Fleche2017 本編⑦御前崎~三保(347km)

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30分ほど、コインランドリーにて、乾燥をしつつ仮眠。ちょうど大きな雨雲が来ており、最良のタイミングでの休憩となった。

乾いたウェアを着用すると、ふつふつとやる気が湧いてくる。やはり濡れていないというのは良いことだ。

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深夜2時10分、リスタート。ここからは基本的に国道150号線を北上していく。雨脚は弱まらず、5mm前後の雨の中をひたすら走る。ウェアが乾いた影響なのか、皆元気だ。

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しかし、ここでまたしても例のアイツがやってくる。本日4度目のパンク。今度はNAOさんだった。

はるさん、コトノハさん、NAOさん。私以外の全員が1回以上のパンクに見舞われた。

  「次はbaruさんの番ですね!」
  
と言われる。確かにそんな気もするが、そういう時は割とパンクしないもの。この時点では高をくくっていた。

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焼津の市街地を抜けると、今回のルートでの盛り上がりポイントである大崩海岸へと入っていく。本来はこの辺りで海鮮丼を食べる計画だったが……こんな時間に空いている店があるはずもない。

大崩海岸と言えば、ツーリングの定番ルートである。海にせり出した「石部海上橋」からの眺望は素晴らしい。しかし、2014年、台風で道路の一部が崩落。長らく通行止めとなっていた。結局、崩落部分は放棄し、新たなトンネルを通すことになった。

フレッシュの半月前の2017年3月、内陸部を通る「浜当目トンネル」が開通。ここを通ることを、個人的には非常に楽しみにしていたのであった。

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焼津の市街から、海沿いの登りが始まる。間もなく、トンネル。平らで真っ直ぐ伸びているイメージであったが、実際にはトンネル内にアップダウンがある。深夜3時ごろとあって、車通りもなく非常に静か。路肩もそれなりに取られているので、今後ブルベでここを通る機会も多そうだ。

900mのトンネルを抜けると、雨が強く降っていた。大崩海岸は心霊スポットらしい。しかし、こんな時間にここを走っている我々の方が幽霊よりも異様かもしれない。楽しみにしていた石部海上橋からの眺めは、全く楽しむ余裕が無かった。ここは近いうちにもう一度訪れたい。晴れた日の昼に。

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大崩海岸を抜けると、国道150号線の「いちごライン」と呼ばれる部分に入る。次のPCである三保半島入口のファミリーマートまでは、あと20㎞ほど。ここで豪雨に捕まり、ミニストップで大休憩を取ることになった。

基本的にイートインが設置されているミニストップ。しかし、夜間はイートインコーナーが閉鎖されていることも多い。使うことが出来るか不安であったが、時刻は既に5時。空も白んできており、イートインコーナーは使える状態になっていた。

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久々に座って食べた、台湾まぜそば。味はイマイチだった。

雨が弱まったところを狙い、出発。次のPCまでは1時間も掛からないだろう。

(つづく)

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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