Fleche2015 本編⑨PC7:東戸塚~GOAL:日本橋

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04:30、PC7(22時間地点): ファミリーマート小浦権太坂店に到着。

距離は484km。昨年より1kmほどゴールに近い地点で22時間を迎えることが出来た。慌しくブラックサンダーだけを買い、即離脱。所要時間3分。残り1時間57分、残り距離は39km。

保土ヶ谷から横浜へ向かう途中で夜明けを迎える。車も少しずつ増え始めた。昨年はここから、キクミミさんとAZEさんによる強力な引きで貯金を稼ぐことが出来た。しかし、今年はAZEさんはリタイヤ。さすがのキクミミさんも小径車ではかなり辛かったようで、全く前を引けなくなっていた。横浜時点では昨年より先行しているが、まだまだ油断は出来ない。

ふぃりっぷさんを先頭に早朝のR15を駆け抜ける。ここは私の普段の練習コース。信号パターンも全て把握しているので、後ろからペースの上げ下げの指示を出す。昨年よりペースは遅いが、それほどのロスも無く六郷橋に到達することが出来た。

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神奈川と東京の境である六郷橋。ここから日本橋までの距離は19kmであり、通常の自転車での所要時間は約60分。この時点で残りは67分。よほど信号に引っかからなければ問題が無い。これは行けるか!?

東京に入り、最初はふぃりっぷさんが先頭を行く。昨年同様、蒲田のあたりで信号に引っかかりまくる。が、これは想定内。焦らず先へ。

品川の手前で私が先頭に出る。東京に入ってからと言うもの、テンションがMAX。かなり疲れていたはずなのに、体調が完全に復活している。気が付くとスピードを上げすぎてしまい、後続から文句を言われた。はやる気持ちが抑えきれていない。浜名湖時点ではほぼ諦めていた日本橋への到達が、不可能ではないところまで近づいているのだ。興奮しないはずがない。

青看板に表示される「日本橋」までの距離が1kmずつ減っていく。

10km、9km、8km……。常に残りペースを計算しながら走るが、新橋に差し掛かった辺りで勝ちを確信した。残り20分であと4km。もう大丈夫だろう。

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銀座からの区間はウイニングラン。昨年と同様、「ラストはリーダーが前へ」ということで、私が先頭に。日本橋の手前ではカメラを構えて手を振るAZEさんの姿が!先回りして、ゴールを待ってくれていたようだ。

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4本の矢が、無事日本橋にゴール!!スタートから23時間49分、飛距離は523kmだった。

(つづく)

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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