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【レビュー】GIYO 「ダブルシリンダーポンプ GP-01」
評価:3
GIYOの携帯ポンプ。
「ダブルシリンダー」と呼ばれる2本のシリンダーを備えており、低圧時は2本のシリンダーで充填量を増やし、高圧時は1本のシリンダーで抵抗を減らすというもの。実売は1000円台と安価ながら、「楽に高圧まで入れられる」と一定の支持を集めています。
購入動機
最初の一本に「マイクロロケットALT」、慎重派には「ミニモーフ」、軽量派には「airbone」と言ったように、ある程度定番の携帯ポンプというのが存在します。
それらと同列に名前が挙がるのが、本製品でした。定番の一本と言えます。ずっと気にはなっていたのですが、買うまでには至らず。
ある日、秋葉原のマイロードという店に行ったところ、本製品が1300円で売っているのを発見。試してみるかー、と買ってみたのでした。
製品概要
実測重量はポンプ単体で168g。ミニモーフ(154g)より少し重い程度。フレーム取り付け用のブラケットは34gです。ガッチリしていてかなり重め。
最大空気圧は8.5気圧。
口金を裏返すことで米式と仏式に対応。
ポンプの頭に付いているスイッチは、高圧モードと低圧モードの切り替え用。
ダブルシリンダー。2本の太さは微妙に異なっています。低圧モードでは2本が使われ、高圧モードでは細い方の1本のみが使われるそうです。
使用感
とりあえず軽く使ってみた結果をレビューします。
重量
見た目の印象から受けるほど重く有りません。ただ、168gという重量は携帯ポンプとしては重量級です。フロアポンプ構造のものと同じ位の重さですね。
なぜか公称重量は81gとなっていますが、そんなに軽くはありません。
大きさ
デカイです。サドルバッグやツール缶には頑張っても入りません。Apidura等の大容量サドルバッグなら入るかもしれませんが。
付属のブラケットでダウンチューブのボトル脇に付けてみた図。かなり目立ちます。そして、目立つだけではなく、出っ張っているので時々脚に当たります。これはちょっと不快。
使い勝手
補助チューブは構造的に使えないので、口金をそのままバルブに突き刺して使用。高圧時に体重を掛けてのポンピングは難しい構造です。
ただし、シリンダーが2つ並んでいる分、ポンピング時に手で押さえる部分(ポンプの持ち手・頭)の面積が広く取られているため、高圧時にも力は掛けやすく、手は痛くなりにくいです。
性能
IRC ASPITE PRO(24C)に対してテストを実施。最初は低圧モード、押し込むのが辛くなったところで高圧モードに切り替えます。
まずは低圧モードでトライ。
110回: 5.0気圧
ここで押しこむのが辛くなったので、高圧モードにチェンジ。
90回 6.8気圧(高圧モード)
確かに回数が少なくても高圧まで入ります。高圧モードでは細い方のシリンダーのみを使うというのも理に叶っています。押す力が同じなら断面積は小さい方がより高圧を掛けることが可能だからです。
まとめ
値段の割りに性能は良いです。が、でか過ぎます。
この大きさ、この重量であれば、体重を掛けてポンピング出来るミニフロアポンプタイプのもの(ミニモーフ等)を私は選びます。
脚との干渉もありますし、かといって背中のポケットに差すには大きすぎるし。携帯性の面で私にはNGでした。放出予定です。
評価
対象モデル: GIYO「GP-01」
年式: 不明
定価: 1620円(税込)
購入価格: 1404円(税込)
価格への満足度
性能から見ると安い。
総合評価
シリンダーの本数で高圧/低圧を切り替えるのは面白いが、でかい。
レビュアー情報
年齢: 30歳 (レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。