デジタルキャリパーゲージを購入

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新しい計測機器「デジタルキャリパーゲージ」を買いました。

目次

購入まで

まずはデジタルキャリパーゲージ購入までの経緯について書きます。

ウインターブーツを購入

先日、久々にウインターブーツを買ってみました。冬のライドをシューズカバーなしで走れることを期待しての購入です。

NORTHWAVE「Celsius XC GTX」。GORE-TEX採用の防水モデルです。足首部分のストレッチ生地も防水仕様になっています。

早速クリートを付けて走りに出てみたのですが……あれ、なんかサドルが低く感じる? 左右位置は合っている感じがするのですが、高さが合っていない感じ。

恐らくですが、シューズの底の厚み(足裏~クリート)が、普段履いているシューズ(SHIMANO「XC1」)より大きい。ウインターブーツは防水性と防寒性を重視した製品ということで、靴底が厚い可能性は十分にあります。

どれだけ差があるのか、数字で比較したい所ですが……はて、シューズの底の厚みってどうやって計測すれば良いのだろう?

厚みを測る道具

厚みを測る道具といえば、良く知られているのが「ノギス」です。

しかし、こういったノギスではシューズの底の厚みは計測できません。

シューズはお盆のような形状になっています。今回はお盆の底の厚みを測りたいわけですが、お盆の縁はせり上がっているので縁の高さしか測れません。

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お盆くらい縁の高さが低い場合、「マイクロメーター」と呼ばれる計測機器を使えば底の厚みを測ることは可能です。しかし、マイクロメーターにはシューズは大きすぎます。

キャリパーゲージ

そこで登場するのが、今回購入したキャリパーゲージです。以前、ラルート編集長の安井さんに教えて頂きました。

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以前見た時は10000円以上するものしか無かったんですが、4000円ほどの物が売っていたので購入してみることに。

こんな感じで、縁を避けて厚みを測れる計測機器です。

既にお察しの方もいらっしゃると思いますが、自転車のキャリパーブレーキの語源となった計測機器でもあります。

これを使えばシューズの底の厚みを直接測れるわけで、「ウインターブーツの底は本当に厚いのか」を確かめることも出来るわけです。

ファーストインプレッション

今回購入したNAKAJIMA TOOLS「デジタルキャリパー」のファーストインプレッションです。

見た目

ワニの口のような形状です。

表示・操作部

本機器はデジタルで結果が表示されます。

小数点以下の表示は1桁。そこまで精度は高くなさそうです。電池はCR2032×1枚。

計測実施

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まずは、普段履いているSHIMANO「XC1」の靴底の厚みを測ってみました。

クリート部分の厚みを計測。インソールを含めての厚みは13.1mmでした。

続いて、ウインターブーツの計測です。

インソールを含めての厚みは20.2mm。XC1に比べて7.1mm厚いという結果となりました。

ただ、インソールを外すと硬質なソールが現れるXC1と違い、ウインターブーツはインソールを外してもクッション状に袋縫いされています。体重が掛かると、恐らくウインターブーツの方は少し沈むので、体感の厚みの差は7.1mmよりは小さくなるはず。それでも5mmほどは違ってくるはずです。

5mm靴底が厚くなると、それを補正するためにはサドルを5mm上げる必要があります。

とりあえず私の体感の「サドルが低く感じる」のは間違いではなかったことが確かめられました。

他に測ってみたいもの

キャリパーゲージでは靴底の厚みを測ることが第一目的でしたが、他に下記の様なものを測れればと思っています。

・クリンチャーリムのブレーキ面の厚み
・サドルの厚み
・ボトルの側面やフタの厚み

まとめ

また一つ、我が家にデジタル計測機器が増えました。

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既に色々デジタル機器がありますが、そこにデジタルキャリパーゲージが加わることになります。出番はあまり多くなさそうですが、そのうち役立つこともあるでしょう。


しかし、ウインターブーツの底の厚みが違う件は悩ましいですね。サドルを上げれば一旦は解決しそうですが、そうなると元のシューズでは乗れなくなりますし。毎回ポジションを変えるのも面倒くさい。

冬の間はウインターブーツしか履かない覚悟で、ポジションを変えてみるしかないですかね。

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著者情報

年齢: 38歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: BIANCHI OLTRE XR4(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせていただきました。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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