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BRM703宗谷岬600 スタート前日編
迎えたブルベ前日。この日は有給休暇を取り、移動日に充てました。
家→羽田空港
神奈川県は、朝から本降りの雨。
電車移動
仕方なく、最寄り駅までレインウェアを着込んで突撃することに。たった数キロなのにジャケットやシューズカバーはかなり濡れました。
とりあえず前輪の泥除けは付けておいて良かったです。路面が濡れていると、前輪が跳ね上げた水でシューズが裏から浸水するので。前輪の泥除けがあればかなりの割合で防ぐことが可能です。
久々の空港。「パンポーン」という音が懐かしい。さすがに平日ということもあって、人はまばらでした(が、乗る便は満席)。
フライト1時間半前には到着し、自転車を再パッキング。飛行機輪行では何度かトラブルに遭ったので、念を入れて丁寧に緩衝材などを入れてパッキングを行いました。
飛行機移動
予定通りに13時に離陸。本州は全体的に雨でしたが、飛行機は雲の上。久々の日差しを楽しみました。
新千歳空港→滝川
北海道は薄曇り。晴れてはいませんが、雨の心配は無さそう。
電車移動
宗谷岬600のスタートは滝川。新千歳から滝川までが地味に遠いのです。
直線距離で90km。電車だと札幌経由で2時間半ほど。輪行袋と着替えなどを持った装備で移動するには結構キツイ距離ではあります。
前回は特急オホーツクを使ったんですが、車両が狭くて苦労した記憶があり、普通列車での移動にしました。車両が新しくなったのか、車内が広くて輪行移動もしやすかったです。
車窓から見える風景が「北海道!」という感じでテンションは上がりました。
17:42、家を出てから約8時間で滝川駅に到着です。長旅だった。
以前は階段のみの滝川駅でしたが、4年の間にエレベーターが設置されたようです。駅中の移動が楽になりました。
自転車を組み立てて各部点検。飛行機輪行での機材トラブルはどうやら無さそう。滝川駅の駅舎もずいぶん近代的になっていました。
スタート前夜
まずはホテルに移動。いつも宗谷岬600の前泊&後泊はこちらのホテル「スエヒロ」と決めています。部屋も広くて対応も素晴らしいんですよね。
フロントで荷物を受け取り。Clover 1200でお世話になった、のざさん・エイコさんご夫妻からの差し入れでした。六花亭のお菓子詰め合わせ! 補給食にありがたく使わせていただくことにしました。
松尾ジンギスカン
夕食は、ホテルから徒歩3分の場所にある「松尾ジンギスカン」。例年ならばここで参加者の前夜祭があるんですが、今年はコロナの影響で無し。
それでもやはりここのジンギスカンは宗谷岬600前には外せません。関東でここまで美味しいラム肉はそうそう食べられないので。久々の北の味を堪能しました。
店を出て驚いたのは、外の明るさ。既に20時だと言うのに空がまだ明るい。
そういえば、北海道は高緯度なので昼間の時間が長いんですね。更に北に行くと白夜なんてものもあるわけですが。調べてみると、明日の日の出は3:50、日の入りは19:25でした。何という昼間の長さ。
高橋さんとお会いする
ホテルスエヒロには、北海道在住の超速ロングライダーである高橋さんも宿泊していました。
彼は2017年の宗谷岬600にTTバイクで参加し、20時間49分という驚異的なタイムで完走しています。そんな彼が、更にトレーニングを積んで今回の宗谷岬600に臨むというのです。
せっかくなので、ロビーで少しお話すると、
「今年は全PCのオープン前に着くのを狙いたいと思っています」
「そうなると時間は18時間台になるんじゃないかと」
一瞬絶句してしまいました。600kmを18時間代て。キャノボの550km/24時間も中々無理がある数値のはずですが、それを遥かに超えるスピードを保たなければなりません。
ブルベにはPC(チェックポイント)のオープン時間という概念があります。だいたいは制限時間までにコンビニのレシートを貰う必要があるんですが、「この時間より前にもらってはいけない」というオープン時間も設定されています。
これはブルベのレース化を防ぐために設けられているもので、グロス32km/hくらいで設定されていたはず。PCオープン前に到着するということは常にグロス32km/h以上を保たなければならないということになります。普通なら無理な数字なのですが。
しかし、彼ならやってしまうかもしれない……とこの時に思ったのでした。
就寝
今回のスタート地点は、ホテルから10km離れた江部乙。7時には着いておきたいので、6時半にはホテルを出る必要があります。そうなると起床は5:30頃ということに。
明日に備え、22時頃には就寝しました。