自転車知の集積地 「自転車文化センター」の紹介

ロードバイク Advent Calendar 11日目

東京・目黒にある「自転車文化センター」をご存知でしょうか?

具体的にはここにあります。JRほか目黒駅から徒歩3分。自転車総合ビルという、自転車関係の団体が多数入ったビルの一階にある施設です。

自転車に関する調べものをしたい時にはこれ以上ない施設なのですが、あまり知られていないので紹介させて頂きます。

どんな施設?

端的に言えば、

 ・自転車に関する書籍の図書館
 ・自転車に関する展示スペース

を兼ねた施設となります。

ちなみに、毎年行われている「ハンドメイドバイシクル展」は自転車文化センターが主催しています。

図書館

自転車に関するあらゆる書籍が蔵書されています。蔵書数は約13000冊。恐らく、自転車分野なら国会図書館より網羅度は高いでしょう。単行本だけではなく、雑誌もあり、各自転車雑誌が創刊号から全て閲覧可能です。

ただし、閲覧は館内のみ。貸出はありません(様式を提出し、有料での貸出は可能)。書籍ページの写真撮影も禁止です。館内のコピー機で資料のコピーは取れます(友の会 会員限定)。

私は自転車に関する調べものをする時はここに足を運ぶことにしています。主に以下の調査をするときに使いました。

 ・自転車による東京大阪24時間切りは誰が最初に達成したのか? → 調査結果
 ・東京大阪タイムトライアルの歴史 → 調査結果
 ・オフザフロント(1990年代に販売されていたバーテープ)について
 ・全国の老舗自転車店情報

図書館のエリアは、一般エリア・会員専用エリア・地下書庫の3種類に区分されています。

(1) 一般エリア

来館者が誰でも読める本が置かれているエリアです。

雑誌の最新号や、比較的新しいムック本、単行本が置かれています。ここだけでも結構楽しめます。

(2) 友の会 会員専用エリア

BCC友の会 会員のみがアクセス出来るエリアです。

入会費は500円。受付から申し込めます。2年間来館が無いと失効しますが、一度でも来館すれば有効期限が2年間延長されます。

こんな感じの会員証が貰えます。この会員証を受付で見せることで、会員専用エリアへの立ち入りが可能になります。更に、入会時にはテールライトや反射シールも貰えますので、もはや実質無料なのでは……?


会員専用エリアの蔵書数は、一般エリアの数倍です。あらゆる自転車本が読み放題になって、たった500円。素晴らしい。私もやっとの思いで手に入れた「チャリンコひと漕ぎ東京~大阪」も普通に置かれていました。更には映画「シャカリキ」の台本や、自転車をテーマにした少女マンガまで、あらゆる自転車本があると言って良いでしょう。

(3) 地下書庫

公開されているエリアの他にも地下に書庫があるようです。

受付で係の方に読みたい本を頼むと持ってきてもらえます。自転車雑誌の昔のバックナンバーや、貴重な資料は書庫の方に保存されているようですね。サイクルスポーツ誌の創刊号などを持ってきて頂いたことがあります。

展示スペース

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テーマを決めた展示を行っています。展示スペースは二箇所。ビル入り口脇と、図書館の内部です。数ヶ月ごとにテーマは変わります。

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貴重なデイレイラーの展示。

こちらは小径車展の時の展示。自転車文化センターは本だけではなく、自転車そのものやパーツも多数保存しているようです。まさに文化センター。

施設情報

品川区ですが、最寄り駅は目黒駅です。あまりにも駅が近く、自転車を置くところはありません。徒歩での来訪をオススメします。

 住所: 東京都品川区上大崎3-3-1
 時間: 9:30~17:00(入館は16:45まで)
 定休日: 月曜日(祝祭日の場合は翌平日)、年末年始
 入館料: 無料/会員専用書棚へのアクセスは会費500円

まとめ

個人的には素晴らしい施設だと思っているのですが、いつもガラガラです。自転車のことを調べるのに、こんなに優れた所はないのですけどね。

インターネットでどんな情報でも手に入ると思われている現代ですが、紙媒体にしか残っていない情報も意外と多いものです。過去のロードレースの歴史を調べるもよし。トレーニング方法の変遷を見るもよし。昔のツーリングルートを調べる事もできます。

雨でロードバイクに乗れない日には、ここで調べ物をしてみるのはいかがでしょうか? 新しい発見があるかもしれません。

記事の著者情報

名前: ばる (@barubaru24

主な自転車の用途はブルベとロングファストラン。
自転車歴は10年。
趣味は「東京大阪タイムトライアル」の歴史調査。