ワークマンのサイクルジャージ(税込1500円)を購入

2年ほど前から自転車用ウェアをリリースし始めたワークマン。今年、ついにサイクルジャージが発売されました。

値段は驚きの税込1500円。失敗しても許せてしまう値段なので即購入しました。

この記事ではワークマンのサイクルジャージの紹介と、夜練で使用してみてのファーストインプレッションを書いていこうと思います。

購入経緯

ほぼ勢いで買ったようなものですが、私はワークマンには浅からぬ縁がありまして、そのあたりから書いていこうと思います。さっさとジャージの感想を読みたい方はこちらからどうぞ。

ワークマンと私

近年、山用ウェアやスポーツウェアなどを発売し、少しずつ一般にも知られるようになったワークマン。言うまでもないかもしれませんが、元々は建築業や工場で働く人のためのお店です。

なかなかこれまでは縁のない方も多かったとは思うのですが、私は子供の頃からよくワークマンに行っていました。

なぜなら、ワークマンの本社は私の実家のすぐそばにあったからです。

ワークマン公式サイト

沿革 2018年 新業態「WORKMAN Plus」出店 長崎県初出店 2017年 伊勢崎流通センターを群馬県伊勢崎市田…

ワークマンの本社は今でも群馬県伊勢崎市にあります。ちなみに、「ペヤング」で有名な「まるか食品」も伊勢崎にあり、ワークマン本社の隣の敷地に本社があります。

今はもうありませんが、ワークマン1号店も伊勢崎にありました(現・伊勢崎山王店のすぐ近く)。父が内装業をやっていたこともあり、子供の頃から割とそこに行く機会があったのです。

そんなこんなで幼い頃から親しみのあったワークマン。自転車を始めてからは、割と現場向けの高機能インナーウェアを出していたこともあり、買いに出かけたこともあります。

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雨天ライドには今や必須装備となっている「テムレス」も、いつもワークマンで買ってます。

ワークマンプラスの登場

あくまで「他分野のものを自転車向けに流用する」というスタンスでワークマンを利用していましたが、少しずつワークマン側がスポーツ用品にも力を入れ始めました。

ワークマン公式サイト

ワークマンが高機能ウェア専門店「WORKMAN Plus」の2、3号店を11月に出店 2号店は路面店で川崎市多摩区中野島…

その最大の転機は、2018年に「ワークマン プラス」というアウトドア・スポーツ用品を前面に押し出した新業態のオープンしたことだったと思います。

それまでもワークマンではアウトドア・スポーツ用のウェアが細々と売られていました。それを私のような他分野の人間が「○○に結構使えるし、かなり安い」とじわじわと広がりを見せたようで、その盛り上がりを見てワークマンが大きく舵を切った形になります。

ワークマンプラスは大いに受け、現在では全国279店舗まで数を増やしています。

なお、ワークマンとワークマンプラスは、実は買える商品自体は同じです。ワークマンプラスは、アウトドア・スポーツ用品を多めにし、陳列も通常のワークマンとは違う…といった形で差別化されています。

ワークマン、自転車ウェアに参入

2019年秋、ついにワークマンが自転車ウェアに参入を果たします。その名も「MOVE ACTIVE CYCLE」シリーズです。

 

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最初にリリースされたのは、秋冬向けのウインドブレークジャケットと、防風インナー。ジャケットは2900円、インナーは1900円といきなり恐ろしく安い価格で出してきました。さすがワークマン、自社の強みをよく分かっています。

 

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2020年春夏モデルでは、「半袖Tシャツ」をリリース。バックポケット付きのTシャツです。お値段980円と、これまた安い。

 

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そして2021年、待望の「ジャージ」「ハーフジップ」がリリース。いずれも税込1500円と恐ろしく安い価格で出してきました。

今回は「ジャージ」を一着、試しに購入してみました。

MOVE ACTIVE CYCLE ジャージ

ここからは、「MOVE ACTIVE CYCLE ジャージ」の購入理由や少し使ってみての感想を述べていきます。

初期モデルはスルー

実は、ワークマンのサイクルウェアを購入したのは今回が初めてです。

最初に発売したウインドブレークジャケットは店舗まで実物を見に行きましたが、購入意欲が沸かずに見送りました。

ブルベではいつ雨が降るか分からないので、防風機能だけのジャケットを持つことは少なく、基本的にはレインウェアを防風ジャケットとして兼用することが多いのです。これまでレインウェア研究を長いことしてきたこともあり、家にはGORE-TEXやらeVentやら、高機能なジャケットが沢山あります。

残念ながらそれらに比べると、ワークマンのジャケットが下位互換であることは明白です。それに、ジャケットって割と耐久性が高いので、そんなにコロコロ買い換えるものでもなく。どうせなら高価でも高機能なものを買って、数年スパンで買い換えるほうが良いと思ったのでした。

