SAUCE CYCLEのフロントバッグを購入

SAUCE CYCLEのフロントバッグ「MESH POCKET BAR BAG」を購入しました。

まだそれほど使い込んでいませんが、現状では私の考える最高のフロントバッグにもっとも近い製品なので紹介させて頂きます。

購入まで

ここ2~3年、ブルベ用のフロントバッグを探しています。

レビューしていない製品も含めると3~4個は試しましたが、どれも気になる点があって本採用には至っていません。

現在の本採用品

現在、ブルベで実際に使っているのは、mont-bellの「サイクルフロントバッグ」です。

関連記事

mont-bellの自転車用フロントバッグ。展開されているラインナップ中では最も軽量で、特別なアタッチメントを必要としません。 購入動機 PBPに出るまでは、  「フロントバッグなんて空気抵抗大きいし、ライトの設置場所なくなるし。[…]

ド定番のドラム型フロントバッグなのですが、定番だけあって割と使いやすいのです。

これに大きな不満はないのですが、少々サイズがデカい(4.5L)のが気になっていました。1000km以上のブルベであればこれくらいの容量があると心強いのですが、200~600kmの通常のブルベだとたいてい中身はスカスカなのです。

もう少しコンパクトで、それでいてスタイリッシュなフロントバッグが欲しい。そんな思いで緩くフロントバッグ探しを始めたのでした。

これまでに試したバッグ

この2~3年で試したフロントバッグは以下のとおりです。

製品名 容量
① WOHO「クラシックロールバッグ」 1.5L
② Ridefarr「バーバッグ ミディアム」 2.0L
MORI MONO「Essential Bar Bag」 1.5L
④ LIBIQ「キャンバスフロントバッグ」 2.7L
⑤ Oveja Negra「925 Handlebar Bag」 5L以上

①~④のフロントバッグはmont-bellのフロントバッグと同じくドラム型のものです。

 

要は円柱形状で、ハンドルに吊り下げるタイプのもの。mont-bellのフロントバッグが4.5Lなので、それより小さいサイズを中心で探したのですが……。

 

ドラム型のバッグって、どうしてもハンドル周りののワイヤーと干渉するんですよね。

 

バッグの形状維持のための芯材が入っていると、ご覧の通りバッグがハンドルより上に浮いてしまいます。

かといって、芯材が入っていないバッグはケーブルによって潰れてしまい、形状を維持できません。そうなると、荷物の重さで底部が伸びてタイヤと擦ってしまうなんてこともありえるわけです。

 

そこで購入してみたのが、半円柱形状のOveja Negraのフロントバッグ。後ろ側が平らなのでケーブルとの干渉も減らせるはず!

 

確かにケーブルとの干渉はなく、綺麗に取り付けることは出来ました。

しかし……デカい

容量は5Lと、mont-bellのフロントバッグよりも多く、更に縦に長いのでブレーキキャリパーと干渉することが分かりました。結局これもお蔵入り。

SAUCEのフロントバッグを知る

そんな時に流れてきたのが以下のツイートです。

詳細を見てみると、「裏面が平ら」「容量1.7リットル」と、私が求めていたスペックど真ん中。

作っているのは大阪のショップ「movement」。私も何度かお邪魔したことがあるショップです。こんなオリジナルバッグを製作されていたとは。

一番のこだわりはサイズ感です。
最初から「ドロップハンドルでも使いやすいバーバッグが作りたい」というコンセプトで考えていきました。

横幅は26cmで作っているため、36cmや38cmといった幅の狭いドロップハンドルでも収まりよく使うことができます。

このこだわりがいいですね。日本のショップ製なので、サイズ感も「日本人のロードバイク」に合わせて作っているようでした。

更に、ファスナーは左右開きになっており、Garminのサイコンを取り付けていても口が開け閉めしやすいように工夫されています。これは使いやすそう。

 

BICYCLE STUDIO MOVEMENT

メッシュポケットバーバッグがバージョンアップ ドロップバーにも収まるサイズのハンドルバーバッグです。サドルバッグよりもレ…

この段階では欲しいブラックカラーは売り切れでしたが、11月下旬に再入荷したタイミングで即購入しました。

ファーストインプレッション

まだ手元に届いて10日ほどですが、何度かライドで実際に使用しての感想などを書いてみます。

カラー展開は5種類。

・ブラック
・コヨーテ
・オリーブ
・グレイ
・マルチ
アースカラー中心の落ち着いた色のラインナップです。
私は無難なブラックを購入しました。

容量・重量

容量は1.7L。小型のフロントバッグの部類に入ると思います。

 

