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新ランド坂が開通
2021年9月に開通した「新ランド坂」こと、「多3・4・12号読売ランド線」を見に行ってきました。
ランド坂 概要
ランド坂は、小高い丘の上にある遊園地「よみうりランド」に通じる坂です。東京都稲城市と川崎市多摩区を結んでいます。
ランド坂は通称であり、正式には「多3・4・12号読売ランド線」という名前が付いています。
私とランド坂
自転車に乗り始めた当初(2007年)、私は調布市に住んでいました。
そこそこの距離と勾配の坂が近所に無かったので、結構な頻度でランド坂を登っていた覚えがあります。路肩も狭いし勾配も急ですが、他に手頃な坂が無かったんですよね。
よみうりV通り開通

私が川崎に引っ越してしばらくした2009年、ランド坂の隣に「よみうりV通り」が開通しました。
よみうりV通りは、ランド坂に比べると平均勾配自体はキツいのですが、路面が非常に綺麗で路肩も広く、自転車にとっては非常に登りやすい道でした。
モーターバイクにとっても登りやすい道であったからか、いわゆるローリング族も多く集まる道にもなりました。ある時から夜間はモーターバイクは通行禁止になってしまいましたが。
距離1km、獲得標高70m程度の短い坂ではありますが、川崎の海方面からは一番アクセスの良い「長めの坂」ということで、今でも良く登りに行きます。
ランド坂がリニューアル?

よみうりV通りが開通してから自転車乗りはそれほど通らなくなった(であろう)ランド坂ですが、2019年頃からルート切り替えの工事が始まりました。

2021年9月27日、ランド坂の新ルートが開通。
この時点ではまだ緊急事態宣言が開けていなかったため見に行けていませんでしたが、10月になって時間が出来たので見に行ってみることにしました。
新ランド坂 現地レポート
10月24日に新ランド坂を見てきました。
今回のルート
下記が新ランド坂のルートになります。
参考までに旧ルートも示しておきます。
新ランド坂のほうが獲得標高は少々増えていますが、距離は1.7倍ほどになっています。
京王よみうりランド駅~トンネル入口
スタートは「読売ランド駅前」交差点から。こちらを左折すると「よみうりV通り」ですが、今回は直進します。
序盤は旧来のランド坂と同じ場所を通ります。ただ、随分見通しが良くなっていますね。
この先にはトンネルがあるのですが、トンネル手前100mから「自転車走行不可」の予告標識が立っています。
稲城よみうりランド坂トンネル
今回開通した「稲城よみうりランド坂トンネル」は自転車通行禁止。ということで歩道に入ります。
そのまま車道でトンネルに突撃していったロードバイクの若者が居たので「車道は自転車禁止ですよ!」と声を掛けました。
トンネル内。ガードレールもあり、歩道はかなり広めに取られています。
割とトンネル内は明るかったですが、ライトは点灯。トンネルはそこまで長くありません。
ここはトンネルというのか、何なのか。
トンネルを抜けた所です。
青看板の左側はマスキングされていますが、将来的には稲城駅方面へ道が伸びるようですね。今、土が盛られている山もいずれ撤去されるんでしょうか。
トンネル出口~丘の湯
トンネルを出てしばらくすると、今度は「自転車は車道へ」と命じられます。
トンネルを出た先のエリアは「開発中!」感が凄いです。これは今だけの雰囲気でしょう。恐らく、商業施設か住宅街がここに造成されるんじゃないでしょうか。
そして、丘の湯方面に向かう旧道へと接続。旧ランド坂を走ったことがある人は知っている、ラストのヘアピンカーブの所です。
10月末現在ではこちらの道が暫定的に残っていますが、将来的にはこの区間も廃止されるようですね。
丘の湯前まで来て、振り返った写真。開発中って感じですね。
同じ場所から旧ランド坂方面。まだ道路は残っていますが、これもそのうちなくなってしまうはず。
この写真が取れるのも今だけだと思うので、パノラマ写真も撮影しておきました。
まとめ
新ランド坂に行ってみたレポートでした。
全体的に勾配は緩くなりましたが、トンネルは歩道走行となっており、そこまで走りやすいとは言えないと感じました。自転車で生田方面に抜けるだけであれば、従来通り「よみうりV通り」を使ったほうが良さそうです。
ただ、今後はこの新ランド坂と稲城駅方面の道が接続されることになるはずです。そうすると、走れる長めの坂が増えそうなので今から楽しみですね。……神奈川県の都市部、1km以上の坂がホント貴重なんです。
今後またルートが変わったら、またレポートを書こうと思っています。
著者情報
年齢: 37歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: BIANCHI OLTRE XR4(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。