ワークマンの冬用サイクルジャージ(税込1900円)を購入

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2021年春夏モデルとして、ついに本格的なサイクルジャージをリリースしたワークマン。

2021年秋冬モデルは冬用のサイクルジャージ(製品名: MOVE ACTIVE CYCLE ウォームジャージ)をリリース。その値段は驚きの1900円(税込)。Tシャツと見まごうばかりの安さです。

この記事ではワークマンの冬用サイクルジャージの紹介と、夜練で使用してみてのファーストインプレッションを書いていこうと思います。

目次

購入経緯

私はワークマン創業の地である群馬県伊勢崎市の出身です。詳しい関わりなどは以下の記事の前半に書いています。

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そんな経緯もあり、自転車用ウェアを扱い始めた最近のワークマンの動向には注目していました。

冬用ジャージ発売の情報を知る

10月のある日。Twitterで、すくみず氏の記事が流れてきました。

すくみずログ
【レビュー】ワークマン ムーブアクティブ サイクルウォームジャージ ~長袖&裏起毛。1900円で買える冬... WORKMAN MOVE ACTIVE CYCLE WARM JERJEY 1408 1900円という信じられない価格の冬用長袖サイクルジャージ。保温性のある裏起毛素材だが、背中と脇の下は薄手になっており蒸...

夏用ジャージが出たということで、冬用ジャージも出ることは予想できましたが、出ても来年かな?と思っていました。予想よりも登場が早かったです。

驚いたのはその値段。夏用ジャージが1500円なのも驚きましたが、冬用ジャージで1900円は恐ろしい安さだと言えましょう。

冬用ジャージは安くても8000円くらいするもので、10000円オーバーが普通。そこに1900円で殴り込んでくるワークマン恐るべし。

しかも、今回は夏用ジャージにはなかったレッドカラーがあります。ウェア類は大体赤か黒で揃えている私にはありがたい話。早速探してみることにしました。

予想通りの品薄

早速、近所のワークマンを探索してみましたが……既にほぼ狩り尽くされた後でした。

ワークマンの季節商品って、一度季節の最初に作ったら以後は増産されないものらしく。春夏モデルは4月の初めに、秋冬モデルは10月の初めに入荷したら以後は入荷されないらしいんですよね。このジャージも例外ではなく、店舗在庫限りということです。

探し始めたのが10月末。

私よりも情報を掴むのが早い人達が既に買っていってしまったようで、近所の店ではほぼ売り切れ状態でした。

 

なんとかラス1で残っていた「ブルー×ブラック」のLサイズを確保。個人的には「レッド×ブラック」が欲しかったんですが、このカラーは人気ですぐに売り切れてしまったようです。

 

その後、週末のライドで立ち寄った入間のワークマンで「シルバー×ブラック」を確保しました。

MOVE ACTIVE CYCLE ウォームジャージ(1408)

さて、早速「MOVE ACTIVE CYCLE ウォームジャージ」について書いていきます。

このジャージを買った理由

このジャージを買った理由は単純で、「夏用のジャージの出来が割と良かった」のと「安い」からです。

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夏用ジャージのレビューは↑で書いていますが、割と出来は良いものでした。とても1500円とは思えないほど。特に縫製がしっかりとしています。

安いウェアを買うと縫製がイマイチですぐにほつれてくることが多いのですが、そこは近年成長著しいワークマン。ちゃんと品質を確保してる点が素晴らしいです。やはりその辺りは長年の向上との信頼関係が伺えます。

夏用ジャージはブルベでこそ使いませんでしたが、日々の夜練や普段着として大いに活躍してくれました。

今回も、「自転車用で使い物にならなければ普段着にすればいいや」と半ば開き直っての購入です。1900円ですからね。

製品概要

実測重量は389g(Lサイズ・シルバー×ブラック)。

私がいつも冬場に来ている裏起毛のジャージ(Sportful製)が317gなので、若干重めです。後述しますが、ポケットの数がとにかく多いことで重くなっていそうですね。

素材はポリウレタン10%、ポリエステル90%。夏用はポリエステル100%でしたが、ポリウレタンは起毛分ですかね。表面の質感は、サラッとしており、夏用のツルっとした感じとは異なります。

 

ポケットの数はなんと8箇所

胴回り全てがポケットと言っても過言ではありません。ファスナー付きのポケットも3箇所あります。

サイクルジャージには通常付属しない、脇腹部分に手を突っ込めるタイプのポケットがあるのが特徴。ここに重いものを入れると前傾姿勢では垂れ下がってしまうので、軽くて嵩張らないものを入れる想定でしょうか。もしくは普段着として使う時に手を突っ込む用?

