「ゆうパック スマホ割」アプリを使って出先で荷物を受け取る方法

この記事は約 6分で読めます。

「自分で送った荷物を、出先のコンビニで受け取る」方法が分かったので記事化します。

目次

「ゆうパック スマホ割」アプリ

「出先のコンビニで荷物を受け取る」方法ですが、「ゆうパック スマホ割」アプリを使います。

議論の出発点

先日、こんな記事を書きました。

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24時間営業の「ゆうゆう窓口」が無くなる 郵便局宛に荷物を送り、そこで荷物を受け取れる「局留めサービス」というものがあります。 つい先日までは、地域の本局の「ゆうゆう窓口」で24時間荷物を受け取ることが...

「地域の本局で24時間荷物を局留めで受け取れたサービスが無くなってしまった」という内容でした。

記事の中で代替サービスも探してみましたが、決定打となるサービスは見つけられず。ロングライド中に荷物を受け取る一番ベターな方法は、宿泊先のホテルに荷物を送るくらいだろう……という結論でした。

アプリの存在を知る

そんな記事を書いた所、Twitterで情報を頂きました。

PBPで知り合ったkousansonさんからの情報でした。

早速、公式サイトを確認すると……

  • 「かんたんSNSでお届け」機能をご利用いただくと、旅先や出張先の郵便局やコンビニで、ご自身あてのお荷物をお受け取りいただけます。

なんと、ホントに出来る模様。

類似サービスでは、個人発送のコンビニ受け取りは例外的に禁止されていることが多かったので、郵便局もてっきりそうなのだと思っていました。それなのに、例外どころか公式に「自分宛ての荷物をコンビニで受け取れる」と使用例が書いてあったのです。

これならば、ロングライド中にルート上のコンビニで荷物を受け取る「セルフドロップバッグ」が可能となります。

「かんたんSNSでお届け」機能?

さて、引っかかったのは「かんたんSNSでお届け」機能という箇所。「なぜ自分宛に荷物を送るのにSNS?」とは思ったのですが。

どうやらこの機能は、住所をお互いに公開せずに荷物を送るため機能のようです。いわゆる「匿名配送」というやつですね。

こちらは、漫画家の方がフォロワーさんに荷物を匿名で送った時の話。この中で使われているのが、「かんたんSNSでお届け」機能です。

今回の目的である「自分宛てに荷物を送る」というのはつまり、「匿名配送の送付先を自分自身にする」方法であるわけですね。そして、受け取り場所にコンビニを指定するというわけです。

一見、システムの穴を付いた非公式な利用方法に見えるんですが、郵便局が自ら使用例として書いているので問題はないのでしょう。

コンビニでの荷物の受け取り方法

ここからは具体的な方法を紹介します。

アプリのインストール

まずは、スマホに「ゆうパック スマホ割」アプリをインストールします。

ゆうパックスマホ割

ゆうパックスマホ割

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「ゆうびんID」の登録

「ゆうパック スマホ割」のサービスを利用するには、「ゆうびんID」の登録が必要です。

こちらのサイトから新規登録を行います。既にIDを持っている人は、この作業は不要です。

荷物情報の登録

アプリ起動

スマホから「ゆうパック スマホ割」アプリを起動します。

「ゆうびんID」とパスワードでログインします。

ログイン

ログインに成功するとトップページが表示されます。「荷物を送る」欄の「あて名ラベル作成」ボタンをタップします。

宛名ラベル作成

お届方法を選びます。今回は「かんたんSNSでお届け」のメニューをタップします。

依頼主情報の入力

依頼主の記入画面です。「ご依頼主情報から引用」ボタンを押すと、ゆうびんIDに登録した情報を自動記入してくれます。記入が終わると「次へ」ボタンが現れるので、タップします。

お届け先情報の入力

次に「お届け先」の記入です。「自分で受け取る」のチェックボックスをONにします。「次へ」ボタンをタップします。

荷物情報の入力

荷物情報の記入です。

注意が必要なのは、コンビニで受け取れる荷物の大きさの上限は3辺の合計が100cm以内であることです。それ以上のサイズは、郵便局で受け取る必要があります。普通のサイズのリュックなら問題ないサイズだと思います。

今回は受取先に「コンビニ」を選択しますが、「はこぽす」も選択できます。サイズ制限はコンビニより一段階厳しくなっています。

そしてもう一つ重要なのが「発送予定場所」の記入です。

このサービス、受取はいろいろな場所でできますが、発送は郵便局からしか出来ません。郵便局にある、専用のQRコードリーダーでアプリ画面を読み込む必要があるからです。受取場所の選択肢は広いですが、発送場所は郵便局のみというのは覚えておいたほうが良いでしょう。

発送予定場所の郵便局を入力したら、「次へ」ボタンを押します。

受取場所の選択

受取場所を選択する」ボタンをタップします。

今回は試しに空港のコンビニを選択してみました。例えば、行きと帰りの空港が違うツーリングの場合に、飛行機輪行用の大きな輪行バッグを空港に送れたら便利なはず。どうやら指定できるようです。

最後に「お支払い」ボタンを押せば手続きは終了……のはずですが、今回はテストでやっているので、この先の画面は試していません。

ここで支払いが完了すると、受取時に使う画面のURLが表示されるようですが、詳細は試せていません。

発送

前述の通り、発送は郵便局で行います。「ゆうプリタッチ」という専用のプリンタが必要になるからです。ゆうプリタッチが設置されていない郵便局では、窓口で作業を行ってくれるようです。

このプリンタにアプリで表示されるQRコードを読み取らせると、発送用のラベルが出力されます。後はラベルと荷物を預けて終了です。会計は、クレジットカードから行われます。

コンビニ受取

受け取りが可能なコンビニは、以下の3社です。

・ファミリーマート
・ローソン
・ミニストップ
残念ながらセブンイレブンは未対応ですが、大手3社のうち2社を抑えているので十分でしょう。
荷物の受け取りは店舗内の情報端末(ファミマならFamiポート、ローソンならLoppy)を操作し、荷物番号を入力する必要があるようです。受取時にはちょっと手間がかかりますね。バーコードなどをレジで読み取ってもらえるだけで受け取れるのが理想ですが。

まとめ

「ゆうパック スマホ割」アプリを使って、出先のコンビニで荷物を受け取る方法を紹介しました。

「発送は郵便局からのみ」「荷物サイズは3辺合計100cm」「受取時は店頭端末の操作が必要」という制限はありますが、コンビニで個人発送の荷物が受け取れるのは素晴らしいですね。

まだ実際に使ったわけではないので、近い内に実際使ってみる予定です。必要な情報があれば追記します。

著者情報

年齢: 36歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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