キャノボルート実走調査(R23・しばちゃん編)

GWに、未実走だったキャノンボールのルート(R23ルートしばちゃんランチマーケットルート)を調査してきました。

走行動機

GWはどうせ緊急事態宣言が出てブルベもないだろうと思っていたので、特に何もエントリーしていませんでした。

見事にその予測が外れて10連休が残ったので、その休みを使ってここ2年ほどやりたかったけどやれていなかったキャノンボール新ルートを実走調査をやってみることにしました。

近年、採用されることが増えている「R23ルート」「しばちゃんランチマーケットルート」ですが、私はどちらも全く走ったことがありませんでした。中でもR23は近年「主流」と言っても過言ではないほど採用実績があります。「キャノンボール研究」とサイト名に掲げている以上、これは自分でも走っておかないといけないなーと思っていたのです。

R23ルート

伊勢湾をショートカットするルートです。R1よりも海側を走るR23を使うことで、約5kmを短縮可能。

一方、大型車の多いルートであったり、自転車通行不可のバイパスが多いルートではあります。近年は研究が進み、自転車から降りて階段を登る場所は1箇所で済むようになりました。

しばちゃんランチマーケットルート

浜名湖の北側(姫街道)を通り、そのまま新東名に沿って田舎道を走るルートです。

信号は少ないとされますが、林道のような道を通るとのことで、果たしてどんな感じなのか気になっていました。

実走レポート(1日目)

今回はR23ルートのエントリーポイントに近い四日市からスタートすることにしました。

前日(四日市散策)

新横浜から新幹線に乗り、名古屋からは在来線で近鉄四日市に到着。新横浜は大雨でしたが、四日市に着く頃には雨も上がっていました。

割と暇だったので、ローカル線に乗って「サンコー自転車商会」なるスポーツ自転車店に行ってみました。在庫数が凄くて、老舗らしい良いお店でしたね。

駅までの帰路に見覚えがあるな……と思ったら、ここは追分ショートカットルートの道でした。写真の道の先に踏切があって一度引っかかったことが有るんですが、それは先程まで乗っていたローカル線(四日市あすなろう鉄道)だったという。

夕食は、四日市とんてきの有名店「まつもとの来来憲」へ。ものすごい行列で一時間半待ちでした。

今回は塊肉ではなく、カットされたトンテキの来来定食(1350円・ライス、豚汁、漬物付き)。

200gの肉とあったけど、予想以上に多くて驚きました。味はニンニクとウスターソースがベースなのかな? ちょっと想像した味とは違いましたね。

R23ルート調査(四日市~笠寺)

ぐっすり寝て、翌朝8時半に四日市を出発。

本来はもっと遅めに出る予定だったんですが、「しばちゃんルートの林道は夜中になると動物が大量に出る」という情報を頂いて、昼間のうちに通過できるように調整したのでした。

茂福町交差点からR23ルートに突入。

そしていきなりJRの踏切に引っかかる。……なるほど、もう少しR1を走って線路を陸橋で越えてからR23に合流したほうがロスは少ないのかもしれない。こういうのは実際に走ってみないと分かりませんね。

R23にイン。

雰囲気としては予想通りR357(湾岸道路)に良く似ています。ただ、湾岸道路よりも全体的に路肩は狭めですね。今回は昼間でもテールライト全開、ヘルメットライトも点灯して反射ベストで走っていました。それくらいしないとちょっと怖い。

途中、キャノボとは全く関係ない場所に寄り道。これ、何だと思います?

実は、パキスタン料理店。「インターナショナルビレッジ」というお店で、上質なビリヤニが食べられるそうです。どう見ても工事現場なんですが。営業開始前だったので、仕込みのスパイスの香りが漂っていました。

そしてこれがR23、唯一の階段部分。スロープが付いているので押し歩きはしやすかったです。下りも階段があるので注意。

そしてまもなくR1に合流というところで、名鉄常滑線の踏切に引っかかる。キャノボ本番中じゃなくて良かった。この踏切も、回避可能なら回避したほうが良いですね。

本地通1交差点でR1に合流。

凄い、本当に名古屋の市街地を全く通らずに四日市から笠寺に到着してしまった。

笠寺~国府

笠寺から国府は勝手知ったる国道1号線。何も見ないでも走れます。

途中で見かけた看板。きぬた歯科の弟子ですかね。

気温が上がってきたので、脚を攣らないようにWINZONEを投入。

この区間は追い風で、快調に飛ばしました。

姫街道ルート調査(国府~下気賀)

国府駅前で国道1号線を外れ、浜名湖の北を走る姫街道ルートに入ります。実は国府~三ヶ日の区間も初走行です。

佃交差点より姫街道に合流。

国道1号線と比べると、姫街道はかなりのどかな道です。

小さな丘を越えると、元坂トンネル。路肩はあまり無い&距離は1.5kmくらいあるので中々怖いトンネルではあります。

トンネルを抜けると三ヶ日のみかん畑が広がる雄大な風景。

そして三ヶ日と言えば……

浜名湖の鰻!なのですが、なんと2時間待ち。さすがにそこまで待てません。

ちなみにこの店、10年前にも川崎から自走で食べに来たことが有るんですが、目の前で暖簾をしまわれた記憶があります。この店とはあまり縁がないようです。

せっかくなので、浜名湖佐久米駅で「エヴァ」「ゆるキャン」の聖地巡礼。

鰻を食べたい気持ちは抑えられず、結局「咲夢茶屋」というドライブインで浜名湖産のうな重を食べました。

……うーん、味は神奈川のいつも行く店(新丸子「安川」)のほうが美味いかも。やはり鰻は素材よりも料理人の腕のほうが大きそうです。

下気賀で姫街道ルートを外れ、しばちゃんルートに入ります。

しばちゃんルート調査(下気賀~藤枝)

