BRM703宗谷岬600 走行編③PC3:稚内~宗谷岬~南稚内(297km)

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1日目の後編レポートです。

いよいよここからは日本の北限、宗谷岬へ。その後は来た道を戻り、南稚内に予約したホテルまで走ります。

PC3:稚内~通過1:宗谷岬(269km)

ノシャップ岬で楽しみにしていた海鮮丼に辿り着けなかったわけですが、まだ諦めきれないので稚内で店を探すことにしました。

グルメな人から情報ゲット

……とはいえ、17時半という半端な時間。稚内の駅前にもあまりやっている店はありません。そんな中、営業しているスープカレーの店を見つけて入ろうかと立ち止まりました。でも、やっぱり気分は海鮮丼。もしかしたら南稚内のあたりに何か店があるかもしれない。ここで妥協はしないぞ!と思って走り出すと、後ろからペチカの閉店情報を教えてくれた方が追いついてきました。

「こんな所で止まって、どうしたんですか?」
「いや、座って食事をしたいと思ってスープカレーの店に入ろうとしたんですが……
海鮮丼を諦めきれませんでした。」

「であれば、稚内の港にある”うろこ亭”ならやってるかもしれませんよ。」

レア情報ゲット。ペチカの閉店情報と言い、さてはこの人ものすごくグルメなのでは!?

彼は南稚内に取ったホテルで夕食を予約しているとか。こんなグルメ情報に詳しい人がわざわざ宿で食べるというのだから、恐らくかなり食事が美味しいホテルに違いない。しかし、どこのホテルなのかは聞き逃しました。

うろこ亭

稚内駅前を過ぎ、グルメな人に別れを告げて横道へ。すると……

 

やってました、うろこ亭!!

しかも店の前には「うに丼」の幟。これは期待できそう。

 

そしてこれが、うろこ亭の「ムラサキウニ・うろこ市丼(2580円)」です!

一番この辺りでは安いらしい「ムラサキウニ」が乗っていますが、鮮度が高くてまるで臭みがなく、本当に美味しい。イクラやホタテもたっぷり。これを食べに来た!という感じでした。

うろこ亭情報を頂いたグルメな人、ありがとうございました。

宗谷岬へ

もうほとんど道中の目的は達したも同然。ですが、このブルベのメインイベントがまだ残っています。宗谷岬への到達です。

割りとこの辺りでは賑やかな場所である南稚内の街を過ぎると、宗谷岬が見えてきます。

 

この写真左手の突端が宗谷岬。天気もどうやら良さそうです。

実はこの辺りでは「将棋の棋聖戦はどうなったかな」という内容で頭がいっぱいでした。この日は棋聖戦第三局。藤井聡太棋聖が勝利すれば、最年少防衛&九段昇段となる歴史的な日となります。棋聖戦はタイトルの中では持ち時間が短く早めの終局となるわけですが、うろこ亭で確認した様子を見ると19時半までは終局しないであろうと思われました。それまでに宗谷岬に到達して、可能であればそこで歴史的瞬間を見よう……と考えていたのですが。

 

徐々に日は傾き、夕暮れの気配。時刻はこの時で19:10と言った所。日の入りは19:25でしたが、ギリギリ日が沈むまでに宗谷岬に到達できそうです。上手く行けば宗谷岬で海に沈む夕日を見られるかもしれません。

……が、しかし。

 

宗谷岬まであと3kmという所で恐ろしい濃霧が。さっきまであんなに綺麗な夕焼けだったのに、一転して白い世界に突入。追突されてはたまらないので、一旦停止してテールライトを点灯しました。

 

北の果て

19:24、宗谷岬(269km地点)に到着! せっかく明るい時間に到着したのに周囲は何も見えませんでした。残念。

「さぁ棋聖戦はどうなった!」とAbemaアプリを開くと、既に終局。藤井聡太九段が誕生していました。出来ればこの瞬間は生で観戦したかったなぁ……。

 

宗谷岬のモニュメント前にはAJ北海道のスタッフの方が待っていて、記念撮影をして頂きました。

宗谷岬では通過チェックのクイズの回答をメモ。あまり長居はせず、すぐに来た道を引き返しました。

通過1:宗谷岬~南稚内(297km)

2017年までのコースでは、宗谷岬で折り返さずに猿払方面へと進むことになっていました。

今年のコースは宗谷岬で折り返し。宗谷岬への往路は向かい風でしたが、復路は強い追い風。この分だと20時半には今日の宿に到着しそうです。

他の参加者とのスライド

先程書いたように、宗谷岬からの復路は来た道を戻ることになります。となると、後から来る他の参加者の方々とすれ違うことになるわけですね。

霧の中でお互い見えているかは分かりませんが、とりあえずすれ違うたびに手を振りました。こういうのも久しぶりで懐かしいですね。2018年の鰻600以来かもしれない。

 

そして、宗谷岬から5kmほど走ると、すっかり霧は晴れました。本当に宗谷岬の周辺だけが霧の中だったようです。

ちなみにこの写真の撮影時刻は20:00。7月の北の果ては本当に日が長いですね。

南稚内

徐々に南稚内の街が近づいてきました。

妻とはメールで連絡を取り合っていたわけですが、どうやら私よりも40km程度後ろにいる様子。となると、そろそろすれ違うはずです。全身ピンクなので見れば分かるはずですが、なかなか現れません。

そして、もうすぐホテル。これは何かあったのか―――と思った瞬間、ピンクで全身を固めたランドヌールの姿を対向車線に見とめました。「がんばれー!」と声をかけると、向こうも気づいたようでした。この分だと、日付変更前には妻もホテルに到着しそうですね。

ホテル奥田屋

妻とすれ違った場所にちょうどセイコーマートがあったので、ここで夕食と朝食の買い出し。プロテインやマルチビタミン飲料などがコンビニで手に入るようになったのは近年のありがたい変化ですね。妻の分も含めて色々と買い込みました。

そしてホテル奥田屋にチェックイン。時刻は20:45と、思ったよりもかなり早く到着することが出来ました。

 

「部屋は広くないですよ」とフロントの方は言ってましたが、本州のビジネスホテルでは中々見ない広さでびっくり。これが北の果てのスケール。

0時までは大浴場の温泉にも入れるということで、早速利用。かなりアルカリ性の強い良いお湯でした。また稚内に泊まる機会があれば是非利用したいですね。

ブルベの仮眠前には「アミノバイタルプロ」が以前のルーティンだったのですが、今回は違うものを飲みました。

アスリチューンのスピードキュア。これまで何度か200kmクラスのロングライドの後に試していたんですが、プロテインとセットで飲むとやたら翌日が楽な感じがありました。ただ、成分表見てもそこまで特別なものは入っておらず、何で効くのかはよく分かりません。

Abemaで藤井聡太棋聖のタイトル防衛会見を見た後、22時に就寝しました。

妻、到着

ドアの開く音で目が覚めました。妻が到着したようです。

スマホを見ると、まだ23時30分。最初の想定では0時30分到着と見込んでいましたが、1時間も早い到着でした。ちょっと遅く見積もりすぎましたかね。

妻もなんとか大浴場の利用時間に間に合い、24時過ぎに改めて就寝しました。

 

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この記事を書いた人
ばる
ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019年の2回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間13分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)