HUNTがワールドツアーチームにホイールを供給

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このブログはニュースサイトではないので、プロロードレースのネタは専門外ではあるのですが。ちょっと驚いたニュースがありました。

ホイール直販ブランドの「HUNT」が2021年度より、ワールドツアーチームである「Team Qhubeka ASSOS」にホイールを供給するというのです。

目次

ニュース概要

ホイール直販ブランドである「HUNT」が、最高カテゴリーのワールドツアーチームである「Team Qhubeka ASSOS」(現:NTT Pro Cycling)のホイールサプライヤーとなるようです。

各SNSで発表

 

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NTT Pro CyclingのTwitter、HUNTのInstagramがそれぞれ、喜びの声を伝えています。

プレスリリース

下記は、NTT Pro Cyclingから発表されたプレスリリースです。

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書いてある内容はお約束的な内容ではありますが、とりあえず「2021~2022年の2年契約」ではあるようです。まだどのホイールが使われるかなどは不明ですね。

雑感

ニュースに対しての私の感想です。

気になる生産能力

このニュースを聞いて真っ先に思ったこと。「HUNTにプロチームに供給する生産能力があるのか?」ということ。

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上記記事でも書きましたが、HUNTのホイールは納期が結構掛かります。私は注文から3ヶ月掛かりました。

そして、これからHUNTが飛び込むのは湯水のようにホイールが消費されるプロレースの世界。……正直、ちょっと大丈夫なのか心配です。

ただ、現状の納期遅れが、Team Qhubeka ASSOSへの供給の準備でラインが塞がっていたのが理由だとしたら納得は出来ます。

それに、一般ユーザへの販売は恐らくオーダーメイドなのに対し、選手への供給はある程度決まった仕様にはなるはず。それならば対応できるのかもしれません。

どんなホイールが使われるのか

次に気になったのは、使われるホイールの種類。

Team Qhubeka ASSOSが来年使うフレームは引き続きBMCであるようです。今年、NTTはディスクロードであったことから、HUNTから供給されるホイールも当然ディスクブレーキホイールになると思われます。

HUNTのディスクブレーキホイールを使い始めて一ヶ月ですが、かなり満足しています。他の持っていたホイールは全て手放したほど。

飛び抜けて高性能な部分は無いのですが、バランスがとても良いと感じています。NTT Pro Cyclingの前のサプライヤーであるENVEよりはネームバリューは落ちますが、性能は肉薄しているんじゃないでしょうか。……私はENVEは試したことがないので想像で言ってますが。

そして、プロチームに供給されるのがどのホイールなのかも、HUNTユーザー的には気になります。

プロが使うのは通常チューブラーですが、HUNTはチューブラーのホイールをほとんど販売していません。クリンチャーが14本あるのに対し、チューブラーはわずか1本。しかもシクロクロス用の30mmハイトホイールです。

HUNTご自慢のフラグシップホイールである「HUNT 48 LIMITLESS AERO DISC」は現在クリンチャー仕様しかありませんが、これをチューブラー仕様にして持ってくるのではないかと私は予想しています。

爆音フリーを使うのか

HUNTのホイール、とにかくフリーハブの空転音がうるさいのです。あれ、プロトン内で空転させてたら大不評な気がするのですが。

オプションの静音フリーが採用されるのか、それとも全く新しいフリーボディを採用するのか、個人的には注目しています。

まとめ

HUNTのホイールがワールドツアーチームに供給されるというニュースについて紹介しました。

いや、正直驚きました。先日買った「知る人ぞ知る」と思っていた直販ホイールがいきなりワールドツアー投入ですからね。近所の町工場がiPhoneの部品を手掛けることになった的な驚きがありました。

これによって、HUNTの生産能力があがり、更にプロの現場で磨かれてホイール性能が上がることを期待しております。来年はホイールにも注目してレースを見ることになりそうです。

著者情報

年齢: 36歳 (レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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