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Tyre Gliderを購入
イギリス発のタイヤ脱着ツール「Tyre Glider」を買ってみました。
購入まで
先日参加したサイクルモードのトライスポーツのブースで見慣れないアイテムを見かけました。
それが今回紹介するTyre Gliderでした。
簡単に言えば「タイヤレバーの代わり」となるアイテム。タイヤレバーよりも簡単に、タイヤを取り付け・取り外し出来ると謳っています。
トライスポーツブースでは、社長自らこのアイテムでタイヤの着脱を実演。多分、1日100回以上は着脱していたのではないかと思います。
私もやり方を聞いて試してみましたが、たしかに簡単。取り付けの際は最後の20cmくらいに多少の力は必要ですが、そこまで多くの力は必要としませんでした。
いつから販売なのか聞いてみると、なんと既に注文が可能とのこと。早速、最寄りのショップで取り寄せてもらうことにしました。
ファーストインプレッション
買ってきました。お値段は税込2090円。
タイヤレバーと考えるとちょっと高いですが、個人的には「おもしろアイテム」枠で買ったので気にしないことにします。
重量
実測20gでした。
愛用しているパナレーサーのタイヤレバーは1本12.5g。2本持ち歩いているので、25gです。それよりは軽い。
サイズ
サイズはかなりコンパクト。具体的にはEdge530より一回り小さいくらいのサイズ感です。
ツール缶やトップチューブバッグなどのスペースには十分格納可能な大きさとなっています。
取り付け
取り付けの様子を動画に撮ってみました。
ビードフックにTyre Gliderの爪になっている部分を引っ掛けて前方にスライドさせて行きます。
最後の20cmくらいはやはり力が必要です。
公式サイトの動画では、ラスト20cmになったところでタイヤを揉んで馴染ませるような動作をした後に再度スライドさせていましたね。確かにそのやり方のほうが楽に入ります。
一つ気をつける必要があるのは、スライドさせる時にチューブを巻き込まないようにすること。巻き込むとタイヤにシワが寄ってそれ以上進まなくなります。
厄介なチューブレスタイヤも呆気なく取り付けることが出来ました。チューブがない分、クリンチャーよりも楽だったかもしれません。
もっとも、このチューブレスタイヤは一度使ったものなので、多少取り付けやすくはなっていますが、それでもタイヤレバーだけでは苦戦する代物です。
動作原理はこんな感じです。
取り外し
こちらも動画を撮影しました。
フックになっている部分を引っ掛けて、下方向に体重を掛けてスライドします。こちらは体重を掛けないとキツいです。
外すのはタイヤレバーのほうが楽かもしれません。
気になる点
気になるのは、Tyre Gliderとリムの間の接触です。
写真の指で示した部分がリムブレーキにおけるブレーキ面の部分をスライドしていきます。
リムブレーキだと接触するのはブレーキ面だけで済みますが、ディスクブレーキだとデカールと接触する可能性があります。勢いよくスライドさせてデカールを剥がさないように気をつける必要はありますね。
あと、Tyre Glider本体は以下のように説明されているのですが……
信じられないほど丈夫で耐久性のあるプラスチックで作られています。
これにより、ツールが損傷したり品質が低下したりすることを心配することなく、バッグに入れてオフロードサイクリングの冒険に持ち運ぶことができます。
しかし、写真を見てもらえると分かるように、既に少しささくれだっています。
逆に考えればアルミやカーボンのリムよりは柔らかいということで、リム側に傷をつけることは無さそうですが。
元ネタ?
形状的には、車用の「タイヤチェンジャー」と呼ばれる装置の先端部分によく似ています。
恐らく、ここに着想を得たんでしょうね。
まとめ
Tyre Gliderの購入報告でした。この手のアイテムは定期的に出てきますが、今回はなかなか良かったです。
同じくトライスポーツが見つけてきたタイヤレバー代用工具としては「TyreKey」がありますが、こちらは個人的はガッカリ製品でした。
Tyre Gliderは、少なくともサイズがかなり小さくて持ち運びには困らなそう。その上で、着脱も(少しコツは要りますが)実用的だと感じました。
既に代理店には製品が入ってきているので、トライスポーツの製品を扱う販売店なら注文可能です。
ネット通販でも、既にクラウンギアーズ(楽天)では購入可能となっていました。
著者情報
年齢: 37歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: BIANCHI OLTRE XR4(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。