PBP 2015 エピローグ

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PBP 2015 ゴール後 自転車を駐輪場に停め、スタッフの誘導に促されてベロドロームへと向かう。ゴール受付はベロドローム内で行うようだ。 スタート受付と同じ場所から中に入ろうとすると鍵...

 

飛行機が少し遅れた以外は、大したトラブルも無く帰国。自転車も無事だった。

ただ、体のほうはそこまで無事では済まず。

・足の付け根の出来物
・手足の痺れ

これらが帰国まで残った。特に足の痺れはしぶとい。一ヶ月経ってようやく良くなってきた所だが、この後にランドヌール宮城の1000kmブルベに挑戦するので再発は避けられないだろう。何か対策を考えないといけない。

PBPも、走り終われば目標から通過点に変わった。多少の燃え尽き感はあるが、まだまだ改善の余地はある。ロングライドは本当に奥が深い。

目次

まとめ

冒頭で書いた「ブルベの最高峰とは何か?」という疑問について。実際に参加してみて、自分なりの答えは出た気がする。

コースの難易度で言えば最高峰ではない。日本よりも道中の施設は少ないが、少なくともPCに行けば寝食に不自由しないという点では楽なコースと言える。獲得標高は多いものの、激坂の類も無い。無理に登りで攻めすぎず、下りで稼ぐのがコツだろうか。ゴール後のベロドロームで、「PBPは一番楽な1200km」だと、稲垣さんが言っていた。確かにそうかもしれない。

では何が最高峰か。曖昧な答えになってしまうが、この大会の「雰囲気」こそが最高峰なのだと思う。

スタート前の盛り上がり。
何kmも続くテールライトの列。
各PCでの参加者との交流。
常に前後を走っている他の参加者。
沿道の人々の応援。

どれも、「ブルベをやってきて良かった」と感じさせるには十分な魅力がある。参加のハードルは決して低くないにも関わらず、何度も参加する人が絶えないのも納得だ。

昼夜を問わず自転車で走るという行為は、奇異の目で見られることが多い。そんな人たちが、沿道を走る人たちに賞賛され、走ることだけに没頭出来る最高の場。それが4年に1度のPBPという舞台なのだ。

次回2019年のPBPに出られるかどうか、現段階では解らない。しかし、周りの環境が許すならば、是非次回も参加したい。その際には、84時間の部で朝スタートを選び、出来うる限り早くゴールすることを目指そうと思っている。

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4年後、またあの「最高の舞台」に立っていたいものだ。

走行データ

通算距離: 1242km(ミスコース4km含む)
走行時間: 85時間46分
平均時速: 21.6km/h
平均心拍: 116bpm
獲得標高: 12301m

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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