川越~直江津ロングファストラン 2024 ②碓氷峠~黒姫高原(206km)

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コース中の最高標高地点、碓氷峠に到着。ここからは長野県です。

目次

碓氷峠~黒姫高原(206km)

碓氷峠で一息入れ、再出発。ここからしばらくは下り坂です。

軽井沢はパンクに警戒

碓氷峠から軽井沢の街まで一気にダウンヒル。確か2017年はこのあたりでパンクした記憶があるので、路面には注意しつつ走っていました。雪が降る割に交通量が多いからか、軽井沢は路面が荒れているイメージ。さすがにGWの観光地、交通量は多めでした。

御代田から少し登りがあるものの、この先は190km地点の長野市街地まで基本的には下り坂。気温がかなり上がってきましたが、気持ちよく巡航することが出来ました。

2度目のコンビニ休憩

12:02、セブンイレブン上田常田3丁目店(152km地点)で休憩。

天気予報では最高25℃となっていたものの、体感気温は30℃というところ。たまらずアイスを投入。パルムおいしい。

この暑さだとミネラル不足も心配。ということで、スポーツドリンクを買ってボトルへ。ボトルの口から漏れたスポーツドリンクでボトルがベタベタになるのが嫌で普段は水しか入れないことにしているんですが、背に腹は代えられず。

向かい風が吹き出す

上田から北上して「テクノさかき」駅で有名な坂城町に入ったあたりから向かい風が強くなってきました。

EpicRideWeather様の予言通り。しかもこの先、向かい風は強くなる一方の予想です。耐えるしか無い。

この辺りを走っていて多く見かけたのが、反射材をまとったランナーの人たち。百人以上は見たでしょうか。

これは、「川の道フットレース」というウルトラマラソン的なイベントに参加している人たちです。距離が半端ではなく、フルコースだとなんと総距離520km。キャノボと同じ距離ですね。

スタートは新木場、ゴールは新潟市。この距離を6日間で完走することを目指すという大会です。GWには様々なジャンルの変態耐久イベントが開催されていますが、「川の道」の変態度は上位に入るんじゃないでしょうか。

声をかけても迷惑かなーと思ったので、心のなかでエールを送りました。

クロスバイクの高校生と出会う

これまで並走してきた千曲川を渡ると、長野市入り。徐々に周囲の雰囲気が市街地らしさを増していきます。

市街地はロードサイドの店への車の出入りがあるので30km/h以上は出さないように……と走っていたら、クロスバイクに追い抜かれました。(気合入ってるな~)と思いつつ30km/hペースで走行していたら徐々にクロスバイクの人は垂れてきたのか追い付いてしまい、間もなく追い抜き。

そして次の信号で止まったとき、後ろから声がしました。

そのロード、凄くカッコいいですね!

振り向くと、先程のクロスバイクの人でした。よく見てみると随分若い。話を聞くと、長野市在住でクロスバイク歴2年の高校生だそうで。休日は一人でライドに励んでいるそうです。

これからどこへ行くんですか?

直江津までですね。

えっ……

そういうイベントなんです。川越をスタートして直江津までの250kmを夕暮れまでに走るっていう。さっき自分の足で走っていた人たち(川の道の参加者のこと)に比べたら距離は半分しかないですけど。

なるほど。良かったら、しばらく後ろをついて行ってもいいですか?

問題はないですけど……
この後、坂中峠って結構キツい峠を登るんですが、大丈夫ですかね?

……頑張ります!

その意気やよし。ブルベならば参加者以外との混走は失格になりますが、川越直江津にはそういったルールはありません。これから自転車にハマりそうな若者のお手伝いを少しでも出来れば、それは非常に良いことです。

千切ってしまうことも出来ないのでファストラン的にはマイナスですが、今回はそんなにタイムをガチガチに狙っているわけでもないので、若者に付き合うことにしました。

坂中峠を登る

長野市街地を抜け、善光寺付近を抜けると坂中峠への登りが始まります。

この峠は日当たりが非常に良く、暑い日は水分を失いやすいことは知っていたので、手前の自動販売機で水分を追加。しかし、スポーツドリンクを入れたボトルはベタベタしますね。なかなかボトルがボトルケージから抜けない。

坂中峠、スタート。登り始めから8-9%のキツい登りですが、クロスバイク高校生はしっかり付いて行きています。さすが長野の高校生、登りは慣れているのかもしれません。

斜度が12-3%に達するキツい部分では少し離れたものの、斜度が緩んだらしっかり追いついてくる高校生。根性あります。

坂中峠の頂上はトンネルなのですが、トンネルに辿り着くと後ろから声が。

ここで折り返します!
ありがとうございました!

はい、帰りも気をつけて!

1時間少々でしたが、中々楽しい時間でした。早く彼もロードバイクを買えるといいですね。長野ならば色々と絶景コースを見放題なので。道中、会話をしながらオススメルートはいくつか教えておきました。

坂中峠のトンネル出口から一旦下って国道18号に合流。ただ、どうも体に力が入らない。補給が足りていないようでした。次のコンビニではしっかり食べることにしよう……。

黒姫のセブンイレブンで休憩

15:02、セブンイレブン 信州信濃町古間店(206km地点)に到着。

サポートカーもここで待機してくれていました。藤田さんの息子さん(サポートカーのドライバー)に話を聞くと、「既に車に3人乗ってる(リタイヤ)」とのこと。意外と皆さんこの暑さにやられてしまった?

かくいう私も暑さ&補給不足でやられていたので、アイス・おにぎり・プロテイン飲料とガッツリ補給。ここから約50kmでゴールですが、予報だと強い向かい風区間。それなりにエネルギーは必要であろうと考えていました。

15分ほどコンビニで休憩してリスタート。いよいよラスト区間です。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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