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バイシクルクラブ5月号「大阪~東京 500kmライド」特集に寄稿
本日発売の雑誌「バイシクルクラブ」5月号の特集「大阪~東京 500kmライド」特集に、寄稿した記事が掲載されました。
記事の紹介
5月号のメイン特集は、「大阪~東京 500kmライド」。
バイシクルクラブ・山口編集長が、キャノンデール広報で元選手の山本和弘さんと共に、大阪から東京を2日間で走る内容がメインとなっています。
メジャー自転車雑誌の表紙に「キャノンボール」の文字が出るのは何とも感慨深いです。
特集の構成
「大阪~東京 500kmライド」特集は、3章構成となっています。
2. 大阪→東京ライドで使用したキャノンデール・新型シナプスの紹介
3. 東京大阪キャノンボールのキホン
3章の「東京大阪キャノンボールのキホン」を担当させて頂きました。
担当記事の概要
担当記事は全4ページ。
前半は「東京大阪キャノンボールの概要と攻略ポイントの紹介」です。
成り立ちやルール、挑戦するにあたって気をつけるべき点などを紹介させていただいています。
後半は「東京大阪キャノンボールの機材・装備ガイド」です。
このサイトでも常々書いていますが、キャノンボールでは必要最低限の装備のみに絞る必要があります。その選び方のポイントを、ブルベの場合の装備と比較しながら解説しました。
特集の裏話
山口編集長と山本和弘さんのお二人が走った「大阪→東京」コースの作成を私が担当させて頂きました。
スタートは通常のキャノンボールと同じく、梅田新道。ゴールは日本橋です。今回は最初から2日間で走る予定であると聞いていたので、途中にホテルを予約している袋井駅前を経由するコースにしています。

2015年の「フレッシュ日本橋」で使ったコースをベースとしました。
1日目のコース
1日目は、大阪・梅田→静岡・袋井の284km。「i」アイコンは、注意するポイントを書き込んだマークです。
当初は京都周りを想定されていたようですが、それだと20kmほど距離が伸びてホテルのチェックインに間に合うか微妙であると考え、伊賀周りにしました。伊賀周りは獲得標高が増えますが、乗鞍1時間切りの記録を持つ山口編集長と、乗鞍優勝経験もある元プロ選手の山本さんであれば何の問題もないと判断しました。
ただ、京都周りで撮影できるはずだった旅情ある風景がなくなるということで、東海道の宿場町である「関宿」を通ることを提案。
関宿は未だに古い町並みが現存しており、非常に風情がある場所。国道1号から1本道を逸れるだけで雰囲気がガラリと変わります。AR日本橋「東海道600」ブルベでもここを通りました。
四日市から名古屋あたりは、国道23号の使用が普通になりつつありますが、今回は安全面を考えて国道1号ベースのコースにしています。
2日目のコース
2日目は、静岡・袋井→東京・日本橋までの239km。1日目より距離は減りますが、難所である箱根を越える必要があります。
静岡県はバイパス回避が連続するので注意ポイントが多め。箱根は国道246号で回避するのが最近のトレンドですが、こちらも風情を重視して箱根を通しています。特集の表紙写真も箱根の登坂シーンとなっていましたね。
チャレンジ当日
チャレンジ2日目に、お二人を応援しに行きました。横浜付近で迎撃し、東京に入るまでの約10kmほど。
前を引くのはサポートになってしまうので、後ろから付いていきました。ここまで既に500kmを走ってきているわけですが、お2人とも元気。
東京に入る瞬間のお二人。
山本さんには「いやー、これを1日でやるのは変態ですね!」という最大級の褒め言葉を頂きました。
その後、お二人は無事にゴール。途中、工事があって追加の迂回は発生したようですが、概ねコースに問題はなかったようで何よりでした。
まとめ
本日発売のバイシクルクラブに寄稿した記事の紹介をさせて頂きました。
最初にお話を頂いた時は受けるか少し迷ったのですが、「安全に」という部分を強調頂く良い機会と思いまして受けさせて頂きました。良い内容の特集になっていると思います。
今回の特集では「ブルベとキャノンボールの違い」という部分について書かせて頂きましたが、個人的には新鮮な観点でした。
意外とそういったテーマで記事を書いたことがなかったので、当ブログでもそのようなテーマで1本記事を書いてみようかと思っています。
バイシクルクラブ5月号、ピンクの表紙が目印です。手にとって頂けると嬉しく思います。
著者情報
年齢: 37歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: BIANCHI OLTRE XR4(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。