PBP 2015 本編⑨Carhaix ~ Loudéac(780km)

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PBP 2015 本編⑧Brest ~ Carhaix(698km)   8/18 7:25、折り返し地点であるPC6:BREST(614km地点)に到着。出発から35時間40分が経っていた。 これでようやく半分。つまりもう一回同じ距離を走らなければなら...

 

8/18 12:50、PC7:CARHAIX(698km地点)に到着。

直前にマクドナルドでたっぷりと補給したので、このPCではチェックを受けるだけ。水を補給してすぐに出発する。

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往路では気付かなかったが、世界各国の国旗と共に「ようこそ」が書かれたボードが並んでいる。こういったおもてなしは非常に嬉しい。

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PCを出て10kmほどで、オフィシャルのスタッフと思われる人の誘導で路肩の建物に案内される。

「Secret Control!」

どうやら復路のシークレットコントロールはここのようだ。何人か勢いのまま通り過ぎて行ってしまった人もいたが、彼らは認定されたのだろうか。

1時間ほど走り、往路のシークレットPCだったSt.NICOLAS-DU-PELEM(733km地点)で仮眠。サドルバッグを枕にしたら非常に気持ちよく、予定外に25分も寝てしまった。

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出発前にトイレに行こうとして愕然。便座が無い。破損したとか盗まれたとかではなく、便座を取り付ける機構がそもそも存在しない。噂には聞いていたが、まさか本当にあるとは……。

さすがに使うことが躊躇われたので、後ろに並んでいたフランス人に順番を譲ろうとしたところ、

「使い方が解らないのか?これはそのまま座るんだぜ!」

と言われる。何事も経験ということで、「便座の無いトイレ」を使ってみることにした。持参したウェットティッシュ「おしりセレブ」で入念に便器を拭き、着座。陶器に直接座るわけで、冷たい。が、一度座ってしまえば特段の違和感は無く、無事に用を足すことが出来た。

後日、他のフランス在住経験のある人から話を聞いた所、「中腰でする」のが正しい使い方らしい。
謀られた……。
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トイレを済ませ、出発。良い感じに走る大規模トレインがあったので、最後尾に接続する。フレームのナンバープレートを見ると、大多数はスペイン国籍のようだ。トレインの先頭数人が交代しているだけで、特に先頭交替には加わらなくても良さそう。しばらくコバンザメでお世話になることにする。

何度か千切れたかけたものの、最後まで集団のままLOUDEACの街に入る。予定よりも随分と早くPCの雪崩れ込んだ。

 

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PBP 2015 本編⑩Loudéac – Tinténiac(836km)   8/18 18:10、PC8:LOUDEAC(780km)に到着。当初の予定よりも3時間半は早い。 チェックを受けて、再びドロップバッグを受け取る。勝手が解っているので往路よりもス...
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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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