この記事は約 2分で読めます。
Zefal「MAGNUM BOTTLE」
Zefalの出している大容量ボトルです。容量なんと1000ml。
キャノボではなるべく補給の間隔を開けて停止時間や休憩回数を減らすのが定石。しかし、ダブルボトルだと2つボトルケージを塞いでしまいます。そんな時に出番が来るのがこの大容量ボトルです。
一般的な自転車用ボトルの容量は550-650mlであることがほとんどで、大きいものでも750mlが通常の上限。これに対し、本製品は1000mlもの容量があります。大きめのボトルを2本持つよりは少ないですが、小さいボトル2本分に匹敵する水分を持ち歩くことが可能です。
私の場合、片方のボトルケージはツール缶や輪行袋で埋まっていることが多いので、基本的に飲料用のボトルは1本しか持てません。輪行袋をサドルバッグに移すと一段階大きなサドルバッグを持つ必要が出来てしまうので、それを避けたいのです(詳細は「キャノボにおける持ち物の考え方」参照)。
1本のボトルで1000ml持ち歩ける点は魅力的で、補給箇所の少ないブルベや、なるべく停止回数を減らしたいファストランで私はこのボトルをよく使います。
イマイチなのは飲み口。密閉性は高くなく、段差やガタガタの道で結構中身が漏れてフレームに付きます。水なら問題ないんですが、砂糖入りのドリンクだとベタベタに。あと、保温性は無いに等しいです。暑い季節はすぐに中身が温くなります。
一番左が本製品。残りの二本は保温性があるものの、容量が3/4しかありません。保温性が無い=薄いボトルなので、太くすることもなく、そこそこの長さで1000mlの容量を実現できているのですが。
一点、注意してほしいのは、「1000mlの飲み物を持ち歩く」=「装備が1kg重くなる」と言うこと。ボトルを満杯にした直後は、通常のボトル比だと+400~500g重い状態になります。これがパフォーマンスに影響を与えると感じるならば、自動販売機を活用して小さいボトルの中身を入れ替えつつ走った方が結果的に早いかもしれません。ここは個々人の感覚によります。
【良い所】
・ボトルケージを一つしか占有せずに1000ml持ち運び可能
・容量からすると軽め
【悪い所】
・保温機能は無い
・密閉性は低い(結構中身が漏れる)
(完)