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Fleche2014 本編①START:大阪~PC1:伊賀
スタートからしばらくは直進。土曜朝ということもあり、道は空いている。
蒲生4交差点で左折し、関目駅前を過ぎたところで右折。ここからはR163。今回は京都を回らず、まっすぐ東へ行く「伊賀越え(R163~R25)」のルートを選択した。獲得標高こそ京都周りよりも多いものの、距離が20km短い点は見逃せない。
朝の大阪の街を抜け、最初の難所・清滝トンネルに到達。坂の上にあるトンネルであることもそうだが、このトンネルは車道の路肩が極端に狭いため、歩道で抜ける必要がある。しかも右側の。そのため、ルートが面倒なのだ。
トンネルに入る直前になって異変に気付く。
……あれ、このトンネルって一方通行だったっけ?トンネルの中の2車線は何れも同じ方向を向いている。確か以前は双方通行だったはず。よく見ると、既存のトンネルの北にもう1本、真新しいトンネルが増えている。
……道が変わっている!
工事をしているのは知っていたが、ここまで大きく変わっていたとは。従来であればトンネルから出てすぐに左側に渡ることができた。しかし、現在は上り車線と下り車線が完全に分かれており、左側に渡ることができなくなっていた。
そして例によって自転車への案内は皆無。試しに歩道を下ってみたところ、行き止まり。ここに来て想定外のロスだ。しかし、そこで口を開いたのが関西在住のAZEさんだった。
「確か、トンネルの上を抜けられる道があったはず。
付いてきて。」
そう言うと、軽快に来た道を引き返し、対向車線に渡れる道へと案内してくれた。土地に明るい方がメンバーにいるというは、何とありがたいことだろう。一人だったらこの時点でかなりパニックになっていた所だ。
2月15日(土) 清滝第二トンネルが開通します!
http://www.kkr.mlit.go.jp/naniwa/ir/press/img/20140123.pdf
後で調べたところ、走行の二ヶ月前に道路がこのような状態になったらしい。恐らくは新設のトンネル(清滝第二トンネル)の左側の歩道を通るのが一番スムーズな抜け方だと思われるが、従来のトンネル(清滝第一トンネル)の歩道を抜けた場合は、トンネルの上を迂回するしか左側に渡る方法は無いようだ。
今回通ったルートはこのような感じ。一旦戻ってトンネルの上を越えた。
5分ほどのロスはあったものの、無事ルート復帰。しばらくはダウンヒルが続く。奈良側の路面はあれており、腰を浮かせていないと辛い。
ここで不意に脱落音。AZEさんのライトが落下した音だった。ブラケットが振動に耐え切れなかったらしい。幸い他にもライトは2つあるため、走行には支障は無さそうだ。うーむ、序盤からトラブル多発である。この先は大丈夫だろうか。
木津ではHideさん考案のショートカットルートを使う。ここを申請ルートに含めるのには不安があった。しかし、実際に走ってみると非常に良いルート。信号も少なく、川沿いのさわやかな道。
月ヶ瀬の上りあたりで、徐々に足に差が見え始める。余裕そうなクライマー3人に対し、かなり必死なチャリモさんと私。解ってはいたが、ヒルクラ大会の優勝クラスの人は登りが強すぎる。
ここから先、PC1までの区間はアップダウンだらけ。暫くの間、背中を追いかける時間が続くのだった。
(続く)