[sitecard subtitle=前の記事 url=https://cannonball24.com/2023-pbp-main-11/ target=] 仮眠後に借金を背負っての区間。約1時間半ほどの借金でしたが、無事に返済して[…]
3日目もやっぱり昼間は真夏日(30℃以上)。オーバーヒートしないように適宜涼みながら進んで行きました。
PC10:Fougères~PC11:Villaines-la-Juhel(1020km)
8/23 12:04、PC10:Fougères(930km地点)に到着。予定より19分早く、クローズまでは1時間09分。上出来です。
PC10、到着
暑い中での到着。コントロールの建物前も水を浴びた人がいるのか水浸しです。
8/21 14:56、PC: Fougeres(923km地点)に到着。いよいよ残り300kmを切った。 PCの奥にあるControlに向かい、ブルべカードにチェックを貰う。この建物にはトイレもあったので、一応用を足しておく。 […]
前回(2019年)はここに到着した時点で恐ろしくネガティブな精神状態に陥っていました。
恐らく原因はタンパク質不足。スタートしてから(あるいはスタート前から)パンと自転車用の補給食ばかりを食べていたツケが3日目にやってきました。フジェールのレストランで肉を食べたら精神的に楽になったのを覚えています。
今回は精神状態は至って良好。スタート前から意識して肉や野菜を食べてきたことは無駄ではなかったようです。
コントロールでブルベカードにスタンプをゲット。往路よりもカフェの床で寝ている人が多い気がする。
しっかし、ヨーロッパの自転車おじさん達はどうしてこうも絵になるのか。こういう年の取り方をしたいものです。
ブルベカードにスタンプを貰ったら、そそくさとPCを出る準備。
往路と同じく、滞在11分でPCを離脱しました。行きたいところがあったので。
PCを出て一路向かうは……
PCを急いで離脱して向かった先は。
はい、お馴染みマクドナルド。肉と野菜をこんなに時間効率よく取れる場所は他にありません。
往路では私と韓国のランドヌール2人しかPBP参加者らしき人はいなかったのですが、復路では大人気。ちょうどお昼時でしたからね。
店内に入ると、さかきさんと遭遇。よくお会いしますね。
流れるようにタッチパネルで注文し、店の隅の席をキープし、トイレへ。もはや実家のような安心感。
席に戻ると、すぐに料理が運ばれてきました。チキンナゲットのソースは「クラシックカレーソース」にしてみました。
日本にはない「ベーコン入りのビッグマック」を注文したんですが、ベーコンが入っていませんでした。フランスのマクドナルド、高確率でオーダーを間違えられます。まぁ食べられるだけで感謝。
そして嬉しいのが、ドリンクに氷が入っていること。冷たい!嬉しい!
フランスではそれなりに外食をしましたが、飲み物に氷が入っていたのはマクドナルドくらいのものでした。世界規格で作り方が決まってるからですかね。
たっぷり野菜とタンパク質を補給した後は、15分ほどうたた寝をさせてもらってリスタート。外はやっぱり暑い。
炎天下の走行
フジェールの街を出ると、また荒野と街のループに戻ります。
急いでもオーバーヒートするだけなので、スピードを落として省エネ走行を継続。掛け水をしながら走りました。
La Tannièreという街の私設エイドで休憩。非常に有り難い。
しばらく走っていると、見覚えのある日本人の方に追いつきました。PBP直前勉強会にも出席してくれた、しあんさんでした。
しあんさんも結構暑さにやられているようで、ペースを落として走行中。自然と、会話をしながら走る流れになりました。
【ゆるぼ】PBPルート上のおすすめスポット(絶景、建造物、珍百景など)
ずっと景色が変わらないと聞いているので、走行中のモチベ維持に役立てたいです!— しあん@しばらくおやすみ (@m24brm) August 12, 2023
しあんさんは渡仏前にルート上のおすすめスポットを調べており、こうした場所をメモしているようでした。
「あと20kmくらい走ると、baruさんが言ってたジェラート屋がありますよ。」
と、しあんさん。そう言えば、私はPBPで毎回立ち寄ってしまうジェラート屋があるのです。今回も寄りたいとは思っていたんですが、具体的な場所は覚えていませんでした。
ジェラート屋こと「Bistro de la Varenne」に到着。ヴァレンヌ川のほとりにある、テラス席付きのレストランです。PBP期間中は毎回営業しているので、次回もおそらく営業しているはず。
普段はピザを中心としたレストランのようですが、PBP期間中は多種多彩なジェラートを売っている嬉しいお店です。暑い今年は特に嬉しい。
ちなみにここは私設エイドも兼ねていて、テントの奥にはベッドもあります。プルガステル橋でtriさんが言っていた、「私に似た人が寝ていた」という私設エイドは多分ここ。
アイスのフレーバーは18種類! 2種類選んで4ユーロくらいだったでしょうか。
ピスタチオとクリームチーズにしました。どちらも素晴らしく美味しい。やはりフランスの乳製品は神。
十分に英気を養って再出発しました。
暑いものは暑い
ジェラートとコーラで身体を冷却したものの、暑いものは暑いわけで。
しあんさんには先に行ってもらい、私は「30分に一度、日陰で1-2分休憩する」ルーティーンへ。
フランスの日陰、明らかに涼しい。湿度が低いからですかね。
次のPC、お祭り騒ぎのヴィレンヌまではあと1時間も走れば着きそうです。
(つづく)