PBP2023: 本編② WP1:Mortagne-au-Perche~PC1:Villaines-la-Juhel(202km)

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最初のWP(ウェルカムポイント)に到着。

WPとは、ブルベカードにチェックを貰う必要はないものの、主催者が各種施設(食事・仮眠所など)を用意しているポイントのことです。

目次

WP1:Mortagne-au-Perche~PC1:Villaines-la-Juhel(202km)

23:33、WP1:Mortagne-au-Perche(119km地点)に到着。

WP1、到着

最初のエイドポイントということもあり、とても混雑するモルターニュ。今回もしっかり混雑。

モルターニュは、ゲームで言う「チュートリアルステージ」的な場所です。PBPで一番最初に通過するポイントということで、ここで「PBPにおけるPC/WP内の過ごし方」を学ぶというか。リピーターの参加者は「そうそう、こんな雰囲気だったよね」と思い出す場所でもあります。

前回のPBPで「PBP PC見取り図作成計画」なる記事を作りました。出国前に、この見取り図をまとめてPDFを作成。いつでも確認できるようにしていました。

見る限り、今回もモルターニュの配置はすっかり同じ。読める、読めるぞ……!

普通はその場で配置を学習していきますが、リピーター参加者なのでチュートリアルの一部はスキップ出来たということですね。

とりあえず建物の中に入ってトイレを済ます。

建物入って右手にある売店コーナー。

  • ヘルメット
  • ライト
  • ポンプ
  • アームカバー
  • サドルバッグ
  • ウインドブレーカー
  • 補給食

などなど、前回よりもだいぶ充実しているように見えます。

とりあえず補給食をいくつか購入。

このPCの名物であるジャンボンサンドとコーラを購入し、食べながら妻にメッセージを送信。とりあえず、汗を大量にかいたはずなので、足攣り防止のためにミネラル分を摂ることを言い含めました。

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一応、脚がつった時の特効薬である芍薬甘草湯を持たせているので問題はないとは思いますが。

しかしパンが硬い。三口くらい食べて顎が疲れてしまい、中の肉とバターを食べて申し訳ないながら残りのパンは処分。コーラで諸々を流し込みました。とりあえず今後はフランスパンは避けよう……。

食堂の風景。さすがにまだ寝ている人は少ない。

後ろから「お疲れ様でーす」との声。15分後からスタートしたはずのGUTTIさん。さすが現役キャノンボーラーは速い。

エリックとの再会

駐輪場に戻って出発しようとすると、目の前に見覚えのあるアメリカ人が。

Eric Larsen。

世界各国のLRMを転戦するカルフォルニアのランドヌールです。

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2018年に北海道で開催された「クローバー1200」にも参加しており、そこで知り合ったのでした。

前回のPBPで再開する約束をしていたのですが、直前になってEricは骨折してDNS。

その3か月後、Randonneurs USAの大使としてAJ総会に来ていたEricと会食。

この後はコロナ禍となってしまい、会うチャンスはなくなってしまいました。しかし、今度のPBPには参加することを本人から聞いており、チャンスが有れば会いたいと考えていたのです。久々に会えてよかった。

「ここはコントロールなのか?」と聞いてくるEric。「いや、ここはコントロールではないよ」と返しておきました。

しかしEricはこれだけ大荷物なのに、15分後ろから追いつかれてしまいました。さすがに速い。

EricはこれからPCに入るようなので、お別れを行ってPCを出発しました。滞在時間23分。

暗闇のアップダウン

モルターニュのPCの出口はPBPコースでも一番斜度があるのではないかという激坂になっています。これを復路は登らなきゃならないわけですね……。

ちなみに、復路のモルターニュはWPではなくPC扱いになります。このため、モルターニュは出口側(復路から戻ってくる場合)にしかセンサーが設置されていません。
PBP公式で提供しているトラッキングサービスでは、往路のモルターニュの通過時間も出ますが、これは「到着時間」ではなく「出発時間」ということになります。

その後は長く暗いダウンヒル。この場所は前回の復路でライトが全て沈黙してしまった因縁の場。しかし、今回は新兵器「VOLT800 NEO」があります。NEOで前方を照らし出し、長い下りを不安なく下っていきました。

しかし、PBPは本当にハブダイナモ勢が多い。後ろから来ると光の具合で分かるんですよね。ハブダイナモは回転によって入力の強弱があるので、結構光がチラつく感じがあるのです。ダウンヒルでは最高なんですが、登りのことを考えると私はPBPに導入しようとは思えませんでした。皆、それを気にしないくらい強いわけですね。

この区間はあまりトレインには乗らず、淡々と省エネ走法(登りゆっくり、下りで回す)。

あと、この区間ではちょっと気になっていた施設がありました。150km地点のVilleneuve-en-Perseigneという街にある、「Musée du vélo “La Belle Echappée”」です。英語でいうと、「Bicycle Museum “The Beautiful Escape”」。レースの華である「逃げ」をテーマにした博物館のようです。

なかなか珍しい自転車レースをテーマにした博物館。出来れば展示を見たかったのですが、現在時刻は深夜1時。さすがにやっていません。

復路もこの区間は真夜中になるはずで、せっかく前を通過するルートになっているのに勿体ないなぁと思いながらVilleneuve-en-Perseigneを通り過ぎました。

真夜中のパリブレスト

まもなくPC1のヴィレンヌという所ですが、ここで私は一つ楽しみにしていたことがありました。

2019年大会で食べたパリブレスト

前回のPBPではヴィレンヌの街に深夜にもかかわらず営業しているパティスリーがあり、そこでは本大会が由来となったケーキ「パリブレスト」を買えたのです。

さて、今回は……?

今回もありました、「Boulangerie Patisserie Dequidt」のパリブレスト!

しかも前回は無かった切り絵の自転車付き。盛り上げてくれますね~。

パリブレストは本式のアーモンドプラリネクリーム。すごく美味しくてボリューミー。とりあえず今回も「パリ・ブレスト・パリ中にパリブレストを食べる」ことが出来ました。

店のトイレは貸していないようでしたが、店の裏手にある公衆トイレを教えてもらいました。PCの中でトイレを済ますと時間がかかるので有り難い。

トイレを済ませて、ゆるゆるとPC1へと向かいました。

 

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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