しばちゃんルート調査開始。最初は特に坂もなく走りやすい道です。

天竜川を渡ると、最初の丘越えが始まります。

豊岡南小入口交差点からヒルクライム。大した登りではありません。

登って降りて、今度は新東名脇の道を登って行きます。

新東名脇の下りは中々壮観。気持ちの良い下りではありますが、いくつか横切る道があるので注意。

実はこの写真の撮影地点のちょっと前に「しばちゃんランチマーケット」があったはずなのですが、私は見逃してしまいました。

こちらの道を左に曲がると、このルートの一番の難所である林道に入ります。

うーん、明らかに暗いですね……。夜中は動物だらけという話も納得。

落ち葉も多く、林道らしい林道という感じ。ちょっと夜中に降りたくはないですね。

頂上付近には斜度14%も出現し、短いながらも登りごたえのある坂でした。私はこれなら金谷峠を登ったほうが良いなぁ。

ピークを過ぎた所にある「庄司文殊トンネル」。この先は長いダウンヒルです。

大井川を渡る橋に登るスロープ。こちらの橋の車道は自転車通行禁止です。

歩道を走行。

そして橋から降りるのもスロープ。あまり通る人がいないのか、草が生え放題になってました。

藤枝の三軒屋橋西交差点で通常のキャノボルートに合流。

磐田や袋井のバイパス回避地獄をやらなくて済む点は利点ですが、あの林道がネックですね。昼間に通過するならばアリかと思いますが、夜にあの林道を通ると逆にタイムロスになりそうです。

藤枝~静岡

この日の目的地は、とりあえず静岡駅。藤枝から静岡駅までは勝手知ったる道です。

藤枝にはいつの間にか自転車専用車線が出来てました。これは走りやすい。

宇津ノ谷峠はトンネルで通過し、まもなく静岡駅に到着。

ここまでグロス21.9km/hとキャノボ達成ペースを何とか維持することが出来ました。

「キャノボ達成ペースで走ってみて実際どうなのか?」を確かめたかったので、その目的は果たすことが出来たと言えましょう。

静岡駅前のミニストップで休憩しつつ、今日の宿探し。駿河健康ランドのホテルに空きがあったので、そちらに宿泊することに。

駿河健康ランドには有料の室内自転車置場がありまして、会員登録をすることで自転車を朝まで預けておくことが出来ます。

風呂に入って漫画を読んで就寝。

実走レポート(2日目)

2日目はただのツーリングです。興津から富士川を越えて沼津まで走りました。

興津~富士

朝風呂に入って駿河健康ランドを出発。

富士山もくっきり見える良い天気。

桜えびで有名な由比駅前のモニュメント。昔は真っ赤だったんですが、退色して白えびになってます。

この時点で朝9時。どこも店はやってない……と思ったのですが、桜えびのかき揚げを店頭で作っている店を発見して食べました。美味い。

その後はいつものキャノボルートで富士川を渡る。

新富士川橋からの富士山。ちょっと雲が出てきました。

富士川からはキャノボルートを外れ、土手を辿って海沿いのサイクリングロードを走行。

ふじのくに田子の浦みなと公園。

バイシクルクラブの大阪→東京企画でここに立ち寄っていたので、どんな場所なのか興味があったのです。良い場所でした。

キャノボルート復帰直前で、「国道1号線を担いで走る人」みたいな青看板を発見して思わず撮影。

富士~沼津

再びキャノボルートを走り、吉原駅前を通過。

ちょっと写真資料として欲しかった檜交差点のアンダーパス。檜交差点は押しボタン式信号なのですが、非常に待ち時間が長い。しかし、このアンダーパスを通ると信号を一つスキップ出来ます。

以前は無かった車止めが設置されてました。バイクとかで入ってくる人がいたんですかね。

沼津の魚がし鮨でお昼。

沼津駅に到着。ガナくんが好きそうなバスが留まってました。

輪行準備をして東海道線で武蔵小杉まで。二日間の小旅行が終わりました。

まとめ

ようやくR23ルートとしばちゃんルートを走ることが出来ました。

個人的所感としては…

■R23ルート
大いにアリなルート。距離も通常ルートよりも5km近く短く、巡航速度も上がるので達成確率の向上が見込める。車の運転が荒い名古屋の中心部を回避できるのも大きい。
ただし、大型車が非常に多いので、被視認性を十分に高めて臨んだほうが良い。

■しばちゃんルート
人によってはアリなルート。しばちゃんランチマーケット以降の林道の存在が悩ましい。路面があまり良くない上に結構キツい斜度もあり、登りの得意な人以外はタイムを落とすかもしれない。
姫街道ルートだけ使い、天竜川以降は通常のキャノボルートに合流して金谷峠を登るというのもアリ。

といった所でしょうか。実際に自分で走ってみると見えてくることが多かったです。

今回の調査結果は、各ルート解説ページ(R23ルートしばちゃんランチマーケットルート)に反映済みです。ご確認ください。

久々にサイト名(東京大阪キャノンボール研究)らしい調査ができて、良いGWとなりました。

著者情報

年齢: 37歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: BIANCHI OLTRE XR4(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせていただきました。


この記事を書いた人
ばる
ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019年の2回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)