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【レビュー】Blackburn「LOCAL75 FRONT LIGHT」
評価:1
BLACKBURNのセーフティライト。前照灯とは宣言しておらず、あくまで存在を知らせるためのライトという位置づけのようです。
購入動機
ワイズロードで偶然発見し、「75ルーメン」「ハイ:25h」というランタイムに引かれて衝動買いしました。25時間持てば、2晩を越すロングライドでもフルに使える計算になるからです。
単三電池3本と、使える電池の容量が大きいので、多少期待はしていたのですが……。
製品概要
実測重量は本体のみで66g。単三電池3本を加えると+72gくらいでしょうか。
明るさとランタイムは以下のとおり。
ロー:40lm / 44h
点滅:40lm / 98h
使用感
いきなり外でメインライトとして使うのは不安なので、室内でテストしてみました。
電池の交換
これが結構独特です。ライト背面にあるBLACKBURNのロゴマークにコインを入れて半回転することでフタが外せます。コインが無いとかなり外しにくいかと。
そこに単三電池を3本入れるわけですが、太さに余裕がなく、径が太めなエネループプロを入れると簡単に取り出せなくなります。
固定方法
ゴムバンド付の専用ブラケットで固定します。ゴムバンドの幅は小さめで、ハンドルが太いとなかなか回らないかもしれません。
配光
丸型のワイド配光で、照射範囲はそれなりに広め。
明るさ
メインライトにするには心もとない暗さです。光源が弱いのにワイド配光にしてしまっているので、地面がボヤーと照らされるだけ。前照灯として使えるレベルにありません。同じ価格帯なら、CATEYEのEL-140のほうが明るいし実用的です。
ランタイム
これが一番の曲者でした。連続点灯テストをしてみましたが、16時間経過時点で点灯はしているものの、ほぼ豆電球のような明るさになっていました。
これは、本ライトが対応している「ANSI FL-1」という規格が原因。この規格、ライトの点灯時間を以下のように定義しています。
The amount of continuous runtime (in minutes) until the light output drops to 10% of its original value
つまり、「明るさが最初の10%になるまでの時間」をランタイムとしているのです。25時間テストを行ったわけではありませんが、どんどん暗くなっていく「だら落ち」タイプであり、最初の明るさはおそらく数時間しか持たないものと思われます。
防水性
サイトに記述はありませんが、ANSI FL-1規格に対応している以上、最低でもIPX4クラスの防水能力はあるはずです。雨の中で使っていないので、そのあたりは未知数。
まとめ
ようやくBLACKBURNの出した本格的なライトということで期待していたんですが、残念な出来でした。
単三電池3本という重量級のライトの割りに、最大照度で使える時間は短く、その最大照度も小さいライト。「とりあえず点いていればいいや」という人以外にはおススメできないライトです。
結局、室内のテストだけで一度も実戦投入はされないまま、お蔵入りとなりました。
評価
対象モデル: Blackburn「LOCAL 75 FRONT LIGHT」
年式: 2015年
定価: 3780円(税込)
購入価格: 3780円(税込)
公称重量: 不明
実測重量: 66g(電池除く)
価格への満足度
割高に感じる性能の低さ。
総合評価
使い所が見つからない。昼間のポジションライト用?
レビュアー情報
年齢: 31歳 (レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。