Fleche2014 本編②PC1:伊賀~PC2:名古屋

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9:27、PC1:サークルK 伊賀一之宮インター店(72km)に到着。予定よりも3分程度早く到着することができた。

2組に分かれ、片方はトイレ、片方は買い物へ。そういえば今回の工程では全てのPCでトイレに先約がいなかった。これは中々運が良かったかもしれない。

受け取ったレシートを入れようと、首から下げたブルベカードケース(サイスポの付録)をジャケットから取り出そうとした所、ジャケットの裾からケースが落下。ネックストラップを取り付ける部分が千切れていた。不吉な……。しかし走行中に落ちなかったのは不幸中の幸い。

必要なものを買ったらすぐに離脱準備。今回、計画上のコンビ二休憩は7分。500km超の距離を24時間以内に走ろうと思ったら、休憩は最小限にしなければならない。

  「えー、もう少し休もうよ」

というメンバーを尻目に、真っ先にヘルメットを被ってクリートをはめて、離脱を促す。結局10分の休憩でコンビ二を出発した。

ここからR25の「酷道」と呼ばれる部分に入る。一気に道は細くなり、二桁国道とは思えない雰囲気となった。他の4人は、TOTのときにこのルートを通っているが、ふぃりっぷさんはここを通るのが初めてらしい。R25の旧道、いわゆる非名阪部分はブルベ的な趣のある道。

  「良い道ですねぇ」

と、ふぃりっぷさんが呟く。確かに山桜も咲き、脇に川の流れるのどかで良い道だ。ほぼ全工程で都市部を走る大阪⇒東京において、この辺りは一種の清涼剤といえるのかもしれない。

最高点を超えると、この道で有名なダートが現れる。この辺りは採石場があり、平日は大型ダンプがひっきりなしに行き来している。このため、舗装は剥がれてダートとなっているのだった。2~300mほどで、頑張れば乗って突破できなくはない。しかし、パンクリスク低減のため、ここは徒歩で担ぎ。気分はシクロクロス!

関までの下りは、舗装は悪いものの信号も無く快走路。あっという間にR1に合流した。関駅の前で、キクミミさんが、

 「去年はここから電車に乗ったよね~」

と言う。昨年のフレッシュでは、関のサークルKでリタイヤ後、関駅から電車でゴールの京都へと向かった。あの時に比べれば、天気も風も上々だ。

亀山からは県道ではなくバイパスを使用。TOTの時にも書いたが、大阪⇒東京の場合は亀山バイパスを使ったほうが絶対に早い。緩い下りで路肩も広く、楽々40km/h巡航が可能。気が付けば四日市に着いていた。

photo3.jpg
四日市~桑名間のR1は片側一車線で道幅も狭い。必然、渋滞となる。昼時ならば多少マシかと思ったが、やはりそれなりに混雑していた。揖斐川、木曽川を渡る橋は、車道が通れそうに無かったので歩道で。相変わらず、ここの歩道は時折現れる継ぎ目のフタでハンドルが跳ねるのが煩わしい。

間もなく名古屋市入り。PC2ももうすぐだ。

(続く)

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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