この記事は約 5分で読めます。
BRM1031鬼怒川600 準備編
AJたまがわ主催の600kmブルベ「BRM1031鬼怒川600」に参加してきました。
参加動機
9月から再開された国内ブルベ。
SRに向けての道のり
ブルベは10月末で年度が切り替わります。それまでに200~600kmの各距離を完走すればSR(Super Randonneur)を取得できるわけですが、いかんせん今年は実質2ヶ月でこれらの距離を走り切る必要がありました。
9月頭から積極的にブルベに参加し、下記の認定を取得しました。
・BRM912伊豆高原(300km)
・BRM920興津(400km)
・BRM1003佐久(400km)
残された600kmカテゴリ
鬼怒川600 コース概要
鬼怒川600は、AJたまがわの定番コースです。AJたまがわの他の定番コース(定峰200など)のコースをミックスしたようなコースになっています。
本来は6月開催予定でしたが、コロナの影響で10月末にスライドとなりました。
二子玉川を出発し、定峰200のルートで秩父まで。そこから志賀坂峠を越えて群馬入り。恐竜センターの前を通り、富岡・高崎・前橋を抜け、北上して栃木の西那須野まで。那須塩原から登り、日光~足尾と折り返して再び定峰200のルートで二子玉川まで戻ってくる600kmとなっています。
獲得標高はRWGPSで8225m。トンネルの多いコースなのでかなり大きく出ている可能性はあるとはいえ、700m級の峠が5箇所はあるため、5000m前後の獲得標高がありそうです。これまで獲得標高が少ない600kmばかりを選んできた妻にとっては過去最高の獲得標高となるはずです。
かくいう私も600kmはあまり登るコースにでは出たことがなく、2015年の興津600(獲得標高5400m)が最高だと思います。果たして、急ごしらえで作った「ブルベ用の体」は通用するのか……?
気になるのは10月末という日程。このコースは紅葉の名所である日光を通ります。コロナ禍とはいえ、最近は観光地の人も戻りつつあります。恐らく渋滞には巻き込まれることでしょう。
準備
鬼怒川600はご時世を踏まえて、少人数開催です。エントリーは中々大変でした。
エントリー
エントリーは、10月16日の午後9時からでした。
翌々日は情報処理試験ではありましたが、この日は30分前からPC前に陣取ってエントリー準備。なにせ枠はたったの30人。普段のブルベからすれば1/3以下です。加えて、10月31日と言えば、ブルベ的には大晦日。なんとか滑り込みSRを狙っているのは我々以外に多いはず。エントリー峠は超級となることが予想されました。
そして21時。
超速でエントリーフォームに入力を行い、21時04分にエントリー完了。妻も21時08分に何とかエントリー完了しました。そして21時09分には全ての枠が埋まったようです。危なかった!
練習
エントリーは決まったものの、もう本番までは2週間しかありません。そしてエントリーした週の週末は情報処理試験。頑張って受験してきました。後は野となれ山となれ。
翌週(ブルベ前週)は、赤城山で行われていたサイクルスタンプラリーに参加。
ただ走るだけでは不安だったので、110kmで1500mほど登るコースにして、翌週のために登りの勘を取り戻すことに努めました。
ウェアの検討
今回の鬼怒川600、コースを見て思ったのは「寒そうだな」ということ。
群馬育ちの私は年末に帰省するわけですが、神奈川・東京よりも明らかに群馬は寒いんですよね。気温にして2-3度。更に、今回のコースは日光の北を走ります。
日光の北部ってあまり走ったことはないのですが、唯一走ったのが8年前の「宇都宮山岳ブルベ」。その際は8月にも関わらず、奥日光で12度を記録していました。
加えて、10月の中旬から急に冷え込みはじめました。前週の赤城サイクルスタンプラリーでは夜の北関東の気温を体感することも目的ではありましたが、相当の寒さを味わい、「これは冬装備が必要だな」と判断しました。
結局、年始のブルベ並の装備(裏起毛ジャージ+胴を覆うタイプの反射ベスト+フルフィンガーグローブ)で走ることにしました。
装備の検討
装備や機材はほぼいつも通り。
ただ、フロントライトの片方を以下のライトに変更しました。
最近話題のライト「RN1500」です。日々の夜練で試してみた所、なかなか良さそうだったので実地テストとして導入してみることにしました。やはりブルベ用に買ったので、ブルベでの実力を早めに見ておきたかったのです。
……とはいえ、いきなり2本とも初物に切り替えるほど私は大胆ではありません。片方は信頼のVolt800とし、片方をRN1500で走ります。
仮眠計画
今回は600kmということで、確実に寝る必要があります。
幸い、このコースは眠くなる場所でホテルのある駅前を通るようにルートが引かれています。手頃なのは、330km地点の矢板か、340km地点の西那須野。
今回はなるべく1日目の距離を伸ばしておきたかった&ルート上から全く離れない場所にホテルがあったので、西那須野を仮眠場所に設定。「セレクトイン西那須野」を予約しました。恐らく私は0時前後、妻は3時前後の到着となるはずです。