MAGNETの洗車サービスを利用

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川崎市のガス橋沿いにあるサイクリングアパレルショップ「MAGNET」の洗車サービスを利用したので、その内容をレポートします。

目次

利用の経緯

5月14日に「東京糸魚川ファストラン」に参加しました。

雨のファストラン

うちにある中では一番速く走れる「Oltre XR4」を使用。

当日の天候は優れず、スタートから50kmほどは本降りの雨。その後もウェット路面が続き、自転車はドロドロに。

ゴール後に軽く水で表面を洗い流しましたが、なかなか綺麗にはなりませんでした。特にマット塗装のホイールの汚れが中々取れない。最近はマット塗装のホイールが増えましたが、掃除の段になって結構困るんですよね。グロス塗装のほうが有り難い。

洗車サービス

ということで、思い出したのが「洗車サービス」の存在です。

「素人で手に負えないならば、プロにお願いしてみよう」ということです。

自転車雑誌サイクルスポーツがお届...
【大阪】自転車の洗車専門店「ラバッジョ」が5/9オープン!|サイクルスポーツがお届けするスポーツ自転車... 日本初の自転車の洗車専門店「ラバッジョ」が、2020年5月9日(土)大阪府豊中市に実店舗をオープンし、自転車の「洗車の聖地」を目指す! text&photo:サイクルスポーツ編...

2020年に関西の自転車洗車専門店「ラバッジョ」がオープンしてからというもの、洗車サービスを持つショップが増えました。中には、店内に専用の洗車ブースを持つ店もあります。

ただ、私の住む川崎市には、この手の洗車専門店があるという話を聞いたことがありませんでした。お隣の横浜や稲城にはあるんですが。

あまりにも遠いと、せっかく綺麗にしても帰ってくるまでに汚れてしまう気もするので、出来れば30分くらいで自走できる場所が望ましい。川崎市はそれなりに信号が多いので、30分で行ける距離は7~8kmといった所でしょうか。

MAGNETに洗車サービスを発見

近場に洗車サービスを持つショップはないか? 検索してみたところ、「MAGNET」が洗車サービスをやっていることが分かりました。

FUNQ [ ファンク ]
多摩川沿い、川崎・ガス橋近くに自転車ショップ「MAGNET」オープン | Bicycle Club, クロスバイク 2月26日、多摩川サイクリングロードの神奈川県川崎市平間、ガス橋交差点近くに自転車プロショップ「MAGNET(マグネット)」がオープンする。すでにオンラインショ

MAGNETは、多摩川に掛かるガス橋のたもとに今年オープンしたばかりのショップです。

一般的な自転車店とは異なり、「Pas Normal Studios」というデンマークのサイクルアパレルブランドを中心に扱う「ウェア専門店」に近い業態です。Rapha Tokyoや、Assos Pro Shop Tokyoのようなイメージ。

ただし、店内には専用の洗車ブースを備えています。

MAGNETは、御器谷さん・柴山さんというお二人で経営されているお店ですが、お二人は私がいつもお世話になっている「サイクルキューブ」の元スタッフでもあります。自転車整備の腕ももちろんしっかりしており、メカニックサービスも提供されています。

検索するまでは私も「ウェア専門店」だとばかり思っていて、洗車サービスやメカニックサービスを提供しているとは露知らず。

奇しくも今回探していた条件にはぴったりのショップということで、MAGNETに伺ってみることにしました。

洗車サービス レポート

MAGNETの洗車サービスレポートです。

今回はたまたま空いていたので予約なしで行けましたが、本来は電話予約をしたほうが良いと思います。

作業は、「メカ様」の異名を持つ柴山さんが担当してくれました。

ホイール洗浄

取外し可能なモノ(サイコン・ライト・サドルバッグなど)を取り外した状態で、自転車を柴山さんにお預けします。

 

フレームはスタンドに置き、まずはホイールの洗浄から。

「マット塗装って綺麗にするコツはあるんですかね?」と聞いてみましたが、「丁寧に作業するしかないですね」とのご回答。

ディグリーザーを霧吹きで塗布し、スポーク・ハブ・スプロケをブラシで洗浄。TOKENのKONAX PROはリム面の意匠が剥がれやすいので、今回はリムのブラシ洗浄だけは避けてもらいましたが、本来はリム面もブラシで洗浄するそうです。

一旦、水でディグリーザーと汚れを流します。

お次は、天井から伸びたコンプレッサーにフォームガンを取り付け、泡洗浄。

この際に、リム面はスポンジで洗浄してもらいました。

水で流した後、拭き上げで取れない場所に入り込んだ水をコンプレッサーのエアブローで追い出します。残った水分は錆の原因となるので、その対策とのこと。

その後、全体を拭き上げてホイールの洗浄は終了です。

フレーム・ドライブトレイン洗浄

次に、フレームを洗車ブースに移して、フレーム表面とドライブトレインの洗浄に入ります。

こちらも基本的にはホイールの時と流れは同じ。

「ディグリーザー塗布→水で流す→泡洗浄→水で流す→エアブローで水を追い出す→ウェスで拭き上げる」という流れなので、以下ダイジェスト。

コーティング剤塗布

洗浄ブースからフレームをスタンドに戻し、コーティング剤を塗布します。

コーティング剤は、ワコーズのバリアスコートを使われていました。

これはかなり表面がツルッツルになるんですよね。防汚効果も高いです。

各部の点検

次に、消耗品の減り具合やネジの締め具合など、各部の点検を実施。

メカニックが本業の柴山さんだけあって、かなり細かく見てくれます。

注油

最後に、各部の注油をして終了です。

オイルは数種類から選べましたが、ウェットオイルを希望しました。ドライタイプは汚れにくいけどカスが残るのが嫌なので。

ということで、今回はグロータックのGTオイルです。

ブレーキのバネやワイヤー等にはナスカルブを使われていました。

完成

以上で全工程が終了。

2022年6月12日時点でのサービス価格は4000円(税込)。所要時間は45分ほどでした。

持ち込む前はかなり汚かったのですが、見違えるように綺麗になりました!

走りもスムーズになり、大満足です。

まとめ

MAGNETの洗車サービスレポートでした。

今回、柴山さんにお会いしたのは半年ぶりでしたが、開口一番に「La routeの記事、まだ読めてないんですけど書かれてましたね」と言われてちょっと驚きました。

実は洗車サービスって初めて利用したのですが、やはりプロの技術と手際は素晴らしいですね。自分でやってもこうはならないだろうな、と。

自宅の構造上、水洗いが出来ないので、たまに専門の洗車サービスを利用するのも良いかと思いました。4000円でここまで丁寧にやって頂けるのは素晴らしい。


川崎周辺や、多摩川沿いで自転車の洗車サービスを探している方がいれば、是非「MAGNET」に問い合わせてみてください。

著者情報

年齢: 37歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: BIANCHI OLTRE XR4(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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