 

中央のポケットのファスナー部分には反射材が付いていて、後続車にアピールも可能となっています。

カラー展開は6種類。

夏用ジャージになかったSサイズが冬用ジャージでは追加されましたが、全てのカラーに全てのサイズが用意されているわけではないようです。存在する組み合わせは以下の表を参照してください。

Sサイズ Mサイズ Lサイズ LLサイズ 3Lサイズ
チャコール×ブラック
ブラック×ブラック
シルバー×ブラック
レッド×ブラック
イエロー×ブラック
ブルー×ブラック

全てのサイズが揃っているのはブラック×ブラックのみ。

私が購入したのは「シルバー×ブラック」ですが、MとLサイズしかないようですね。

 

「ブルー×ブラック」はこんな感じの色味です。

「レッド×ブラック」は店頭で現物を見かけましたが、レッドというよりは「えんじ色」という感じでしたね(サイズが合わなくて買いませんでした)。

 

製品タグにはセールスポイントがズラリ。

カット

夏用ジャージの時の解説の繰り返しになります。

ワークマンは、いわゆる「ガテン系」が主たるお客さんなので、ウェアのカットもゆったりしています。私みたいに太めの体型だと割と丁度良いですが、細い人だと胴回りは余ると思います

サイズ感は夏用ジャージと変わっていません。私は夏用と同じLサイズでちょうど良かったです。

素材の伸縮性は、Sportfulの起毛ジャージと比べると低い印象。このジャージは起毛生地とメッシュ生地を部位ごとに組み合わせてるんですが、メッシュ生地の部分が伸びにくいです。

使い心地

普段走っている夜練コースで、こちらのジャージを着て走ってみました。

結論から言うと、これといった違和感は無し。

ただ、11月になっても昼間の気温が20℃を超える今年の秋には暑すぎます。15℃だと汗だくになります。このジャージは5~10℃くらいの気温で一番効果を発揮しそうだと思いました。

 

脇の下と背面中央部分はメッシュ素材を採用しているため、この部分から熱気が抜けることを想定しているようですが、現在の関東の気温では夜中でも汗が抜けきりませんでした。

 

一応、裏側からの写真も。中央部はメッシュ生地で、その他は裏起毛の生地となっています。

 

気になったのは袖部分の処理。ここはゴムなどで絞られていたほうが良いと感じました。

このジャージが適した気温(5~10℃)では、走行時に袖からの入る冷気を何とか防ぎたいもの。それを考えると、ここがちょっとルーズなのはマイナスですね。

袖の長さは至って普通、前傾姿勢で手首が出るかどうかというライン。

 

裾部分にはずり上がり防止のシリコンテープが貼られています。ちょっと前傾姿勢の時に引っかかりを感じますね。

ポケット

なんといっても、このジャージの特徴はポケットの数でしょう。

その数、なんと8個。全てのリソースを「どうやってポケットを増やすか?」につぎ込んだような設計です。少し狂気を感じます。

 

ただ、夏用ジャージと同じく、一つ一つのポケットは浅めです。

 

普通のサイクルジャージのバックポケットには「ギャザー」と呼ばれるヒダが付いて、中のものが飛び出すのを防止してくれるのですが、ワークマンのジャージにはコレがありません。

このため、バックポケットからの荷物の落下には注意して走行する必要があります。あまりにも長いものは入れないほうが良いでしょう。

 

あと気になったのは、バックポケット中央のファスナー付きポケット。

ここ、どうやら防水素材のようなもので覆われてるんですよね。スペックを見ても「防水」とはどこにも書いていないのですが、財布など濡れてほしくないものをここに入れておくと汗で濡れることを防げる……ということかもしれません。確証はありませんが。

その他

夏用ジャージの繰り返しになりますが、やはり縫製がしっかりしています。大事。

まとめ

袖口の処理と異様なポケットの多さ&浅さは気になりましたが、値段を考えると異様に良く出来た冬用ジャージと言えると思います。個人的には、多少値上がっても、ポケットを深くしてギャザーを付けてほしいですが。

夏用ジャージと同じくシリアスに走るシーンを想定して作られたものではなさそうですが、冬ブルベにはちょっと使ってみたくなりました。ポケットが浅くてスマホを落とさないかだけはちょっと心配ですが、一度実戦投入をしてみようと思っています。

また、結局「レッド×ブラック」カラー(Lサイズ)は結局手に入っておりません。見つけた方いらっしゃいましたら、こっそりコメントかDMで教えてくださると助かります。


先述の通り、このジャージは現時点で既に品薄です。

ワークマンには公式の通販サイトがありますが、冬用サイクルジャージは販売されていません。実店舗のみの販売商品です。ワークマンの実店舗に赴いて在庫を探す必要があります。

地方では分かりませんが、都市部では色とサイズの選択肢には余裕はない状態になっていると思います。欲しい人はすぐに確保に走ったほうが良いでしょう。これを逃すと、再生産されるのは恐らく来年の10月です。


この勢いだと、来年の春夏モデルにはまた進化した自転車ウェアを出してきそうな気配がありますね。

次こそは4月に入ったと同時に実店舗に行って好みの色を確保したいです。

著者情報

年齢: 37歳 (執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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