に劣るのが自分である。特に登りの遅さが顕著で、二人との体重差は20kg近い。果たして付いていけるのか。
ダイエットをしようとは考えていたのだが、2月に落車してから練習量は伸びず、体重を減らすことは出来なかった。更に、直前に膝を痛めるトラブル発生。原因は昨年と違い、クランクの緩みであった。本番前日、フロントがアウターに入らなくなったので自転車屋に持って行くと、
「クランク外れかけていましたよ。
右だけ3mm外に出てました。」
危なかった……このまま走っていたら、今年も膝を壊すところであった。原因は取り除いたが、これまでの歪みが膝に蓄積されている可能性がある。本番で痛みが出ないと良いのだが……。
そうこうしているうちに本番当日。さて、今年はどうなるか。
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例年通り、武蔵小杉駅に集まり、レンタカーのハイエースに乗り込んでスタート地点の万力公園へ。我がチームは昨年よりも参加者が減り、ライダーが6人、サポートが2人と言う構成。
■パピコさん(TREK MADONE6)
チームリーダー。今年はブルベにも精力的に出場し、調子を上げて臨む。
■アイスさん(EDDY MERKCX EMX5)
昨年より参加。最近はランにご執心のようだが、糸魚川は本気モード?
■Mさん(SPECIALIZED TARMAC SL3)
南米の超特急。昨年は調子を落としていたが、今年は毎日100km乗っているらしい。
■ざくさん(RAVANELLO SAT)
永遠のライバル。今年はGWでお遍路を自転車でコンプリートしてきたらしい。
■Wさん(VENT)
御年65歳なのに異様に元気な「鉄人」。ホイールを新調して今回に臨む。
■baru(LAPIERRE XELIUS)
落車したり、直前にショックなことがあったりで調子↓↓。今年で5回目。
今回はLAPIERRE XELIUS+FFWD F6Rの本気仕様。装備的な面では全く言い訳が効かない。問題は自分自身の体調と、精神状態。お世辞にも良い状態とはいえなかったが、無理やり気分を盛り上げて当日を迎えた。