SR600福島: 準備編

この記事は約 3分で読めます。

初のSR600、かつ一発で認定を取りたかったため、入念に準備を行った。

コース研究

まずはコースの研究から。

前半のメインの登りとなる、浄土平と西吾妻スカイバレーはツーリングで走行経験がある。ただ、いずれも曇り空で眺望は良くなかった。

後半の阿武隈地域はほぼ土地勘なし。というか、東北新幹線より東側はほぼ走ったことがない。こちらは新鮮な気持ちで臨めそうだ。

日程

AR日本橋のサイトには、「前泊プラン」「当日入りプラン」の2種類のモデルプランが提示されていた。前者は前日入りして日の出前後にスタートするパターン。後者は当日入りして朝遅めにスタートするパターンである。

スタート前に十分睡眠を取っておきたかったこともあり、今回は前泊プランを選択。制限時間は60時間あるので、途中に2回のホテル宿泊も入れることにした。おおまかな走行プランは以下である。

  • 1日目(247km):
    6:00(郡山)    –  22:00(喜多方)
  • 2日目(257㎞):
    6:00(喜多方)  –  23:00(いわき)
  • 3日目(96km):
    7:00(いわき)  –  14:00(郡山)

喜多方はホテルの数が少ないので、少し手前の会津若松でホテルを取ることも検討したが、やはり喜多方で宿泊することにした。会津若松だと到着が早すぎて眠くならない可能性がある。また、一日目になるべく距離を稼いだほうが楽にもなる。

走行一ヶ月前から喜多方といわきのホテルを予約し、スタートの日を待った。

天気

SR600が通常のBRMと大きく異なるのは、「スタート時間を選べる」点である。キャノボと同様、天気が良い日を選ぶのが定石と言える。ただ、スタート直前まで時刻を変えられるキャノボと異なり、SR600は一週間前までにスタート時刻を申告する必要がある。

最初は9/21スタートを予定していたが、2日目の雨予報が消えず。今回のコース、2日目には未舗装路が含まれることもあり、出来れば雨の降っていないときに走りたい。

このため、スタートは9/27に延期。二週間連続で三連休を取るのは中々勇気が要ったが、ここを逃すとチャンスは来年。直前まで天気予報とにらめっこの展開となったが、なんとか許容範囲の天気になりそうなので出走を決めた。

機材

IMG_20200106_174321.jpg

 

PBP走行時とほとんど変えていないが、ホイールは交換。ワイドリムのレーシング3から、ナローリムのシャマルへ。ステンレススポークのレーシング3の方が乗り心地は良いが、反応性や登りではシャマルのアルミスポークの性能が生きる。今回はすべてホテル泊のつもりなので、乗り心地が多少悪くても回復できるはずだ。

スプロケットは、11-28Tから、11-30Tに換装した(RD-R8000-SSの最大ギヤ)。少しでも登りでの負担を減らすための対策である。

細かい点ではあるが、ブレーキシューも変えた。PBPでは雨でも制動力が落ちにくいBBBのブレーキシューを使っていたが、今回はSHIMANOのR55C4に変更。BBBもSHIMANOも最大の制動力は変わらないと思うのだが、BBBは最大の制動力に達するのに結構な握力を要求される。長い山の下りを含むSR600では、多少カックンブレーキになっても、軽い力で大きな制動力を得られるSHIMANOの方が良いと判断した。

装備

ライトやサイコン、泥除け類もPBPとは大きく変えていないが、サブのサイクルコンピュータのみ変更した。

created by Rinker
ガーミン(GARMIN)
¥42,000 (2025/01/13 16:44:46時点 Amazon調べ-詳細)

PBPではBontragerのサイコンを使っていたが、直前に購入したGarmin Edge530を使用。ヒルクライム時にパワー確認の目安が欲しかったのと、新機能である「クライムプロ」がSR600に役立つのではないかとの狙いから導入した。メインのサイコンであるeTrex30との二台体制で走る。

ウェア

9月下旬の東北の朝は冷えるはず。といっても気温的にはPBPとあまり変わらないと思われるので、こちらもPBP同様でまとめることにした。

 

次の記事
SR600福島: スタート前日編 スタート前日。 明日からの天気予報は上々。最終日のみ雨に降られそうだが、ゴール後には駅近くのホテルで日帰り入浴が出来る。それほど困ることはないだろう。   ...
記事のシェアはこちらから
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

目次