この記事は約 6分で読めます。
Canon「PowerShot G9 X Mark II」購入
キヤノンの高性能コンパクトデジタルカメラ、「PowerShot G9 X Mark II」を購入しました。
購入まで
この機種を選んだ理由について書きます。
長年使っていたコンデジ
普段、私が写真を撮る時には、もっぱらスマホのカメラを用います。
ただ、どうしても画質に限界があるので、綺麗に撮影をしたい時には独立したカメラを持ち出すことにしています。画質であれば一眼なのですが、どうしても持ち歩きに難があるのでコンパクトデジタルカメラの高級路線の機種を選んできました。
長いこと使っていたのが、Canon「PowerShot S110」。
2013年に購入して長いこと使っていたのですが、2021年の暮れにレンズが出てこなくなってしまいました。8年半も使えたので御の字といったところでしょう。
一眼カメラを譲り受ける
S110が壊れて次のカメラを探していた所、「一眼余ってるけど要ります?」というご提案を知人からいただきました。
「一眼は沼」と聞きますので、あえて手を出さないようにはしていたんですが、ブログ用の物撮りが綺麗にできそうかと考えて頂くことにしました。
Sony「α6300」です。
譲り受けた時には標準のズームレンズが付いていましたが、物撮りのために純正のマクロレンズを購入して使っています。

早速、こちらの河津桜ツーリングにα6300を投入したのですが……デカい、重い。
α6300はレンズを入れても600gほどですし、カメラサイズとしてもそんなに大きくはありません。ただ、コンデジに慣れた私には大きすぎました。
背中にむき身の一眼を背負うスタイルを取るロード乗りも多いのですが、落車した時に怖い(背骨が破壊されそう)ので私はやろうとは思えませんでした。かといって、サドルバッグのような車体に取り付けるバッグだと振動によるカメラへのダメージが怖い。
結局、緩衝材としてのタオルを一眼カメラに巻いて、リュックに入れて持ち運ぶことにしました。ただ、重い上に取り出し&収納に時間が掛かることからストレスは大きかったです。
再びのコンデジ購入へ
やはり私のツーリングスタイルに持ち出すのには一眼は向かなそうです。家で物撮りに使う分には何の問題もないのですが、自転車での持ち運びには難があるように思えました。
そこで再び小型軽量で持ち運びに困らないコンパクトデジタルカメラを購入することにしたのですが……

どうやらコンデジはかなりの斜陽産業で、ほとんどのメーカーが撤退済み。残っているのはソニーとキヤノンくらい。スマホカメラの高画質化によって、需要がどんどんなくなっているわけですね。ただ、撮像素子やレンズの大きさはどうやっても専用のカメラのほうが上なので、必要だとは思うのですが……メーカーも売れなければ作り続けられないということなのでしょう。
RICOHのGRシリーズやライカなど、10万円以上の超高級路線は生き残っていますが、普及価格帯の選択肢はほぼ無いに等しい状態になっていました。
Canon「PowerShot G9 X Mark II」を購入へ
とりあえず選択肢はほぼ無いことが分かりました。
今回の予算は5万円前後。その値段で買えるコンデジというと、SonyのRX100シリーズの中古か、CanonのPowerShotシリーズくらいです。
CanonはS110を長く使ってきたこともあり、カメラやソフトのインターフェースにも馴染みがあります。
一眼がSonyなのでそちらと合わせる事も考えましたが、結局CanonでS110の子孫筋にあたる「G9 X Mark II」を購入することにしました。
Canon「PowerShot G9 X Mark II」
4ヶ月ほど使ってみての感想を書いていきます。
重量
実測で211g(ストラップ付き)。コンデジとしては軽くないですが、一眼が600g程度なので、比較するとかなり軽量です。
サイズ
S110より大きくなるかと思っていましたが、サイズ的には大きく変わらず。
一眼と比べると明らかに小さく薄いです。これくらいのサイズだと、クッションケースに入れてバックポケットに収まるので持ち運びもしやすいですね。
センサーサイズ
G9 X Mark IIのセンサーサイズは1.0型。超高級コンデジのようにAPS-Cではありませんが、個人的には十分なサイズ。
物撮り
最近のパーツ撮影には、G9 X Mark IIを使うことも多いです。家の中なら一眼でも良いのですが、近くにあるのがG9 X Mark IIであることも多く。無線で自動的にパソコンに写真がアップされるので楽だというのもあります。
ディスクローターを撮影。
ライトを撮影。一眼ほどではないですが、満足行く程度には撮れます。
レース撮影
カメラ購入直後には、久々の開催となった「ジャパンカップサイクルロードレース」にもG9 X Mark IIを持ち出しました。
動く物体も割ときれいに撮影できることが分かりました。画面が暗いのは私の設定が甘かったせいです。
ブルベの証跡撮影用
11月には、スマートフォン使用禁止のミステリーブルベに参加。チェックポイント通過の証明に写真が必要なので、G9 X Mark IIを持ち出しました。
時計もスマートウォッチは不味いので、普通の時計で出走。
チェックポイントの写真以外にもキレイに写真が撮影できたので、今後もブルベの際に持ち出すかもしれません。
データ取り込み
ボタンひとつでパソコンと接続し、無線でデータ転送が出来る所が気に入っています。
S110の時代はメモリーカードに通信機能が付いたものを使っていましたが、本体から直接転送が出来るのが楽ですね。今どきでは当たり前の機能かもしれませんが。
価格
52,580円でした。だいたい予算通り。
まとめ
欲しかった性能を持ったコンデジでした。私のスタイルだと、出先に持ち出すのにちょうどいいサイズ。
コンデジって一眼とスマホの間の半端な存在という感じ。自転車でいうとクロスバイク的な立ち位置ですね。中途半端な反面、使いやすい場面も多い便利な存在でもあります。
ただ、今の情勢を見ると次の買い替え時期になったときに、こういう高性能なコンデジは残っていないかもしれません。その際には超高級路線に行くか、スマホで何とかするかを選ぶしかないですね。
壊れるまで大事に使い続けたいと思います。
著者情報
年齢: 38歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: BIANCHI OLTRE XR4(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせていただきました。