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Fleche2015 本編⑥PC5:蒲原~PC6:三島
22:31、PC5: セブンイレブン清水蒲原新栄店(371km)に到着。
ここでようやく予定に追いついた。とは言え、貯金は2分。油断は出来ない。
坐骨部分に擦れの痛みが出てきたので、皮膚保護クリームをトイレで塗りなおす。今回使ったクリームは「プロテクトS1」の新バージョン。通常4~6時間程度だった効果の持続時間が延びているらしい。モニターを依頼されてテスト投入したのだが、これは良い。塗りなおしの回数がかなり少なくて済む。
以前、TJAR(トランスジャパンアルプスレース)の応援に行った時に、同じく応援に来ていた製造元の社長と知り合い、その際に「もっと長く持つバージョンを作って欲しい」と直訴。その結果として新製品のモニターを依頼された。この時点でスタートから16時間。持続時間はかなり長くなったと言えるようだ。正式発売が待ち遠しい。
停止時間11分で出発。予定より2分早く着いたが、4分余分に停止したので、再び2分の借金に突入。しかし、この追い風ならば、箱根の麓までに借金を返すことは難しくないはずだ。
富士川を越え、吉原から旧東海道へ。千本浜を右手に、集団を率いるのはチャリモさんだ。ここに来ても35km/h近い速さで巡航できることには感服する。
この区間でまたも歩道に反射ベストの集団。三度目の「二本橋」チームだ。
「どうしましたー?」
と、聞いてみたけれど、「大丈夫」と曖昧な返事。またパンクかな?と思って、そのまま先に行く。実際はこの時、大変なことが起こっていたことを後で知ることになるのである。
沼津、三島と抜け、目指すは箱根の麓。いよいよラスボスだ。
(つづく)