祝! クーン・ボウマン選手、ジロ第7ステージ優勝

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もう一週間前になりますが、ジロ・デ・イタリアでクーン・ボウマン選手がステージ優勝。長いこと応援していた選手なので、祝福記事を書いてみます。

目次

導入

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2022年、ジロ・デ・イタリアの第7ステージ(5/13)で、ユンボ・ヴィズマのクーン・ボウマン(Koen Bouwman)選手が優勝しました。

レース展開

中盤の一級山岳で7人の逃げが決まり、終盤はデュムラン、モレマ、フォルモロ、ボウマンの4人の対決に。

集団に唯一2名(デュムラン&ボウマン)を送り込んでいるユンボが有利に展開し、最後はボウマンがスプリントで勝利を掴みました。初のグランツールでのステージ優勝となります。

cyclowired
獲得標高差4700mの中級山岳でボウマンが逃げ切り勝利 - ジロ・デ・イタリア2022第7ステージ ジロ・デ・イタリア最初の丘陵ステージは逃げ切りで決着。トム・デュムラン(オランダ、ユンボ・ヴィスマ)のアシストを受けたクーン・ボウマン(オランダ)が7日目の勝者...

詳しいレース展開は、Cyclowiredをご参照ください。

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この結果により、ボウマン選手は山岳賞ジャージを獲得。この日はほぼ一人勝ち状態となりました。

本日(第13ステージ)でも山岳ポイントランキングでは2位に付けており、山岳賞を獲得する可能性を残しています。

なぜいまさら記事化したのか

ボウマン勝利の5月13日は、「東京~糸魚川ファストラン」の前日。翌朝は4時起床ということもあり、22時には寝てしまいました。

翌朝も特にレース結果を確認せずにスタート。1日中走っていたので全く結果を知らないままでした。

5日が過ぎた一昨日、「そういえば、今回の大会ではボウマンは活躍してるのかな?」と検索して、実は優勝していたことを知りました。

わざわざ彼を応援するために久々にJ SPORTSを契約したというのに、見逃していたとは不覚! しかし、見逃し配信で優勝シーンを後追いながら確認することが出来ました。

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大先輩のデュムランのアシストを得ての勝利。感動的でした。

クーン・ボウマン選手について

クーン・ボウマン選手(写真中央)の紹介です。

経歴

オランダ出身、1993年12月2日生まれの28歳のクライマー。

2016年にロットNLユンボでワールドツアーデビュー。以後、ユンボに所属室続けており、2022年で7年目となります。

2017年にはクリテリウム・ドゥ・ドーフィネでステージ優勝&山岳賞ジャージを獲得。

2017~2019年はジャパンカップに3年連続で出場。日本に縁のある選手です。

応援するようになった理由

2017年のジャパンカップのことでした。

当時、私達夫婦には特に「推し選手」「推しチーム」というものがありませんでした。

「無理矢理にでも推し選手を決めて応援したほうが楽しいのでは?」ということになり、ランダムで1件を抽出するプログラムを作って実行してみたところ、

アントワン・トルーク選手(ロットNLユンボ)

が抽出されました。

どうせならチームまるごと応援しようということになり、妻がイラストを描いて応援用の旗を作成し、宇都宮へと向かいました。

この旗をジャパンカップ前日のクリテリウム会場で掲げていた所、選手たちが気づいてくれてこちらに目線をくれました。

左で驚いた表情を見せているのが、アントワン・トルーク選手。そして……

さりげなく去り際に「👍」をしてくれていたのがクーン・ボウマン選手です。

リアルタイムでは気づかず、宇都宮のホテルで写真を見返していた際にこの粋な反応に気づきました。ということで、指名応援リストにボウマン選手も加わったのでした。

ジャパンカップ公式サイトより引用

ジャパンカップ本戦ではアントワン・トルーク選手が山岳賞を獲得する大活躍。非常に応援の熱の入るジャパンカップとなりました。

これに気を良くして、ジャパンカップ翌日に開かれるアフターパーティーにも夫婦で参加。

このパーティーも選手との距離が近くで非常に楽しかったです。わざわざ目線をくれるボウマン選手。

アントワン選手とボウマン選手は日本が気に入ったらしく、翌年・翌々年もジャパンカップで来日。熱いレースを見せてくれました。

2019年のアフターパーティーの抽選会では、ボウマン選手が引いたクジが私の番号で、特賞の時計を獲得。一緒に記念撮影もしてもらいました。

そんなユンボとの縁から、彼らと同じBianchiのフラグシップ「Oltre XR4」も購入してしまいました。翌年からユンボの自転車はCerveloになっちゃいましたが……。

2020年からはコロナ禍でジャパンカップは開催されていませんが、ボウマン選手はグランツールの常連になりつつあり、そろそろ勝利するのでは……とは思っていました。ついにやってくれましたね!

ボウマン選手と日本

ボウマン選手は割りとことあるごとに日本に関する発言をする親日派としても知られています。

2017年末のチーム会見では、日本のファンに向けてコメント。

今回の優勝インタビューでも、以下のように述べていました。

「だってジャパンカップに3回出場しているからね。愛すべき国です。
コロナウイルスのせいで過去2年間訪れてないから、日本のファンたちに会うことは出来ていないけど……みんなお祝いしてくれてるんじゃないかな。
みんなが起きてるか、もう寝ちゃってるかわからないけど、もしも寝ていた場合も、目が覚めた後に、きっとみんな喜んでくれているはず!」

JSPORTSレポートより引用

まさに私は寝てしまっていて、気づくのに5日もかかってしまいました。面目ない。

まとめ

クーン・ボウマン選手、ジロでのステージ優勝の記念記事でした。

今回がグランツール初優勝ですが、まだまだこれだけで終わる選手ではないと思っています。年齢も28歳とここからが自転車選手としての全盛期とも言える年齢。今回のレースで勝ち方を知って、引き続き活躍してくれることを願っています。

まずは今回のジロ、山岳賞ジャージの行方を注目して見守りたいと思います。

著者情報

年齢: 37歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: BIANCHI OLTRE XR4(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせていただきました。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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