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キャノボルートにおける通行規制の事例紹介
本記事では、キャノボ中によくある通行規制の事例をご紹介します。
ここで取り上げる交通規制は「一時的な交通規制」です。自転車通行不可標識による、恒久的な交通規制は対象としていません。
まえがき
キャノボの走行距離は500km以上。ルートのどこかで何らかの通行止めが起こっていることは珍しくありません。
計画していたルート上に通行止めがあると、迂回の必要が生じます。迂回路は単純に距離が伸びるだけではなく、その迂回路を検討する時間もタイムロスとなります。時間制限の厳しいキャノボにおいては避けるべき事態です。
大規模な工事・イベントによる交通規制は事前に把握が可能です。こちらの場合は事前に迂回路を検討すれば(多少距離は伸びますが)タイムロスは少なくて済むでしょう。
小規模な工事やイベントは事前に把握することは難しいですが、「通行止めがあったらどうするか」ということを事前に考えておくだけで冷静に対処することが出来るはずです。
ここからは、キャノボ中によくある通行止めの事例を紹介していきます。
歩行者天国による通行規制
歩行者天国については、各自治体や警察のサイトで区間と時間帯が公開されています。
歩行者天国は自転車を押し歩きすれば歩行者として通過することも可能なので、規制区間の距離によって迂回するか押し歩きするかを判断する必要があります。
2021年11月現在、キャノボで通るルートにおいて通年で実施されているのは銀座付近の1件のみです。昨今はR246ルートを使う人が多く、こちらの場所も通らないケースが増えています。
国道15号線(銀座付近)
R15ルートの銀座区間は、土日祝の昼から夕方までは歩行者天国となります。
よくあるのは「大阪を土曜の午後にスタートした」ケースです。ラスト5kmでこちらの歩行者天国にぶつかることになります。
「R15ルート」の記事でも解説していますが、昭和通りや日比谷通りで迂回は可能です。そもそも、歩行者天国にぶつからない時間にスタート時間をずらしておくのも良いでしょう。
不定期な歩行者天国
常設ではなく、年に数回だけ歩行者天国になる場所というものも存在します。
キャノボとは関係ありませんが、こちらはブルベ中に遭遇した川越の歩行者天国の写真です。
こちらの歩行者天国は通年ではなく、8月と9月の週末に2回ずつ開催されています(参考リンク)。
細かく調べていれば事前に把握は可能かもしれませんが、なかなか難しいと思います。遭遇してしまったら素直に迂回路を探しましょう。
工事(災害含む)による通行規制
工事による通行止めも時々あります。
歩道を徐行で通過できればよいのですが、歩道を含めて全面通行止めになっている場合もあります。
キャノボにおいては冬期閉鎖するような場所は通らないはずなので、道路工事か災害工事のどちらかになるはずです。
大規模工事
道の形が変わるような大規模な工事であれば、自治体のサイトで工事情報が公開されています。
例えば、「和歌山・奈良・三重 道路規制情報」というサイトを確認すると、これら3県の道路規制情報を確認することが出来ます。
災害工事
台風などによる土砂崩れで通行止めになることも割と多いものです。
割とよく崩れるのがR25の亀山周辺区間。実際にキャノボ挑戦中の方がこの規制に遭遇してしまい、10分ほどタイムオーバーしてしまったこともあります。
災害工事も基本的に自治体のサイトで規制情報が公開されていることが多いものです。台風が通過した後のチャレンジの場合、ルー上に崩落などが起きていないかの確認は行ったほうが良いでしょう。
小規模工事
小規模な工事は自治体のサイトにも載っていないことが多いものです。
歩道徐行で回避できればそちらで、全面通行止めの場合にはその場で迂回ルートを探しましょう。
イベントによる通行規制
キャノボのラッシュ時期である春・秋は、他のイベントにも適した季節です。
特に秋はマラソン等のスポーツイベントや、地域の祭りが開催されることが多く、それにともなった通行規制が発生します。
スポーツイベント(マラソン・駅伝など)
マラソンやトライアスロン、駅伝などは国道を大規模に封鎖します。
キャノボルートと関わりが深いイベントの一例を以下に挙げておきます。
・11~3月: 湘南国際マラソン(江ノ島~二宮)
・12月: しずおか市町対抗駅伝(清水~静岡)
・11月: 全日本大学駅伝(熱田神宮~四日市)
お祭り
事前に把握が難しいのが、地域のお祭です。特に静岡県では秋口に祭りが行われていることが多いです。
キャノボではありませんが、ほぼ同じルートを通るブルベ「東海道600」では由比の旧東海道が祭りで全面通行止めだったことがあります。この際は、一本北の道に迂回したことで事なきを得ました。
まとめ
キャノボルート上の通行規制の事例について紹介しました。
事前に把握出来る規制は把握した上でコース取りをすること、また想定にない通行規制があった場合にどうするかを予め考えてシミュレートしておくことが大切です。
(完)