HUNTホイール、届く

  • 2020年11月13日
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8月に注文した、イギリスのホイールメーカー「HUNT」のホイール、「HUNT 44 AERODYNAMICIST CARBON DISC WHEELSET」。ようやく届きました。

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届くまで

待ちに待ったホイール。結局、手にするまでに約3ヶ月掛かりました。

延期に次ぐ延期

注文日は8月16日。注文当初の出荷予定日は、「9月第5週」でした。

HUNTではサイトから注文のトラッキングが可能であり、定期的に自分のホイールの状態をチェックしていました。しかし、以下の通り延期に次ぐ延期が。

① 10月第1週に延期: 静音フリーハブ欠品のため
② 10月第4週に延期: 倉庫輸送中のトラブルのため
③ 11月第2週に延期: 理由不明
④ 11月第4週に延期: 理由不明
①は仕方ないです。私が希望して換装してもらったので、これは了承した延期と言えます。
ただ、さすがにそこから3回も出荷予定日が伸びるとは予想だにしていませんでした。恐らく②の延期は何らか輸送中に破損でもあったか、不良品でも見つかったのではないかなと推測。完組ホイールメーカーのように見えて実はオーダーメイドホイールメーカーなので、不良が見つかったら最初から組み直しになるわけです。これも仕方ない。
とはいえ、そこから更に2度の延期は……。私の記事を見て注文した人が10月初旬にホイールを手にしているのに、なぜか私には届かない状態。さすがにヤキモキしましたが、性能で選んだホイールなのでキャンセルするつもりもありません。腰を据えて待つことにしました。
しかし、11月10日に急遽「出荷通知」が届きました。4回延期されましたが、1回前倒しされた形になります。

出荷~到着

出荷連絡から到着までは早かったです。

火曜日に出荷連絡が来て、木曜日の夕方には届きました。わずか3日。さすがDHL。配送料金が7000円ほどと高価ですが、これだけ早いと納得ですね。

なお、今回DHLに支払った金額は8700円。立替手数料が結構高いんですよね……。国内消費税は128000円の輸入額に対して6%なのでこんなもんでしょう。

 

長かった……。

届いた時の様子

さっそく開封です。

開封

なかなかコンパクトに収まっています。

チューブレス用のリムテープが最初から貼られています。チューブレスタイヤを一緒に頼むと装着してから送ってくれるサービスもあるのですが、納期が2~3日遅れるらしいです。

付属品

ダンボールの余りスペースには以下の付属品が入っていました。

・8/9/10速用スペーサー
・スペアスポーク・ニップル付き(3本)
・チューブレスバルブ(2本)
・6穴用コンバーター
スペアスポークが付属するのはありがたいですね。

ご対面

いよいよ3ヶ月待ったホイールとご対面です。

HUNT 44 AERODYNAMICIST CARBON DISC WHEELSET。実売13万円弱ですが、安っぽさは無し。カッコいいと思います。
知人が買ったHUNTのホイールはスポークが緩んでいたりしていたそうですが、私のものは特に問題は無さそうでした。

実測重量

とりあえずは重量測定。結果は以下の通り。

前輪: 685g
後輪: 827g
合計: 1512g(リムテープ込)
リムテープの重量が分かりませんが、前後10gずつと仮定して合計1492g。公称重量は1466gなので、+26gのサバ読み。まぁ、2%程度なのでこの程度は誤差でしょう。
44mmハイト、リム外幅29mmの超ワイドリムとしてはかなり軽いと思います。

ローター&タイヤ取付

ディスクローターとタイヤを取り付け。

RT-MT900を、レーゼロカーボンDBから引き続き使用します。

タイヤはクリンチャー運用にします。ブルベに使いたいので、チューブレスはどうも不安で。しかし、ディスクブレーキなのでチューブは冒険してみました。

ポリウレタンチューブ「REVOLOOP」です。実測40g。更に軽量なレースシリーズもありますが、今回はノーマル厚のものです。それでも軽い。リムハイトが44mmあるので、少し長めの60mmバルブとしました。

リムは若干径が大きいのか、比較的嵌めやすいGP5000でも苦戦。でも、最終的にはタイヤレバーを使わずに取り付けることが出来ました。

静音フリーの性能

恐らく納期が大幅に遅れる原因となった静音フリー。果たしてその性能は……?

想像以上に静かでした。フルクラムと同等くらいの音量ですね。ノーマルのHUNTハブはこれの3倍は音量があります。

音量だけではなく、音の高音成分が少ないのも、うるさいと感じない原因かもしれません。待った甲斐はありました。

初乗り

本来なら購入したホイールはショップでお金を出してテンション等を見てもらってから乗るのですが、今回は待ちきれず乗ってみることに。

簡単なファーストインプレッションを書いていきます。

見た目

フレームはグロス塗装、ホイールはマット塗装なので浮いてしまうかな?と思ったけれど、そんなことはありませんでした。

 

リムには手書き風の「Aerodynamicist」の文字。空力の専門家によって設計されたことを示しています。

ちなみに、この文字が書いてある辺りが一番リム幅が太く、29mmあります。

加速性能

それまで使っていたレーゼロカーボンDBに比べると剛性は低め。加速感はレーゼロカーボンDBのほうが上。

ただ、レーゼロカーボンはフレームに対して硬すぎたので、丁度よい剛性感です。フレームとホイールのリズムが合う感じがあります。

乗り心地

アルミスポークのレーゼロカーボンDBに比べて、ステンレススポークのHUNTは乗り心地がよく感じます。タイヤの種類も違うので一概に比較は難しいですけども。

まだ長距離乗っていないので、正式判断は一度に100km以上乗ってから。

巡航性能

いつも練習している平地コースでテスト。

レーゼロカーボンDBで感じていた高速域での伸びなさは無く、40km/h以上にも自然にスピードが伸びて行き、そのままスピードの維持が可能でした。自慢の「Aerodynamicist」仕様のリムが良い仕事をしているんですかね。高速域でのスピード維持に必要なパワーは明らかに減っています。

感触

上手く言い表すのが難しいんですが、「リムブレーキのホイール」に近い感触があります。

これまで何本かディスクブレーキのホイールを使ってきましたが、どれも挙動が不自然であるように感じていました。フレームとの相性があったのかもしれませんが。どうもディスクブレーキ特有の硬さを感じてしまうホイールばかりでした。

HUNTのホイールは足当たりが柔らかく、挙動も自然。尖った性能はありませんが、全方面で優等生に思えます。多分、方向性としてはDT Swissあたりが近いのでしょう。

まとめ

待ちに待ちましたが、納品されたホイールの出来には満足しています。

私はHUNTを「完組ホイールメーカーの直販サイト」と思って注文したのですが、それは間違っていましたね。「オリジナル部品を使った手組ホイールメーカー」という見方のほうが正しいと思います。

基本的に全てのホイールがオーダーメイドで、何か少しでもトラブルがあると代替が効かずに納期は遅れるわけですね。表示されている納期はあくまで目安。もちろん何事も無ければ、ちゃんと最初に示された納期には届いているようです。

フレームビルダーにフレームを頼んだ時のように、納期は気にせず待ったほうが精神衛生上は良いと思います。私は待ちきれずに急かしてしまいましたが……。


とりあえず、このホイールならばブルベに投入しても問題が無さそうだという確信は得られました。

来年から徐々にINFINITO CVでもブルベを走って見る予定です。まずはディスクロードの輪行の練習をしなくては……。

著者情報

年齢: 36歳 (レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。