FLR「F-11 Knit」購入

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FLRのロードシューズ「F-11 Knit」を購入しました。自身初のニットアッパー採用シューズです。

目次

購入まで

少し前まで購入候補になかったブランドでしたが、試着する機会がありまして、それが購入のキッカケとなりました。

さいたまクリテリウムでの試着

11月5日、さいたま新都心で開催された「さいたまクリテリウム」を観戦しました。

レース自体も楽しめましたが、個人的に毎回楽しみにしているのが同時開催されている「さいたまサイクルフェスタ」。

色々なメーカーが出展しているイベントです。試乗は今回なかったようですが、色々な製品を手にとって試すことが出来ました。

そこで目に止まったのが、Ritewayブースで展示されていた「FLR」のシューズでした。

「試着も出来ますよ!」とのことで、試してみることに。そこで試したのが今回購入した「F-11 Knit」でした。

私はSPDシューズだと43サイズ、SPD-SLシューズだと42.5サイズを選ぶことが多いんですが、FLRのシューズは1インチ刻み。今回は43サイズを試着しました。

……おや、なんかとてもつま先が楽。見た感じはそこまで幅広にも見えないのに圧迫感が少ないのは、ニットのアッパーが効いているのかな。そしてお値段は税込17600円。ニットは高価なことが多いので、これはかなりの低価格に見えます。

この時からFLRのシューズが「気になる存在」になりました。

指のしびれに悩む昨今

今年8月のPBPは最後まで深刻なトラブルもなく完走出来ました。

ただ、終わった後に足の指(小指~中指)に痺れが発生し、そろそろ4ヶ月が経過する今も痺れが残っています。整形外科にも通っていますが、どうやら時間がかかるようです。

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現在ブルベでメインに使っているのはSHIMANO「XC1」です。エントリーグレードのSPDシューズになります。

軽くて良いシューズなんですが、最近「靴底が異様に薄い」ことが発覚しました。SHIMANOのSPD-SLのミドルグレードである「RC7」よりも4mmも靴底が薄かったのです。普通SPDシューズって靴底が厚めなんですが、XC1は異様に薄いわけですね。

薄いということはペダリング時にパワーがダイレクトに伝わるのですが、逆に足裏にもダイレクトに衝撃が来ることになります。これがなかなか抜けない痺れに繋がった気はしています。

もうひとつ、FLRのシューズを試着して気づいたのは、「XC1だと微妙に小指への圧迫があった」ということです。圧迫のないシューズを履いて初めて気づきました。

圧迫が痺れの原因になっているかは分かりませんが、痛まないほうが良いに決まっています。

購入を決める

ここ数年、シューズはシマノのみを使ってきました。当サイトのシューズカテゴリのレビューを見ても、最後にシマノ以外のシューズをレビューしたのは5年前です。

入手性も良いですし、価格もトップグレードでなければ安め。そして日本メーカーなのでフィット感もそこそこ良いので他に乗り換えることは考えていなかったのですが。

FLRは価格面ではシマノとほぼ互角、フィット感は私の足で言うとシマノより上。

ということで、購入してしばらく使ってみることにしました。レース用途で使うつもりはなく、ロングライドやブルベ用としての購入です。

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ナイロンソールなので剛性は高くないはずですが、案外レーサーの方にも愛用者がいるようです。

FLR「F-11 Knit」

購入直後のファーストインプレッションになります。

今回購入したのは、ブラックカラーの43サイズです。

重量

43サイズ片足(クリート無し)で292gでした。ちょっと相場から見ると重めではあります。

42サイズの公称重量が254gだったので、43サイズは270gくらいかなと予想していましたが……重い個体が手元に来てしまったかもしれません。

各部詳細

調整ダイヤルは足首側に1つのみ。

一見BOAに見えますが、「atop」というメーカーのものです。

右足の場合、締めるときは時計回りで、反時計回りに回すと緩む構造。左足はその逆です。ダイヤルを持ち上げても外れないので注意。

試着時にもレースが中々均等に締まってくれない点が気になりましたが、購入した個体もそこは同じ。その辺りの品質はBOAのほうが良さそうに見えます。

シューズの裏側。比較的クリート穴がシューズ後側に付いているのが好印象。私は結構クリートを後ろに付ける方なので。

ソール全体はナイロンで、クリート周辺はグラスファイバーで強化されているという構造。FLR内での剛性指数は7だそうです。

アッパーは強化ナイロン糸を編み込んだニット構造。

裏側まで貫通した穴も多く、通気性は良いので夏は快適でしょう。現在(11月中旬)はかなり風が抜けて足先が寒いです。

パッと見の見た目はとてもいいんですが、見えないところは割りと値段なりに手が抜かれています。

BOAダイヤルの裏側には接着の糊がはみ出しています。ニットにも数か所のほつれがありました。

履き心地

早速履いて走ってみましたが、試着でも感じたように小指側の圧迫がありません。というか、つま先側全体に圧迫が少ない。

つま先側のラスト形状はシマノと大差ないように見えるのですが、ニットの柔軟性がそう感じせるのかもしれません。

ちょっと不思議なのは、イスラエル産のシューズなのにアジア人らしい足をしている私にフィットすることです。

イタリアあたりのシューズは縦の長さが問題なくても幅と高さが足りないことが多いもの。しかし、FLRのシューズにはそうした引っ掛かりが感じられません。そして、どうやらアジアンフィットではなく全世界で共通のラストを採用しているようです。

FLR公式サイトを見ると、以下の記述を見つけました。

インターナショナルブランドを目指すFLRにとって特定の足の形にのみ対応するシューズを作るのは本意ではありません。

より多くの人が最高のフィット感を得られるよう作られた幅広の形状と柔軟性の高いアッパーは、アジア圏の平均的な足形状にもしっかりフィットします。

FLR日本公式サイトより

ということで、文章を見る限りだと世界的に最大公約数的なラストを採用しているようですね。

イスラエルはアフリカ・ヨーロッパ・アジアに挟まれる中東に位置していますし、割と足型もバラバラなのかもしれません。

剛性感

主にブルベ用と考えて購入したので剛性についてはあまり気にしていませんが、クリートの取付部はグラスファイバー製なので剛性はそこそこあるように感じます。

ソール全体はナイロンなので普通にたわみます。

歩きやすさ

ちょっと驚いたのが、このシューズはSPD-SLのクリートを付けても妙に歩きやすいことです。ソールがナイロンでしなることもあるのでしょうが、それだけじゃない感じ。

「なんでだろう?」と思ってシマノのRC7の裏側と見比べてみるとつま先に差があることに気づきました。

つま先にグリップが付けられていました。RC7にもつま先の保護用の滑り止めは付いていますが、ここまでちゃんとしたものは付いていません。

レーシングシューズとして考えれば不要なパーツですが、ある程度歩くこともあるロングライド用途を考慮されているように見えます。

まとめ

久々にSPD-SL用シューズを買いましたが、非常にストレスが少ないシューズで満足しています。

少々作りが荒い部分はありますが、この価格でここまでフィット感と快適性を高められているという点で満足感のほうが勝りました。

剛性が求められる用途には向かない特性ですが、逆にある程度ゆったりしたシューズで快適に走りたい人には良い選択肢ではないかなと。

こうなるとSPDシューズの「F-70 Knit」も気になってきますが、しばらくはF-11を楽しんでみようと思っています。ライド後の足指の痺れが少しはマシになればよいのですが。

著者情報

年齢: 39歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: BIANCHI OLTRE XR4(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせていただきました。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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