重量は、取り外し可能なベルクロ2本&ストラップを含めて183g。

容量から見ると超軽量というわけではありません。形状維持のために入っている1.5mm厚のプラ板の影響が大きそうですね。

取付

バッグを裏面から見た図。

ハンドルに引っ掛けるベルクロを通す穴は5箇所。中央は使わないと思うので、実質選べるのは2パターンから。あとは、ステムかアウターケーブルに固定するための穴が1箇所。

 

取り付けて横から見た図。

裏面が平らなので、ケーブルとの干渉もなくしっかり取り付けられています。ワイヤー内装ではないリムブレーキ車に適した構造です。

 

今回は、FAIRWEATHERのスペーサーを入れて、少しだけバッグを前にオフセットしています。これによって、上ハンドルを握りやすくする狙いです。

サイズ感

取り付けて正面から見た図。ハンドルは芯-芯40cmのものを使っています。

ハンドルより上にバッグが出ないので、ライトと共存できるというのは大きなポイントです。

高さ12cm(スペック上は11cmですが、実測12cm)はかなり絶妙でタイヤやブレーキと擦ることもありません。

バッグに荷物を入れると変形して底部が擦ってしまうフロントバッグもあるんですが、このバッグは芯材がしっかり入っているので変形もなし。

 

サドルに座った方向から見るとこんな感じ。

ブラケットを握ってもバッグと手が触れることもない絶妙な横幅(26cm)。36cmハンドルとかだと微妙かもしれませんが、多くの人によって使いやすい幅だと思います。

使い勝手

早速、取り付けて走ってみました。

便利なのは、ファスナーが左右開きになっていること。最近はハンドルの中央にGarminのGPSを取り付けている人も多いと思うんですが(私もそう)、フロントバッグのファスナーが1方向にしか開かないとGarminが邪魔で上手く開閉できないんですよね。

morimonoのフロントバッグは同様の構造になっていますが、左右開きになっているフロントバッグってまだまだ少ないんですよね。movementきっての実装派スタッフさん主導で作成されただけあって、使用シーンをよく分かっている設計です。

 

中はオレンジ色になっていて、暗い場所でも中身を探しやすくなっています。これも嬉しい工夫。

 

正面には、補給食のゴミを入れるのに便利なメッシュポケットも。

フロントのメッシュポケットは80~90年代のMTBブーム時に使われていたハンドルバーバッグをインスパイアしました。これはダストポケットとして補給食のゴミを入れるのに非常に便利です。

元ネタがあるようです。

防水性

素材として使われているX-PAC自体は防水ですが、縫い目があるので完全防水ではありません。

中身を雨から守りたければ、中身を別途袋に入れるか、シャワーキャップなどを被せる必要があるでしょう。

価格

価格は税込10450円。

この手のフロントバッグの価格帯は5000円前後が多く、Raphaのバーバッグですら7500円であることを考えると少し高く感じる方も多いかもしれません(というかRaphaなら2万円くらいしても驚かないんですが、このバッグだけ妙に安い)。

ただ、SAUCE CYCLEのバッグほど「日本人が乗るドロップハンドルの自転車用」として考えられたフロントバッグは他にないと思いますし、縫製などの作りも良いです。実物を手にとって見ると高いとは思えません。

入手性

一つ一つハンドメイドしているらしく、入荷してもすぐに売り切れになってしまうようです。

欲しい方はこまめに製品ページをチェックしたほうが良さそう。

まとめ

SAUCE CYCLEのフロントバッグの紹介でした。

なかなか理想のフロントバッグが見つからないので、「こりゃもうオーダーメイドか、自作しか無いか?」と思っていたんですが、理想をそのまま形にしたようなバッグが手に入ってしまいました。私が作るとしても、多分こんな形に行き着いただろうというデザインです。素晴らしい。

なぜかどこのメーカーもドラム型のフロントバッグを販売していますが、個人的にはSAUCE CYCLEのバッグのような形状(裏面が平ら)が良いと思っています。Raphaのバーバッグもこちらの形状ですが、今後はこうした形のバッグが増えていきそうな気もしますね。

ただ、裏面が平らでもバッグがハンドルより上に出てしまうフロントバッグも結構多いのです。そうなるとライトとの共存が大変なので、その点でもSAUCE CYCLEのバッグは優れています。

早速、次のブルベ(200km)ではこのバッグを使おうと思っています。走るのが楽しみです。

著者情報

年齢: 37歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: BIANCHI OLTRE XR4(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。


この記事を書いた人
ばる
ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019年の2回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間13分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)