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SR600福島: エピローグ
初のSR600としては、なかなか手堅く完走できたと思う。
以下、事前の計画と対比しての感想。
コースの感想
福島の名勝をこれでもかと詰め込んだコース。特に晴れの浄土平は最高だった。猪苗代湖越しに望む磐梯山も美しい。頑張れば喜多方ラーメンも食べられるのも、ラーメンマニア的には嬉しい。
スタート・ゴールが新幹線駅前なのもポイント。特に関東からのアクセスは抜群なので、来年の参加者は大いに増えることが予想される。
難易度的には、獲得標高やコース距離も下限ギリギリで走りやすいコースと言える。路面も、(2kmのダート区間を除いて)奇麗なところが多い。
しかし、旧ルール(50時間制限)だったらここまで余裕を持って感想はできなかったはずだ。60時間に延長されたことは、ヒルクライム能力の高くない私には有難かった。天気さえ持てば、毎日ホテルでリフレッシュ可能な余裕を持てるだろう。
日程
ほぼ、計画通りに完走。朝6時スタートで、喜多方・いわきで宿泊するモデルプランは私の走力にはマッチしていた。
少々、猪苗代湖の南側(背炙山)を夜に通過するのが怖かったが、それ以外はキツい部分を昼間に通過できるので、難易度は低い設定だと思われる。
天気
雨に降られたのは最終日の2時間程度と、概ね天気の良いライドだった。日程をここにして良かったと言える。SR600はせっかく一週間前まで日程を調整出来るのだから、なるべく天気の良いところを選ぶのがコツだと思う。
機材
ヒルクライム用にアルミスポークのシャマルを投入したのは正解だった。やはり登りではこちらの方がレーシング3よりも気持ちよい。パンクも無かったので、グラベルキングというタイヤのチョイスも正解であったと思われる。
装備
今回、何といっても役に立ったのは、初導入のEdge530。自転車用サイコンがここまで進化しているとは思わなかった。買って損はない逸品である。
ウェア
PBP同様のウェアで臨んだが、特に問題はなかった。9月末にしては気温が高く、また雨も少なかったのは幸運だった。ただ、3日もあればどこかで雨は降るので、レインウェアは持って走るのが正解だと思う。
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後日、無事に認定完了との連絡があった。10月には、R10000の申請も完了。こちらも無事に受理された(表彰式への招待状が届いたが、さすがにフランスには行けない)。まだメダルは届いていないが、ようやくR10000に手が届いてホッとしている。
初のSR600を完走してみて、60時間なら割と余裕がある設定だと分かった。もう少しキツいものを想像していたが、しっかりホテルで休めれば体への負担はそこまで大きくない。悪路が連発する四国山脈のコースは無理かもしれないが、国内の他のコースは何とか完走できる公算は高い。いずれそれらのコースにもチャレンジしてみたくなった。
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福島の山岳てんこ盛りの3日間。辛い所もあったが、実に味わい深いコースだと思う。
2020年は5月の後半には冬季閉鎖が解除され、走れるようになるはずだ。是非皆さんにも走って欲しい。
(終)