CATEYE「センターブラケット(#5343540)」購入

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CATEYEが発売した新作ライト用ブラケット「センターブラケット」を購入しました。

目次

購入まで

2024年のサイクルモードで、センターブラケットのサンプルを見ました。

サイクルモードで見て注文

ハンドル中央にライトを配置可能。「これはなかなか便利そうだ」と思いました。

既にヨドバシドットコムが予約を受け付けていたので、東京ビッグサイトから帰る電車の中で予約注文しました。

6月中旬に受領

それから約2ヶ月後。

忘れた頃にセンターブラケットがヨドバシドットコムから送られてきました。

早速試してみたのですが……ちょっと「思ってたのと違う」感じでした。

ファーストインプレッション

CATEYE「センターブラケット」のファーストインプレッションです。

今回はサンプル画像の用例のように、「ステムの下にライトを吊り下げる」用途で使ってみることにしました。

構造

本製品は3つの部品が組み合わさった構造をしています。

部品リスト
  1. H-34N フレックスタイトブラケット(の下の部分)
  2. センターブラケット用部品
  3. GPブラケット(#5445340)

1と3は既存の部品で、2だけが今回新規で作られた部品です。この3つが合体して「センターブラケット」になっています。

重量

実測36gでした。

通常のフレックスタイトブラケットが17gなので、20g程度重いということになります。

取り付け

早速、取り付けてみようとしたんですが……あれ?上手く付かない

ステム下への取り付けが上手く行かない

ケーブルが邪魔でセンターブラケットが上手く付かない

付けては見たものの、思った感じと違います。ライトが思ったより前に出せず、後ろに付いてしまいました。

ライトの後端がヘッドチューブと接触しそうな近さです。

RN1500は割と全長が短い方ですし、ステムも110mmとそれなりに長いのにこの状態です。ステムが短かったり、全長が長いライトだとヘッドチューブに届いてしまう可能性があります。

ケーブルと干渉する

何で上手くいかないかといえば、ステム下のケーブルと干渉してしまうからです。

ブラケットの角度を変えようにも、ケーブルが邪魔をしてこれ以上前に動かすことが出来ません。

ロードバイクは、大抵ステムの下でブレーキ・シフトケーブルが合流することになります。そこにライトを置こうとしても、ケーブルが邪魔でつかない可能性は高い。

こういったサイコンマウントに吊るしたライトがなぜケーブルと干渉しにくいかといえば、「サイコンマウントの分だけハンドルより前にオフセットしているから」です。そのオフセットがないと、ハンドルの中心にライトを置くのは難しい。

シマノ11速のステム下。ケーブルで渋滞

いわゆる「触覚」と呼ばれていた10速の頃であればこの空間が空いている可能性がありますが、11速以降はこの場所にケーブルが集中しています。組付けを行う人やフレームのケーブルルーティングにもよりますが、干渉する可能性は高いでしょう。

考えてみれば当たり前のことで、なんでセンターブラケットを買う前に気づかなかったのか。

改めてサイクルモードの写真を眺めてみると、その理由に気づきました。展示状態ではケーブルが省略されているのです。

しかし、実際に組み付ける場合、ステムの下にはケーブルがある可能性が高く、この通りには取り付けられないわけですね。ちょっとズルい展示だなぁと思いました。

一応、ここにケーブルがないケースもあります。昨今、流行っている「ケーブル完全内装フレーム」の場合です。

キャットアイ公式サイトより引用

こちらはセンターブラケットの説明に使用されている画像です。このフレームは恐らくピナレロのDOGMAと推測しますが、ケーブル完全内装に対応したフレームです。その場合はこんな感じにスッキリ付くはず。

逆に言えば、完全内装対応のフレームでなければ、スッキリつかない可能性が高いということです。

その他、「Di2のジャンクションをステム下に付けている場合には干渉する」という話も聞きました。

ステムの真下以外に吊り下げる

取付方向を変えれば、ステムの真下ではない場所に吊り下げることも出来ます。フロントバッグとの共存に使えるでしょうか?

ステムの「上側」に付ける

本製品が元々意図していたのは、ステム「下側」へのライト吊り下げです。しかし、構造上はステム「上側」にライトを付けることも出来ます。

ステム上側に取り付けてみました。

ちょっとサイコンと干渉しそうではありますが、ステムの真上にライトを付けたい場合には選択肢となりそうです。

ライト以外の取り付け

本製品には、CATEYEのGPブラケットが取り付けられています。

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こちらのパーツを外せば、GoPro等のアクションカメラを取り付けることが出来ます。200gを超えるような重いカメラでなければカメラの取付用ブラケットにも使えそうです。

対応機種

パッケージには対応モデルが記載されています。

対応モデル
  • VOLT / AMPP シリーズ
  • SYNC CORE
  • URBAN2

※ラバーバンド取り付けモデルと、AMPP2200/AMPP1700/VOLT1700/VOLT200/URBANを除く

だいたいのライトには対応していますが、一部対応しないライトがあるようです。多分、耐荷重と配光の問題でNGが規定されています。

「VOLT1700」は256gもあります。吊り下げで使うには重すぎるということなのでしょう。200gの「AMPP1100」がNG指定されていないので、このあたりに境界線がありそうです。

「AMPP2200」「AMPP1700」なるライトは私も初めて名前を聞きましたが、検索してみるとオランダのみで販売されている痕跡があります。重量も非公開ですが、恐らくは重めのライトということで耐荷重的にNGと予想します。

「VOLT200」は配光に上下の違いがあり、ハンドル上に取り付ける専用の設計なのでNGなのだと思われます。

「URBAN」の配光に上下はないはずですが、電池ボックスのフタが落下する懸念から恐らく吊り下げは不可にしているのだと思われます。

こちらのリストに掲載されているのは現行機種のみで、終売となった機種は載っていません。恐らく重量が200gを超えるライト(VOLT1200やVOLT1600など)や、ハンドルの上に取り付けることを想定した配光になっているライト(ECONOM FORCEなど)は、センターブラケットに取り付けNGのはずです。

まとめ

いろいろ試してみたのですが、私のフレームでは取り付けが難しく、使用を断念しました。

「これは良い製品!」と思って即購入したわけですが、もう少し自分のフレームとの相性を考慮すべきだったと思います。ハンドル周りの配置は本当に沼ですね。

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単純にライトをハンドルの真ん中に吊るしたいだけならば、こちらを使ったほうが良いと思います。


このブラケットを綺麗に取り付けるためには、恐らく以下のような条件があります。

  • エアロハンドル(扁平断面)ではなく、丸断面のハンドルである。
  • ケーブル完全内装で組み付けられている。または、ステム真下にケーブルが通らない組み方となっている。
  • ステムの長さが十分に長い(100mm以上?)。

どれか一つでも当てはまらない場合、上手く付かない可能性が高いです。

このブラケットを購入する前に、その辺りをよく確かめることをオススメします。「買ったのに付かない」というのは中々に悲しいので……。

著者情報

年齢: 39歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: GHISALLO GE-110(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせていただきました。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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