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PBP 2015 本編⑤Tinténiac – Loudéac(448km)
8/17 11:20、PC3: TINTENIAC(364km地点)到着。
東京から走ってようやく名古屋に着いたくらいの距離。
Controlの矢印に従って進み、そそくさとチェックを済ませる。もう3回目なので慣れたもの。若干、アキレス腱に違和感が出てきたので、Control前のベンチで持参したボルタレンを塗布。これで収まってくれれば良いのだけど。
少し遅れてhideaさんも到着。まだ眠気が残ってるとのことだった。
そろそろPCを出ようとした所で、先ほどのETTジャージの方と遭遇。フォロワーのkotonohaさんだった。一瞬、幻を見たかと思ったが、どうやら自分の目がおかしくなったわけではなかったらしい。
次のPCは、PBPにおける大ターミナル・LOUDEAC。しかし、その間にQUEDELIACという補給ポイントが存在する。TINTENIACからの距離は25kmと、PBPの中では最短の区間だ。
この区間は「Seattle Randonneurs」と書かれたジャージを着たアメリカ人(Tomさんと言った、後で調べたら63歳の大先輩)と二人でローテーション。自転車には富士山のシールが貼られていたので、恐らく来日経験もある人だと思われる。そういえば、2014年のFlecheにはSeattleから参加者が居たはずだ。もしかしてその人か?と思ったが、声を掛ける機会が中々無いままにTINTENIACに着いてしまった。
TINTENIAC(389km地点)ではチェックは無いのだが、補給のために立ち寄ることに。駐輪場の横では、大きなウインナーを炭火で焼いていて、香ばしい香りが漂ってくる。これは食べるしかない。
と言うことで、ウインナー入りのガレット(そば粉のクレープ)を食べた。正直期待したほどは美味くなかったが、力が付く感じ。LOUDEACまでの60kmもこれで頑張れそうだ。
ここのポイントは大規模な仮眠所もある。マットがふかふかで気持ち良さそうだったが、LOUDEACで休憩するつもりだったので、先を急ぐことに。
この区間は特に何かあった記憶もなし。淡々とこのような風景の中を走るのみ。
しかし、PBPはコース脇に牧場が多い。馬がいることもあるが、大抵は乳牛である。酪農が盛んであることが見て取れる。時折、「牛が道に出てくるぜ」的な標識もあった。昼間ならともかく、夜道に牛が立っていたら避ける自信は無い。後で聞いたことだが、夜中に猪にぶつかってリタイヤした人もいたらしい。
何度かの丘越えを終えると、俄かに街の雰囲気。LOUDEACの街に入った。ようやくシャワーとベッドにありつける!スピードを上げて、大ターミナル・LOUDEACのPCへと向かったのだった。