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PBP 2015 ゴール後
自転車を駐輪場に停め、スタッフの誘導に促されてベロドロームへと向かう。ゴール受付はベロドローム内で行うようだ。
スタート受付と同じ場所から中に入ろうとすると鍵がかかっている。これと言った案内もなし。仕方なく逆側に回ると、入口が開いていたので中へ。
ちょうどそこまで混んでない時間だったようで、大して並ばずにゴール受付へ。ブルベカードを渡し、センサーを返す。ブルベカードのチェックは無事全てが揃っており、認定を受けられることが決定。ようやくPBP完走が確定した。
ゴールを祝して日本人で記念撮影。
ゴール後に提供された食事。チキンパスタ。またこれか!と言う感じではあったけれど、腹が減っているので食べる。一緒に付いてきたパンケーキは美味しかった。やはりこの国は甘いものが美味い。
喉が渇いたので飲み物を買いに行こうとするも、出ている店は少ない。他に食べ物が無いかとも思ったが、売っているのは飲み物だけだった。
ゴールゲートが無かったときから思っていたが、PBPはゴール後の扱いは結構ぞんざいらしい。それまでが至れり尽くせりだったので違和感があるけれど、むしろブルベはぞんざいなくらいが普通。こうやって屋根のある場所で受付をしてもらえるだけで感謝すべきなのかもしれない。
日本人参加者で固まって食事をしていると、レインウェアに身を包んだお方がやってきた。AJ副会長の稲垣さんである。
「雨降ってるんですか?」
「もう本降りだよ!!」
我々がゴールした時にはギリギリ天気は持ちこたえていたのだが、ゴール受付をしている最中に降り始めたらしい。あとで聞いたところによると、DREUXから先はずっと雨だった人もいたそうだ。全く雨に降られずに済んだ我々は相当幸運だったと言える。
フランス版の雨雲レーダーを見ると、この辺り一体は既に雨雲の中のようだ。とは言っても40分もすれば雨雲は過ぎ去りそうではある。私は待つことを提案したが、稲垣さんの鶴の一声で帰ることになった。
ベロドロームの外に出ると、本降りの雨。急いで自転車に戻り、サドルバッグからレインウェアを取り出す。1200kmも走って使わなかったのに、ゴール後だけレインウェアを使うなんて変な感じだ。
若干、ゴールが寂しかったので、「ゴールっぽい場所」で記念撮影。ようやくこれでひと段落。
ここからは日本人集団で、Guiancourtというホテルに向かう。Loudeacに送ったドロップバッグが、ここに戻ってきているからである。かなり解りにくい道を経て、ホテルでバッグを回収。雨はやや小降りになってきていた。
他の日本人とはここで別れ、ふぃりっぷさんと二人でTrappesのホテルに向かう。途中から再び雨が降ってきて、この5kmは物凄く長く感じた。
結局、びしょ濡れ状態でホテルに到着。既に部屋の準備は出来ており、シャワーを浴びて着替えてベッドへ。久々の布団に感動しつつ眠りに落ちた。
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起床後はHideさんのレンタカーでPBP参加者の日本人懇親会へ。ゴール当日にやるというのは中々の強行軍ではあるけれど、翌日に帰ってしまう人もいるので仕方ないのかな。
皆、この4日間の思い出を楽しそうに語り合っていた。そしてここで、ランドヌール宮城の方に「東北1000に出てみませんか?」と誘われるわけだが、それはまた別のお話。
懐かしい再会も。右の方は、以前「青森→東京」をやった時に、偶然宇都宮近くで遭遇した方。実に2年ぶりの再会となる。
最後は、前AJ会長の白木さんの挨拶で〆。お疲れ様でした。
ホテルに戻り、再度泥のように睡眠。これにて本当にPBP終了。長い長い4日間が終わった。