サイクルジャージを買った理由

今回、サイクルジャージを買ったのは「普段着として使えそうだな」と思ったのが最大の理由です。

私は普段から、夏場は使い古しのサイクルジャージを着ています。特に在宅勤務になってからは、ほぼ家ではサイクルジャージです。

通気性は良いし、何よりバックポケットが便利。財布とスマホをバックポケットに入れれば手ぶらで出かけることが出来ます。

そんな用途に使えそうなサイクルジャージがワークマンで1500円。家で着ていたジャージもくたびれてきていたので、1枚購入してみることにしたわけです。

製品概要

実測重量は206g(Lサイズ)。試しに測ってみた同サイズのWAVE ONEのジャージが187gだったので、若干重いです。

素材はポリエステル100%。ポケットの部分だけ、ナイロンとポリウレタンで出来ています。一昔前のサイクルジャージっぽい、ツルッとした手触り。

 

ポケットはたっぷり6箇所。一般的なサイクルジャージと同じ3箇所と、左右のサイド、そして中心にもう一つ。少し重いのはこのポケットの大差が原因かも。

サイドと中心のポケットには反射材が付いており、後続車にアピールも可能。この位置って前傾姿勢でも目立つので良い配慮だと思います。

 

「6つのポケットがロングライドにも対応」とのこと。製品開発の方、ロングライドを意識してこれを作ってるんですね。確かにポケットが多いと嬉しい。

カラー展開は以下の6種類。私が買ったのはネオパープルです。

・ネオホワイト
・ネオグレー
・ネオイエロー
・ネオグリーン
・ネオネイビー
・ネオパープル

カット

ワークマンは、いわゆる「ガテン系」が主たるお客さんなので、ウェアのカットもゆったりしています。私みたいに太めの体型だと割と丁度良いですが、自転車に向いた細い体型の方だと確実に胴回りは余ります

そして、ゆったりカットの割に伸縮性は低いです。昨今の高機能サイクルジャージはサイヤ人の戦闘服のように高い伸縮性を持っているものですが、ワークマンのジャージは一般的なサイクルジャージと比べても伸びません。となると、余った部分は風でバタついて空気抵抗を受けるはず。

と言っても、シリアスに乗る場面で使わなければあまり気にはならないでしょう。キャノボだったら気にしますが、普段のライドなら特に問題ない程度だと思います。

なお、本製品はM~3Lまでの4サイズしか展開がありません。MサイズでもパールイズミのLサイズ相当くらいはありそうなので、「身長がそれなりにあってガタイが良い人」しか着られないのがネックといえばネックですね。

使い心地

普段行ってる夜練の際に着てみました。……思った以上に違和感がないです。何かしら罠があるかと思ったんですが、特にそういった事もなく。

 

製品説明には、UVカット機能があるとも、速乾素材とも書かれていません。ジャージの質感的に汗抜けは良くなさそうですが、1500円の製品にそこまで望むのは酷というものでしょう。

 

脇の下がメッシュ生地になっているだけでも良心的です。

Twitterでは「前傾姿勢が取りにくくないですか?」というご意見も頂きましたが、確かに前傾姿勢で少し後ろに引っ張られる感じがあります。

 

恐らく原因は、伸びにくい生地に加えて、背中側にのみ設けられた滑り止めテープ(WANT BE~と書いてある部分)だと思います。深い前傾姿勢には向かないウェアかもしれませんね。あくまでも上半身を起こしたゆったりライド向け。

ポケット

このジャージ、ポケットの数は6個と、普通のサイクルジャージの倍あるんですが、一つ一つのポケットは通常より小さめです。

 

写真は、左がチャンピオンシステムのジャージ、右がワークマンのジャージです。3~4cmほど、ワークマンのほうが浅いことが分かります。

 

昨今のスマホだと、少し頭が出てしまいますね。重箱の隅をつつくような指摘ではありますが。

その他

この値段なのに、縫製が普通です。普通なのが凄い。

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1500円という値段で、普通の縫製が成されていることに驚きました。まぁ日本の消費者はその辺うるさいですから……。

まとめ

ツッコミどころは色々ありましたが、「1500円にしては大変良く出来ているジャージだなぁ」という印象です。

伸縮性の低さに起因するツッパリ感はありますが、アップライトな姿勢で走る分には特に問題はないですし、この製品のターゲットもシリアスに走る層ではないでしょう。このコストの中でよくぞここまで作り込んだものだと驚きます。

早速、普段着用にもう一着、今度はハーフジップの方を買おうかと思っています。そちらの感想もまた追って。

ワークマンのジャージで物足りなければ、あさひのプライベートブランド「ILMIK」あたりを選べばよいでしょうし、デカトロンにも2500円のサイクルジャージがあります。低価格サイクルジャージも充実してきましたね。


しかし、ほんと「おらが村の作業着屋が、こんな立派になって……」という感じです。

「行こう皆でワークマン~♪」という吉幾三のCMを聞いても、「いや、家族では行かないだろ……(うちは行ってたけど)」と思っていましたが、今や普通に家族連れがワークマンにいますからね。垢抜けたものです。

こうなると、冬に同じように長袖の薄手ジャージも出ないかと期待してしまいますが……このジャージと同じ生地で、単に袖だけ伸ばしてくれれば良いんですけども。

ワークマンの方、これを見ていたらご検討を宜しくおねがいします。薄手の長袖ジャージってとても有り難いので。

詳細レビュー(2021/8/5追記)

3ヶ月ほど使用しての詳細レビューを書きました。

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著者情報

年齢: 36歳 (執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。


この記事を書いた人
ばる
ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019年の2回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間13分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)