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青森→東京 耐久ラン ③平泉→名取
筋肉の張り
19:06、セブンイレブン平泉バイパスに到着。
スタートからの距離は276km。走行時間も11時間を超え、疲れが見え始めた。
ここまでの休憩は10分以下を保ってきたが、ここでは念入りにストレッチと補給を行う。
まだまだ残り450km、出来るだけ温存しないといけないのだが、既に太ももの前側の筋肉が張ってきている。ここの所、レース向けの練習ばかりしていたせいか、より大出力の出る前側の筋肉を無意識に使っていたのかもしれない。
星々の下で
一ノ関から先は道の周りも大分寂しくなり、街灯も減る。
その分、空に広がる星々が凄い。鈴鹿峠で見た星空を思い出しながら、クランクを回す。
程なくして「宮城県」の看板が見えてきた。長かった岩手県が終わり、第4の県・宮城県に突入した。
昼間は20℃を超えていた気温も、徐々に下がり始めて路上の温度計は13℃を指している。なるべく体を冷やさないよう、ケイデンスを上げて心拍数を稼ぐ。
疲労を感じ始める
21:46、道の駅「三本木」にほど近いセブンイレブン宮城三本木店に到着。
平泉で感じた疲労は回復せず、足が重い。店の前にへたり込み、しばし放心する。
体が疲れていると、いずれ眠気も出てくる。当初の予定ではここから130kmほど行った道の駅「安達」で仮眠休憩を取る予定だった。しかし、この疲労度ではそこまで寝ないで走れるとは思えない。
この時点で予定に対して1時間ほどのマージンが合ったため、予定を変更して名取のスーパー銭湯で仮眠を入れることにした。
三本木から仙台までの区間は、珍しく追い風の区間が多かった。ようやく風向きが変わってきたか?と思ったのだが、後にこれは一時的なものだったと知ることになる。
仙台通過
スタートから15時間20分で370km地点の仙台を通過。
相変わらずマージンは1時間をキープしている。東京から東海道を走ったならば、ちょうど名古屋のあたり。タイムとしては悪くないが、今回の距離だと若干攻め過ぎたかもしれない。
実は今回、心拍計を家に忘れてきていた。
普段のロングライドでは心拍計でペースの管理をする。しかし、今回は全くの勘で走り続けた。結果として時間は稼げたが、明らかに体力を余分に消耗していた。
やはり、ここで一度盛大に休んでおく必要がある。
仮眠の時間

今回、GPSとして採用したのはGarminの登山用のeTrex30。とにかく長寿命で、この時点で15時間経過していたものの電池は1目盛も減っていませんでした。
10/12 23:58、極楽湯 名取店に到着。
ここで2時間の大休憩を取る。ここは試走でも使った場所で、勝手知ったる所。
すぐに風呂へ向かい、入浴。張っていた筋肉がほぐれていくのを感じる。しかし、あまり悠長にもしていられない。
仮眠時間を確保するためにも、さっさと風呂を出て仮眠所へ向かった。畳と枕しかない所だが、路上で寝るよりは100倍マシである。ここで1時間半の睡眠を取った。
