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チェーンカッターを壊した話
愛用のチェーンカッターを壊してしまったので、その事例紹介の記事です。
破損状況
シマノの11速対応のチェーンカッター「TL-CN28」が破損しました。

壊れたのは、チェーンガイドの部分です。
写真の指先で示している部分です。若干右側に曲がっているのがお分かりでしょうか。
ここにチェーンを引っ掛けることで正しい作業が出来るわけで、ここが曲がると正しくチェーンを切ることは難しくなります。
なぜこのようなことになったか
先日、チェーンを新しいものに交換したのですが、その際にボーッとしていて手順をミスしました。
正しい手順
まずは本来あるべき正しい手順から。
チェーンを切る際はプレートとプレートの間に先程のガイドを噛ませた状態で作業をします。
この状態だと、チェーン切り矢とと逆側の抑えにチェーンが挟まれ、ガイドに力が掛かることはありません。
間違った手順
今回、私がやってしまった間違った手順です。
ガイドの右側にチェーンが来ているのがお分かりでしょうか……。このまま矢を押し込んだら、それは当然ガイドが左側に曲がるわけですね。
ということで、このようになりました。
代替品を購入
家でチェーンを切断&接続出来ないのは結構困るので、早速代替品を購入しました。
またしても同じものをリピート。特に不満もなかったもので。
チェーン切り矢の部分は再利用できるので、そちらはストックしておきます。結構矢の部分も曲がるんですよね。本体部分は捨てました。
そして新品のパッケージの裏を見ると、まさに私がやったことが書いてありました。結構ありがちなんですね……。
再発防止策
私としては「アホなことをしてしまったな」と思ったのですが、一方でこんな意見もあるようです。
デザインの敗北例だと感じる https://t.co/gyUmMkAa4p
— 藤堂和幸/隊長@Gaiax/りっぴーたー (@frecce) February 19, 2021
機械やシステムの設計の世界では「フールプルーフ」と言う考え方があります。
「利用者が操作や取り扱いを誤っても危険が生じない、またはそもそも誤った操作や危険な使い方が出来ない構造やしかけを設計段階で組み込むこと」が、フールプルーフの意味です。
確かにAmazonのレビューを見ると、結構このガイド部分を「曲げた」「折った」という人が目立ちます。全部が全部ではないでしょうが、私と同じ用にやってはいけない使い方をした人も含まれているのでしょう。
frecceさんは、「そもそもそういう使い方ができないような設計にすれば良い」と仰っしゃりたかったようです。
こんな感じかなぁ pic.twitter.com/j3JmMPnVPV
— 藤堂和幸/隊長@Gaiax/りっぴーたー (@frecce) February 19, 2021
例として示してくださったのがこの画像。右側の案ならば、割と容易に実現可能でなおかつ間違えにくそうに思えます。SHIMANOさん、ぜひご検討を……。
と思ったら、後継モデルのTL-CN29は既に間違えないようにチェーンが通る部分の幅が狭くされていますね。こっちを買えばよかったか。
まとめ
チェーンカッター破損事例の紹介でした。
私の使い方が悪かったのは間違いないのですが、TL-CN29の設計変更を見ると、SHIMANO的にもこれは良くないデザインだったという事かもしれません。
TL-CN28もせっかく再購入したので壊れないように注意して使うつもりですが、次に壊したら後継モデルを買うと思います。
著者情報
年齢: 36歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。